今日のトピックス、「森林、温暖化防止に貢献」「自然エネルギ―協議会発足」「フィリピンで再生エネ発電所」「マレーシアで家庭用太陽光」「渤海原油流出事故続報」「図解でわかるマグロ絶滅の危機」「“絶滅”カエル、87年ぶりに再発見」「ウミガラス」「新種ハブ」、ほか。

アッパーなBGMで、ノリノリで更新。
……
……
……ふぅ〜


◆ ◆みんな大好き、地球温暖化の話題◆ ◆ 

07月15日 10:58 ロイター
森林は温暖化防止に想定以上の貢献=豪研究者が調査報告 
 http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPjiji2011071500283

そらそやろ〜な。

>森林はこれまで考えられていた以上に温暖化防止に大きな役割を果たしていると論じた調査報告が明らかになった。 

>この報告は、豪州の「連邦科学工業研究機構」(CSIRO)のグローバル・カーボン・プロジェクトの責任者ペプ・カナデル氏が中心となってまとめたもので、米誌サイエンス最新号に掲載された。 

>しかしカナデル氏らによると、森林破壊によるCO2排出量が107億トンに上ると推定され、森林を破壊せず保護していた場合の森林の温暖化防止効果ははるかに大きくなるという。 



◆ ◆自然エネルギー系◆ ◆ 

07月14日 毎日新聞
自然エネルギー協議会:発足 孫氏、脱原発と「商機」 次世代送電網を視野 
 http://mainichi.jp/life/ecology/archive/news/2011/07/20110714ddm008040084000c.html

ふーん。ま、様子は見とくで。


07月15日 08:31 NNA(yahoo! 経由)
【フィリピン】再生可能エネ発電所を建設へ:日系合弁電力、水力など8カ所に 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110715-00000008-nna-int

メモメモ。

>丸紅と東京電力が折半出資するエネルギー関連企業ティーエナジーは、ルソン地方で水力、太陽光、バイオマスといった再生可能エネルギー(RE)を活用した発電所の建設を計画している。 

>2008年の再生可能エネルギー法(共和国法第9513号)に基づき、各電力会社は、電力発電の一定割合を再生可能エネルギーによるものとすることが義務付けられている。 


07月15日 08:31 NNA(yahoo! 経由)
【マレーシア】家庭用太陽光発電の商機探る:日本総研NEDOから調査受注 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110715-00000004-nna-int

三井住友フィナンシャルグループ日本総合研究所を中心とする企業連合が、マレーシアにおける家庭用太陽光発電システムの需要や環境対策効果を探る調査を進める。新エネルギー・産業技術総合開発機構NEDO)が公募した、地球温暖化対策の技術普及に関する新興国各国での調査事業として採択 

太陽の豊な土地だもの。


07月15日 11:03 東洋経済オンライン(yahoo! 経由)
被災地に新エネルギー特区を、地域主導型電力網のモデルに 
 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110715-00000000-toyo-bus_all

メガソーラー一辺倒ではない記事。少し長いので、アドレスだけペタリ。



◆ ◆石油文明と環境破壊◆ ◆ 

07月15日 17:30 サーチナyahoo! 経由)
渤海原油流出量予想は1500バレル…賠償金は最大24億円か 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110715-00000061-scn-cn

続報。

渤海海上油田「蓬莱19―3」の原油流出問題について、同油田を中国海洋石油公司と共同開発した、米石油大手コノコフィリップス社の全額出資子会社、コノコフィリップス中国有限公司(康菲中国)は14日、渤海に流出した原油やオイルベースの掘削汚泥などの流出総量は、約1500バレル(約240立方メートル)にのぼると発表。現在、独立第三者機関による流出量の確定を行っていると明かした。中国新聞社などが報じた。 



◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆ 

07月14日 18:22 AFPBB
【図解】絶滅の危機にあるマグロ 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2813127/7498860

凄く分かりやすい図へのリンク。


07月15日 08:06 AFPBB
足がひょろ長い、虹色の希少ヒキガエルを再発見 ボルネオ島 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2813135/7499893

07月15日 12:22 CNN
虹色の希少ヒキガエル、87年ぶりに発見 マレーシア 
 http://www.cnn.co.jp/fringe/30003386.html

07月15日 ナショナル ジオグラフィック
“絶滅”のカエル、87年ぶりに再発見 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110715003&expand

カエルの癖に前肢が長いよ、カエル!!

サンバス・ストリーム・トード(Sambas Stream Toad)またはボルネオ・レインボー・トード(Borneo Rainbow Toad)と呼ばれ、学名はアンソニア・ラティディスカ(Ansonia latidisca、コオロギヒキガエル属)。ヨーロッパの探検隊が1924年に確認したのを最後に、手がかりがつかめなくなっていた。 

毒々しいカラーかわいい。


07月15日 11:07 毎日新聞yahoo! 経由)
ウミガラス:ふ化 天売島でヒナ確認−−絶滅危惧種 /北海道 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110715-00000064-mailo-hok

ウミガラスは鳴き声からオロロン鳥と呼ばれ、戦前の天売島には4万羽が飛来したとされる。だが近年は激減し、今年の飛来はわずか20羽。環境省は03年から保護に取り組み始めたが、オオセグロカモメが繁殖地周辺に分布域を拡大し、04年以降で巣立ちが確認されたのは08年(3羽)しかなかった。 
 
>同事務所は地元猟友会と協力し、繁殖地周辺に限って発射音の小さいエアライフルを使用。5月23日から週1回の狩猟でオオセグロカモメ82羽、ハシブトガラス30羽を捕まえた。 

今年からエアライフルを使って天敵捕獲を行っているとのこと。



◆ ◆新種! ◆ ◆ 

07月14日 ナショナル ジオグラフィック
世界最小クラスの新種ハブを発見、中国 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110714001&expand

ヘビぃ〜!!

>学名は「プロトボトロプス・マオラネンシス(Protobothrops maolanensis)」。研究チームのリーダーで、中国の広東省広州にある中山大学に所属する楊剣煥(ヤン・ジェンファン)氏は、「まったく予想しておらず、思わぬプレゼントだった」と話す。 

>楊氏の研究チームは、南西部の貴州省にある茂蘭(マオラン)自然保護区での森林調査中に新種を発見した。地面に生息する種で、体長は最大で約70センチ。中国国内で最小のハブだった。 

でも地元の少数民族たちの間では日常的に知られているハブだったっぽい。最小といっても70センチやから、案外長い。


◇ ◇ ◇

今日は少しずつでも分室の「原発さんニュースクリップ」にかかるので、
こちらは前倒しで。
明日の更新は未定です。


それではまた、次回に。

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今回のトピックス、「カーボンシンク効果は過大評価?」「ヤクルト、太陽光販売も」「長野の小型水力」「サマータイムで省エネにならない例も」「中国の原油流出事故続報」「車が壊す生態系・昆虫とその循環編」「ナイキ・アディダスの中国工場排水から有毒物質」「メジロ捕獲も全面禁止へ」「アフガンの野生動物」「新種のホソユビヤモリ」「道具を使う魚」、など。

昨日は暑さに負けました。
今日もまだ本調子ではないですが、まあそれなりに。
と、いうことで2日分です。
今日の分の巡回は夕方で切ったのですが、記事は多いです。


◆ ◆みんな大好き、地球温暖化の話題◆ ◆ 

07月14日 10:40 ロイター
地球温暖化でのカーボンシンク効果は過大評価か 
 http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPjiji2011071400248

心のどこかで、ああやっぱりな、と思った記事。

>科学者らは14日、英科学誌ネイチャーで、地球温暖化との闘いにおけるカーボンシンク(炭素貯蔵所)の効果は考えられているよりも小さい可能性がある、との研究結果を発表した。 

>研究を行ったのは米国の北アリゾナ大学のバン・グレーニゲン氏らの科学者グループ 

>多くの植物はCO2レベルの上昇に伴いより速く成長し、大気中からより多くのCO2が吸収されるが、その効果の一部は亜鉛化窒素とメタンが増えると相殺される。バン・グレーニゲン氏らは、これによって気候変動を和らげる上でのカーボンシンクの能力がこれまで推定されていたよりも少なくとも16.6%低くなるとしている。 

>これは地球温暖化のペースがこれまで考えられていたよりも速くなる可能性があることを意味しており、同氏らは気候変動の影響を調べるのに使われるコンピューターモデルを調整する必要が出てくると指摘した。 

亜鉛化窒素の温室効果はCO2の約300倍、メタンは約21倍に上るという。 

そうそう、二酸化炭素だけではあらへんねんて。



◆ ◆自然エネルギー系◆ ◆ 

07月13日 23:10 朝日新聞
ヤクルトレディーが太陽光発電を売り込み 北関東3県 
 http://www.asahi.com/business/update/0713/OSK201107130247.html

どんなタイプの太陽光発電を取り扱っているのか、ちと気になる。

>京セラ製の太陽光発電システムを、1千人のヤクルトレディーが栃木、群馬、茨城の3県で売り込んでいる。約10万軒の顧客網を使い、顔なじみの主婦らに口コミで太陽光発電の魅力を伝える。警察と連携してヤクルトレディーが防犯チラシを顧客に配る例は多いが、太陽光発電の販売を手がけるのは極めて珍しい。 

防犯チラシかー。意外とタイアップ多いねんな。


07月14日 13:02 毎日新聞yahoo! 経由) 
水力発電所:環境に優しいと再評価 佐久市「太陽光、風力よりも安定」 /長野 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110714-00000152-mailo-l20

これは貴重な成功例。参考になる、メモメモ。

佐久市横根にある農業用水で水車を回して発電する小水力発電「平根発電所」が、環境に優しいエコ発電所として再評価されている。1954(昭和29)年の稼働開始と古く、昨年、管理者の佐久市事業仕分けで運営から手を引く意見も出た。しかし、市は「太陽光や風力発電に比べ、天候に左右されず24時間、安定した電力供給ができる利点がある」と施設の長寿命化の調査研究や、機器更新などの検討を進めている。 

>市建設部によると、10年度の年間発電量は約270万キロワット時。公園全体の需要の98%を賄った上に、余剰電力145万キロワット時を中部電力に売電し、約713万円の収入があった。公園の全電力を購入した場合と比較して、約200万円の黒字。 

>昨年、民間の仕分け人らが参加した事業仕分けの結果では、将来の改修費負担もあり、複雑な事業形態を明確にする▽市の歴史資産として維持すべきだ−−などの意見が出て「要改善」と判定されていた。 

地域での小規模発電を回していくというプラス面はどこまで評価されたんやろか。そりゃええことばかりやあらへんとは思うねんけども。



◆ ◆やればできる省エネ・節電◆ ◆ 

07月13日 18:00 毎日新聞(goo経由)
<節電>サマータイム逆効果!? 1人暮らし多く、帰宅後に電力消費−−産総研分析 
 http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/ecoscience/20110713dde041040027000c.html

なんか、こっちも「そんなこったろうと思った」的な分析が。

打ち水や日本版サマータイムを実施しても、都心での電力消費は減らないことが、産業技術総合研究所や明星大などのチームの分析で分かった。職場を早期退社しても、家庭でのエアコン利用が増えることなどが理由という。 

>午後4時に終業するサマータイムでは、オフィスの電力需要は10%減るが、自宅でより多くのエアコンを使うため、集合住宅で27%、一戸建てで23%それぞれ増え、全体では4%増となった。東京の場合、1人暮らしが全世帯の約4割を占めるため、夕方以降にエアコンなどを使う世帯が増えるのが理由としている。 

>一方、すだれなどによる日差しの遮蔽(しゃへい)では5%減、エアコン設定温度の見直し(住宅24・5度、オフィス26度からそれぞれ28度)で5%減の効果があった。 



◆ ◆ニンゲンの経済活動と環境破壊◆ ◆ 

07月13日 13:00 毎日中国経済yahoo! 経由)
蓬莱原油流出事故、海域3400平方キロで水質低下 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110713-00000002-xinhua-int

07月14日 10:16 毎日中国経済yahoo! 経由)
遼寧省の海洋油田で原油漏れ、回収作業完了=中国海洋石油 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110714-00000001-xinhua-int

07月14日 13:17 中央日報日本語版(yahoo! 経由)
中国渤海湾原油流出、ソウル市の7倍の面積を汚染 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110714-00000018-cnippou-kr

07月14日 13:42 サーチナyahoo! 経由)
韓国メディア「黒い恐怖」…渤海での原油流出に説明求める 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110714-00000039-scn-cn

続報。韓国からもツッコミ入ってるし。


07月14日 08:52 ロイター
毎月1330億匹の虫が車の犠牲に、食物連鎖に影響=オランダ研究 
 http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-22194520110713

>オランダの道路では車の走行で1カ月当たり約1330億匹の虫が死んでおり、それによって食物連鎖のバランスも崩されているという。オランダにあるワーゲニンゲン大学の生物学者による研究で明らかになった。 
 
>調査では車を運転する250人に協力を求め、参加者は車を運転する機会ごとにナンバープレートを掃除し、付着した虫の死がいを数えた。 

>調査チームの1人、アーノルド・ファンフィリート氏はロイターに対し、つばめなどの多くの鳥がこれらの虫を食料としており、地域の虫の密集度が鳥の食生活を左右すると指摘。「虫の数が減少した場合、これらの鳥はヒナに与える餌を確保することが難しくなるだろう」と述べた。 

直接車で死ぬ虫もそうやけれども、道路やその他開発のおかげで埋め立てられたりアスファルトやコンクリの下敷きになって失われる土と、その下に棲む昆虫や微生物やモロモロの生きものたちの命も同じことなんやろな、と。
子どもの頃から、アスファルトの道を見るたびに、この下に埋まっていたセミの幼生はやはり殺されたんやろか、と想像しては鬱々としとったんやけど。


07月14日 12:43 AFPBB
ナイキ・アディダスの中国工場排水から有毒物質、長江など汚染と環境団体 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2813048/7494080

グリーンピースによると、問題の工場は揚子江と珠江のデルタ地帯にある2工場。排水を採取したサンプル8点から、ノニルフェノールやフッ素化合物など「複数の有害化学物質」が検出されたという。  

>これらの化学物質は、魚介類を通じて生物濃縮され、低濃度でも人体のホルモンバランスを崩す危険性があり、欧州諸国では規制されている。 

グリーンピースによれば揚子江と珠江のデルタ地帯は、住民6700万人の水源となっている。問題の2工場では、中国国内ブランドのほかアディダスやナイキの製品を製造している。AFPの取材に対し、アディダスからは回答が得られなかったが、ナイキは汚染には関与していないとしてグリーンピースの指摘を否定した。 

ナイキも否定するなら、証拠くらい出せばええのに。



◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆ 

07月13日 14:02 朝日新聞
メジロの捕獲も全面禁止へ 野鳥観賞目的の特例、撤廃へ  
 http://www.asahi.com/national/update/0713/TKY201107130195.html 

07月13日 19:56 毎日新聞
メジロ:愛玩、観賞目的の捕獲禁止…来年4月から 環境省 
 http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110714k0000m040047000c.html

賢明な判断。つか、遅い。

メジロの捕獲は、鳥獣保護法に基づく指針で1世帯1羽までの飼育を前提に認めてきたが、密猟を助長する恐れから「許可しない」となる。野生鳥獣の観賞目的の捕獲がすべての種で禁止されることになる。違反した場合は、1年以下の懲役か100万円以下の罰金が科せられる。 (朝日)
 
どっちかっつーと暴力団対策のようやけれども、とはいえヒトの考え方として、やはり野生種を趣味で飼育するのはどう考えても好ましいことやないねんから。この場合は、例外をつくらへん方がええ例の範疇。


07月13日 ナショナル ジオグラフィック
戦乱を生き延びたアフガンの野生動物 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110713002&expand

とても良記事なので、できれば上リンク先にて全文通読を推奨。

>しかし、よい知らせばかりではなく、注意すべき点もいくつかある。 

>例えば人工衛星による調査から、ヌーリスターン州の森林面積が過去20年で大幅に減少し、現在も減り続けていることが分かっている。 

>「この状態が続けば、この地域に大型の動物は一頭も残らないと思う。ここにまだ野生動物が生息しているのは喜ばしいことだが、今後もずっと動物たちが生き延びられるかどうかは大いに疑問だ」とザーラー氏は言う。 

>ザーラー氏はさらに、森林乱伐の一因は住民が燃料や建材として木を伐採することにあるが、原因の大半は、政治的に不安定なこの地域で監督や規制をほとんど受けることなく操業できる林業にあると指摘する。 

>地元住民がわずかな金と引き換えに伐採権を手放しているのを見ると、虐げられているのは動物ばかりではないことが分かると、ザーラー氏は付け加える。 



◆ ◆新種! ◆ ◆ 

07月14日 ナショナル ジオグラフィック
フォジャ山脈で新種のホソユビヤモリ 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110714003&expand

ヤモリさんかわいいよ、ヤモリ! ふてぶて憎たらカワイイだよ、これ!!

>この新種のホソユビヤモリの特徴が、ニューギニア島に生息する23種にものぼる近縁種のいずれともまるで異なっていたためだ。 

>まず、体長が11センチと、原産地ニューギニア島ですでに知られている約20種よりも小型だったということがある。近縁種には体長30センチにもなるものがある。 

>オリバー氏は、フォジャ山脈の雨林には、まだまだ多くのヤモリが不明種のまま待っていると推測する。何と言ってもこの地域で科学的調査が開始されたのはほんの数年前のことで、まだ短期の調査旅行しか行われていないのだ。「この新種は氷山の一角にすぎない」とオリバー氏は話している。 



◆ ◆本日の、固定概念を覆された生きものの話◆ ◆ 

07月14日 ナショナル ジオグラフィック
豪州で発見、道具を使う初の野生魚 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011071401&expand

07月14日 ナショナル ジオグラフィック
岩を利用、道具を使う初の野生魚 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011071402&expand

サカナ、すげぇ!!

>体を横に倒し、ザルガイを岩に打ちつけるシロクラベラ。道具の使用は人間だけの特徴と考えられていたが、今ではチンパンジーやイルカ、カラス、タコなど多数の動物で確認されている。中には複数種の魚も含まれている。 

>ただし、オーストラリア、セントラルクイーンズランド大学のアリソン・ジョーンズ氏によれば、魚の例は大半が実験室での観察だった。海で確認されたのは今回が初めてだという。 

チンプ、イルカ、カラスの例は見聞きしとるんで特に驚きもないが、サカナ野頭の良さって、ひょっとすると相当のもんなんか。
その前に、「頭がいい」の定義をどう取るかにもよるねんけども。


◇ ◇ ◇

ともあれ今日はこの辺で。
それではまた、次回に。

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今日のトピックス、「温暖化対策見直しへ」「地熱発電」「サハリン2はクジラも殺す」「渤海油田流出事故、まだ終わらず」「原発計画中の海に暮らすカンムリウミスズメ」「アカウミガメ産卵in徳島」「サイ頭部の盗難相次ぐ」「新世界遺産」「その他 猫写真」、など。

明日まとめてと思っていたのですが、意外と量が多いので、今日も更新します。
逆に、原発さんニュースクリップ に辿りつけない予感……


◆ ◆みんな大好き、地球温暖化の話題◆ ◆ 

07月12日 00:49 朝日新聞
温暖化対策、原発にらみ 「増設」前提見直し 
 http://www.asahi.com/special/10005/TKY201107110552.html

07月12日 毎日新聞
地球温暖化対策:環境省、行程表見直しへ 
 http://mainichi.jp/life/ecology/archive/news/2011/07/20110712ddm002010085000c.html

そもそも原発から出る核廃棄物の処分法が決まってないというのに、原発が温暖化対策になるだなんていうのがオカシイ。そんな願望を行程表に入れること自体が頭悪すぎだった、てなハナシ。

環境省は昨年末、20年までに原発9基の新増設を掲げた政府のエネルギー基本計画を前提に、20年までの新たな温暖化対策案を取りまとめた。だが、原発事故で基本計画自体が白紙に戻り、温暖化対策案も見直しが避けられなくなった。 (朝日)

甘いモン食いたいんだけど痩せたい! (←by Feel So Bad)みたいなハナシはもう止めにせぇへんか。



◆ ◆自然エネルギー系◆ ◆ 

07月12日 毎日新聞
地熱発電所:岩手に 八幡平市とJFEなど、15年事業化へ 
 http://mainichi.jp/life/ecology/archive/news/2011/07/20110712ddm008020177000c.html

岩手県八幡平市とJFEエンジニアリングなど3社は11日、同市郊外のスキー場跡地を活用し、15年に地熱発電所の事業化を目指す協定を結んだ。国内の地熱発電所は、東京電力が99年に八丈島で運転を始めたのを最後に新設されておらず、実現すれば、16年ぶりの新規稼働になる。 

>まずは7000キロワット級の発電設備を建設し、15年の送電開始を目指す。地熱発電はこれまで、温泉の枯渇を懸念した温泉業界からの反発もあって、普及が進まなかった。ただ、今回の発電予定地周辺にあった温泉施設はすでに廃業している。

もっと増えて欲しいねんけどな……



◆ ◆石油文明と環境破壊◆ ◆ 

07月11日 21:04 時事通信yahoo! 経由)
「サハリン2」開発で絶滅危機=IWCコククジラ保護を―WWF 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110711-00000121-jij-int

>スイスに本部を置く国際非政府組織(NGO)の世界自然保護基金WWF)は11日、日本企業が参加するサハリン沖の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」が、極東アジア沿岸に生息するコククジラを絶滅の危機にさらすと懸念を表明した。 

WWFは、海洋油田開発や船舶航路の拡大、海中での意思疎通を阻害する騒音がクジラやイルカの生命を脅かしていると指摘。刺し網漁などでも多くのクジラ類が死んでおり、生息数が245頭程度に激減している小型イルカもいるという。  

たぶんクジラだけの問題で収まるものじゃなくなるかと。


07月12日 15:14 サーチナyahoo! 経由)
中国国家海洋局「原油流出は終わってなかった」…渤海海上油田 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110712-00000053-scn-cn

07月12日 17:22 サーチナyahoo! 経由)
中国でまたも発覚…遼寧省の油田で原油“少量”流出 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110712-00000065-scn-cn

例の件、やっぱり収まってへんかってんか……(怒)。

>中国の国家海洋局は11日、このほど原油流出が確認された、中国最大の海上油田「蓬莱19−3」B、Cプラットフォーム周辺を衛星による遠隔探査をした結果、両プラットフォーム周辺で10日、油の帯を確認したと発表。同油田から再び、原油が流出している可能性があることが分かった。新華社などが報じた。 

原油の除去作業など、事後処理を担当する康菲石油中国有限公司(COPC)による、原油の再度流出の原因などの説明はない。 



◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆ 

07月12日 09:30 朝日新聞 
天然記念物カンムリウミスズメ 山口・上関町の海域に 
 http://www.asahi.com/science/update/0711/SEB201107110046.html

写真かわええ。鳥好きさんのカメラマンは、プロアマ問わず、ホントいい腕の人が多いからなぁ。

山口県上関町・祝島の南東約4キロの瀬戸内海で、国の天然記念物の海鳥、カンムリウミスズメ5羽が泳ぐ姿を、生息調査中だった北九州市立自然史・歴史博物館の学芸員、武石全慈(まさよし)さんが撮影した。今は、繁殖期(3〜5月)の後に羽毛が生え替わる換羽時期にあたり、成鳥と幼鳥の区別は難しいという。 

>武石さんによると、カンムリウミスズメの繁殖地は分かっていない。ただ、上関町に原発建設を計画している中国電力の調査でも、2008年7月に同町海域で換羽途中の集団が確認されている。 


07月12日 11:51 AFPBB
サイの頭部、また盗まれる フランス 
 http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2812339/7488990

「また」なんかいな。

>頭骨は19世紀のもので、重さは約100キロ。床をひきずって持ち出されたような痕跡があった。 

>欧州ではここ数か月間、サイの頭骨が盗まれる事件が頻発している。3月にはフランス・ルーアン(Rouen)、6月にはベルギー・リエージュ(Liege)、前週には同国の首都ブリュッセル(Brussels)で、盗難事件が発生した。 

>サイの角は、媚薬効果があると信じられている中国で珍重されている。一連の盗難事件の背景には、密売の横行があると考えられている。 

生きているものを殺すことを考えれば、と思うものの、しかしそもそも需要があることの方が問題であるからして。もうまじない信仰そのものを叩き潰さなへんことには。


07月12日 15:36 毎日新聞yahoo! 経由)
アカウミガメ:今季初産卵、119個確認 歴代最も遅く−−美波・大浜海岸 /徳島 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110712-00000262-mailo-l36

カメ!

>同海岸ではかつて、年間100〜200匹の上陸が確認されていた。だが、96年以降は上陸数が激減し、98年の61匹を除き毎年50匹以下に。昨年は53匹が上陸し、関係者はこのまま回復することを期待していただけに、今季の初産卵が遅くなったことに表情も曇る。

>日本ウミガメ協議会(大阪府枚方市)によると、国内全体でウミガメの上陸数は増えているが、四国ではここ10年ほど、少ない状態が続いている。また、大浜海岸は、産卵したウミガメが再び同じ海岸に上陸する「回帰率」が低い。こうした理由は分かっておらず、今後、同海岸に上陸するウミガメに発信器を付けるなどして生態を調査する方針。 



◆ ◆世界遺産◆ ◆ 

07月12日 ナショナル ジオグラフィック
ワディ・ラム保護区、新世界遺産 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011071204&expand

07月12日 ナショナル ジオグラフィック 
小笠原諸島、新世界遺産 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011071202&expand

>父島、母島をはじめ、30あまりの島々が連なる小笠原諸島には、絶滅危惧IB類(絶滅危機)の鳥類が多数暮らしている。絶滅危惧IA類(絶滅寸前)のオガサワラオオコウモリの生息地でもある。 
>植物も独自の生態系が育まれており、アジア南東部や北西部からの移入種と400を超える固有種が共存している。「大陸と隔絶した地理的条件から、多くの動植物が独自の進化を遂げてきた。“進化生物学の実験室”と言えるだろう」と、国際自然保護連合(IUCN)アジア保護地域プログラム責任者のピーター・シャディー氏 

一生足を踏み入れることのできないであろう地。そこで、オガサワラオオコウモリをはじめ、自分の知らない素敵な生物たちがのてのてと生き延びてくれることを想像するだけで、心満ち足りて死んでいくことができる。



◆ ◆その他 動物系(のてのてヴァージョン)◆ ◆ 

07月12日 14:01 AFPBB
頭に乗って散歩、NYのネコはひと味違う? 
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2812419/7488231

この写真の猫の可愛らしさにノックアウト。ふてぶてしぃかわいい。ウチの猫(4.8キロくらい、だいたい)を頭に乗せ……られへんな、きっと。その上外に出るなど(完全室内飼い)、無理やねん。
と、その昔、たぶん阪神淡路大震災の前やったと思うねんけども、神戸・阪急三宮駅前だったか、茶トラの子猫(3カ月くらい?)を肩に乗せている人が歩いていたことがあったなぁ。たぶん休日。ものすごい雑踏なんやけども、リードも何もつけてへんかってん、その猫。あれはマジ、スマートでカッコ良かった。


◇ ◇ ◇

今日はこの辺で。
ちょっと暑さでやらてきているので。
ではまた、次回に。

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今日のトピックス、「廃食器もリサイクル?」「漁業禁止で魚が増える、魚が増えると鳥も増える」「海洋プラスチックごみがクジラを殺す」、など。

月曜日ということで、少ないです。


◆ ◆回せリサイクル◆ ◆ 

07月11日 02:07 朝日新聞
陶磁器食器、使用済みを半分配合してリサイクル 岐阜 
 http://www.asahi.com/national/update/0709/NGY201107090010.html

>リサイクルされるのは、多治見市のほか、北海道や東京都、奈良県などから運ばれる廃食器。土岐市の業者に運び込んで粉砕している。その後、陶磁器用の粘土に混ぜる。 

>配合率を最大90%まで上げて実験したところ、原料の粘り気が足りず、成形のときに生地が切れてしまった。試行錯誤の末、粘り気が強い粘土を見つけ、配合率は50%までなら大丈夫とわかった。 

>さらに、焼いたときの強度を保つために、廃食器や原料の一つの石英などを通常よりも細かく砕いて混ぜた。 

でもまあ、ひとつの食器を長く使う方がもちろんええねんけども。
むしろ、割れてしまった思い出の食器、捨てるに捨てられないものをリサイクル品として再加工するみたいなサービス、てな感じのものだとオーダーしたくなるかも。



◆ ◆海洋環境と生態系◆ ◆ 

07月11日 12:27 ロイター
アラバマ州沖の島で鳥が大繁殖=漁業禁止で魚が増加 
 http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPjiji2011071100299

>科学者らは鳥のいわば「ベビーブーム」について、米政府が昨夏、商業用の漁獲や娯楽向けの釣りを禁じたために多くの魚が手つかずで残り、鳥の餌になった結果だろうと指摘している。島から近いドーフィン島海洋研究所の責任者は今春、メキシコ湾のこうした海域では魚の生息数がこれまでに見たことがないほど増えた、と述べていた。  

アラバマ野生生物・淡水漁業局の野生生物学者ロジャー・クレイ氏は「ゲイリャード島のペリカン、アジサシ、それにワライカモメなどの鳥の生息数は食料供給量によって決まる」と語った。 

石油流出事故があったにもかかわらず、その影響を感じさせないとは。自然の強さの一端なのか。



◆ ◆海洋汚染と生物環境◆ ◆ 

07月11日 15:30 AFPBB
海洋のプラスチック廃棄物、クジラに致命的な影響か IWC研究 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2812019/7485664

まだ分かっていないことも多いとのこと。

>論文を執筆したのは、IWC科学委員会メンバーのマーク・シモンズ(Mark Simmonds)氏。同氏が過去20年の調査論文を分析したところ、クジラやイルカなど80種が含まれるクジラ目が、海洋投棄物により健康を害したり死んだ例が数百例あった。 

>これまでも、ビニール袋や漁具が鳥やカメ、小型のクジラなどにからまることの危険性は知られていたが、さらに専門家らは、大型の水生哺乳類がプラスチック廃棄物を飲み込むと、障害を負ったり死亡する危険があると指摘している。 

>2008年、米カリフォルニア(California)州沿岸に漂着したマッコウクジラ2頭の内臓から、大量の漁網や合成繊維などが見つかった。1頭あたり250キロも投棄物を飲み込んでおり、1頭の胃は破裂していた。また、もう一頭のクジラも、消化管にプラスチック廃棄物が詰まって、食料を十分にとれない状態だった。 

悲しい。


◇ ◇ ◇

少ないですが、今日はこれにて。
尚、明日は用事で(たぶん)更新はスキップします。
それではまた、次回に。


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今回のトピックス、「豪、炭素税導入」「家庭用燃料電池への補助金、3カ月で資金切れ」「久米島、農業用ダムを太陽光で」「ミドリガメによる鳴門レンコン被害」「和歌山白浜町でアカウミガメ産卵」、ほか。

猫は比較的暑いのに耐性が強いようで、
ウチの猫もぐでぐで、のてのてとしながらも、調子は良好です。
その調子、少し分けてくれないかと思いつつ。
スクラップを。


◆ ◆みんな大好き、地球温暖化の話題◆ ◆ 

07月10日 17:55 時事通信yahoo! 経由)
炭素税を来年導入=約500社から徴収―豪政府 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110710-00000039-jij-int

07月10日 20:33 朝日新聞
豪のギラード政権、事実上の炭素税構想発表 
 http://www.asahi.com/international/update/0710/TKY201107100280.html

>オーストラリア政府は10日、地球温暖化防止対策として、温室効果ガスの排出に課税する事実上の炭素税を2012年7月に導入する計画を発表した。発電事業者やメーカーなど約500社から徴税する見込み。15年7月からは、欧州で行われているのと同様な排出量取引制度(ETS)に移行する。 

>計画では、徴収額は導入時が排出量1トン当たり23豪ドル(約2000円)で、15年のETSへの移行まで毎年実質2.5%ずつ引き上げる。豪州は20年までに2000年比で少なくとも5%の排出削減目標を掲げている。 

メモ。



◆ ◆自然エネルギー系◆ ◆ 

07月08日 ナショナル ジオグラフィック
日本のエネルギー、現在と未来の課題 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110708003&expand

原発さんニュースクリップの方がいいのかな、と思いつつも、こっちへペタリ。

>東京都の立教大学で財政学教授を務め、日本のエネルギー事情について研究するアンドリュー・デウィット氏は、「方法はいくらでもある」と話す。「理想論に聞こえるかもしれないが、日本では再生可能エネルギーの需要が存在しながら、これまで抑え込まれてきた。今後の1〜2年で、驚異的に拡大する可能性もある」。 

>ただし、原子力推進派も簡単にはあきらめないとデウィット氏は述べる。「風力発電はうるさ過ぎる、風車にぶつかった鳥が命を落とすなど言い訳はたくさんある。 (略)

ナショジオにしてはのっぺりとした記事というか、あるいはナショジオらしい記事というべきか。


07月09日 00:15 朝日新聞
家庭用燃料電池への補助金終了 3カ月余りで予算底つく 
 http://www.asahi.com/eco/TKY201107080683.html

うわ、厳しいな、これ。

>家庭用燃料電池エネファーム」の普及促進のため、国が出していた補助金の予算が底をつき、申請受け付けが7日、締め切られた。昨年度の約1.6倍にあたる8千台分の予算を確保していたが、わずか3カ月余りでなくなった。 

エネファームは、都市ガスやLPガスから取り出した水素と酸素を化学反応させて発電する。発電時の熱もお湯を沸かすのに活用することで、二酸化炭素の排出量を4割程度削減できる。 

原発への金をこっちに振り向けていればなぁ……
 

07月09日 15:00 琉球新報yahoo! 経由)
太陽光発電 農業用ダムに導入へ 県「年500万円節電」 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110709-00000011-ryu-oki

これは期待。

>県は、久米島町の農業用カンジン地下ダムに500キロワット規模の太陽光発電を導入し、2013年4月の運用開始を目指している。農業分野で同規模の太陽光発電施設の設置は全国的にも事例は少ない。県は年間約500万円の節電につながると試算。農家の負担軽減につながると期待されている。 

>カンジン地下ダムの用水は近くの山にポンプでくみ上げ、周辺農家に配水する仕組み。県農地水利課によると、くみ上げるための電気代が年間約2千万円で、一部を農家が負担している。配水を受けている農家は約360戸で、キクやサトウキビ、野菜などの農産物生産に利用されている。 



◆ ◆侵入種・移入種・外来種◆ ◆ 

07月09日 15:47 毎日新聞yahoo! 経由)
鳴門レンコン:被害相次ぐ ミドリガメ暗躍? 目撃多く、調査と対策を /徳島 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110709-00000258-mailo-l36

通称ミドリガメ、のミシシッピアカミミガメが、こんな農業被害を与えていたとは。不勉強にへこみつつ。

>国内でのミドリガメの食害に関しては、佐賀市の佐賀城公園の堀で07年、ハスが全滅する被害が出た。住民らが再生のための委員会を組織し、調査やカメの駆除を実施した結果、10年にハスは元の通り花を咲かせるようになった。網で区切ってカメの侵入を防いだ区画のみに葉が茂ったためミドリガメの食害が原因と判断された。 

外来カメの飼育は基本的に禁止にした方がええ。もう、ほんまに。



◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆ 

07月09日 17:02 紀伊民報yahoo! 経由)
アカウミガメ上陸産卵の現状調査 白浜 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110709-00000002-agara-l30

カメのために。調査、頭の下がる。

>調査しているのは志原海岸と日置大浜の延長約2キロ。外洋に面したきれいな浜で、毎年ウミガメが多数上陸産卵していたが、これまで調査がされていなかった。 

>6月9日に地元住民からの連絡で初産卵を確認。その後、順調に上陸は続き7月に入ってからは毎日上陸している。産卵は6月9、13、16、17日、7月1、7、8(3匹)、9日に確認され、今後さらに増えると期待している。 

白浜町は8日、白良浜海水浴場でウミガメが産卵しているのを確認、周囲にロープを張って保護した。 

生きよ、殖えよ、地に満ちよ。


◇ ◇ ◇

暑さでバテているので、今日はこの辺で。
それではまた、次回に。

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今日のトピックス、「温暖化と中国」「ドコモ基地局で自然エネルギー」「小型水力」「マグロ絶滅危惧種へ指定」「ホッキョクグマの交雑は10万年前から?」、など。

明日は「分室(原発さん関連ニュースクリップ)」に集中するため、
こちらの更新はお休みします。
なので、今日はしっかり更新です。


◆ ◆みんな大好き、地球温暖化の話題◆ ◆ 

07月08日 15:15 Record China(yahoo! 経由)
中国の排出ガス削減への取り組み、逆に温暖化を「加速」―米メディア 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110708-00000016-rcdc-cn

いやそれ……判ってなかってんか?



◆ ◆自然エネルギー系◆ ◆ 

07月08日 03:10 朝日新聞
ドコモ、発電事業参入へ 基地局で太陽光や風力 
 http://www.asahi.com/special/10005/TKY201107070741.html

07月08日 19:10 AFPBB
ドコモ、基地局自然エネルギー活用へ 自家発電で災害に備え 
 http://www.afpbb.com/article/economy/2811572/7470811

>報道によると、現在ドコモの中継基地局は全国に9万局あるが、2012年度内に自然エネルギー発電設備を備えた基地局を10か所に新設する。 

NTTドコモ広報はAFPの取材に対し、「グリーン基地局」は太陽光、風力、バイオマス発電などの自然エネルギーで自家発電する仕組みで、環境への配慮に加え、大規模停電の際に携帯電話が利用できなくなる事態を防ぐ意図もあると説明した。 

自然エネルギーを基本とした分散型の発電という手法は、災害時に強いとは、既に1995年の阪神淡路の際にすらいわれていたこと。個人的には、ソフトバンクのメガソーラーよりも、この発想の方を支援。ユーザーやないけど。


07月08日 10:07 朝日新聞
水力発電、国に規制緩和要求へ 岐阜・富山両県が連携 
 http://www.asahi.com/special/10005/NGY201107070025.html

>小水力発電は、新エネルギー利用特別措置法上は1千キロワット以下のものを指す。資源エネルギー庁によると、各県の発電に利用できる水資源量は、岐阜県が全国1位の1万3540ギガワット時、2位の富山県は1万2869ギガワット時(2010年3月末現在)。 

支援。



◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆ 

07月08日 12:59 AFPBB
マグロ類3種が絶滅危機に、国際機関のレッドリスト 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2811460/7469183

ニンゲン、時には我慢も必要。

>IUCNが絶滅危惧種をまとめた「レッドリスト」によると、乱獲の結果、マグロ類8種のうち3種が絶滅の危機にあるか、ほとんど絶滅状態にあるという。 

>そのうち、ミナミマグロについては「深刻な絶滅の危機」にあり個体数回復の見込みはほとんどないとされたほか、クロマグロは公式に「絶滅危惧種」に指定された。 

>また、ハイテク技術を搭載した漁船による大規模商業漁業のため、絶滅の危機が増大しているメバチマグロや、准絶滅危惧種に指定されているキハダマグロ、ビンナガマグロなどの資源も、厳しい状況に置かれているという。 

というか、我慢だけで追いつけるかどうかは……


07月08日 14:41 AFPBB
ホッキョクグマの故郷、実はアイルランド 異種交配も10万年前から 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2811488/7469633

07月08日 毎日新聞
ホッキョクグマ:ヒグマと交雑し、種存続か ダブリン大など、10万年分遺伝子調査 
 http://mainichi.jp/life/ecology/news/20110708ddm012040041000c.html

これはかなりショックなこと。

>また、近年問題視されているホッキョクグマとヒグマの交配が、過去10万年にわたって定期的に行われていたことも示された。 

>気候変動によって既に絶滅の危機に瀕しているホッキョクグマにとって、こうした異種交配は純粋な遺伝子配列の保存という意味で脅威と考える科学者もいる。しかし、今回の研究によって、ホッキョクグマの進化の過程で異種交配が良い影響をもたらしてきた可能性が出てきた。 

>研究チームでは、さまざまな生物種が生き残る上で交配種が果たしてきた役割が正しく評価されていない可能性があるとして、ホッキョクグマの保護の取り組みを見直し、純粋種だけでなく交配種も保護対象に含めるべきだと指摘している。 

うーん、もうちょっと調べてみる。


◇ ◇ ◇

暑さでもバテそうなので、ほどほどに頑張りたいと思います。
今日はこれにて。それでは、また。

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今日のトピックス、「米航空業界、温暖化規制に関して提訴」「太陽光コスト下げたい」「中国原油流出事故続報」「欧州議会、GM作物禁止を支持」、など。

都合で、巡回時間を繰り上げています。
積み残しは明日以降に。


◆ ◆みんな大好き、地球温暖化の話題◆ ◆ 

07月07日 05:33 朝日新聞
米航空業界、EUを提訴 「温暖化規制押し付けは違法」 
 http://www.asahi.com/international/update/0706/TKY201107060690.html

でもまあ、削減はせんとあかんもんやしな。

欧州連合(EU)が来年から航空業界に導入する予定の温室効果ガスの排出量規制に対し、米国の航空業界が待ったをかけた。「国際的な取り決め作りを議論しており、独自の規制を押しつけるのはおかしい」として、ルクセンブルクの欧州司法裁判所に提訴した。EUは譲らない構えだ。  



◆ ◆自然エネルギー系◆ ◆ 

07月07日 11:40 読売新聞
太陽光コスト、6分の1なら原子力と同等…首相 
 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110707-OYT1T00498.htm?from=main3

見出しが判り難いのだが、コストを今の6分の1に引き下げて原発と差し替えたい、ということを言いたかったらしい。

菅首相は7日午前の参院予算委員会で、東京電力福島第一原子力発電所事故を受けた再生可能エネルギー自然エネルギー)活用の柱とする太陽光発電について、「(新型のソーラーパネルの開発を)是非とも進めることで、発電コストの6分の1への引き下げを実現したい」と述べ、普及に重ねて意欲を示した。 

>首相は、「太陽光発電のコストが6分の1になれば、原子力とほぼ同等になるとの自分なりの見通しを持っている」と語った。 



◆ ◆石油文明と環境破壊◆ ◆ 

07月07日 06:10 サーチナyahoo! 経由)
中国の原油流出事故、汚染840平方キロは「国家級賠償」 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110707-00000000-scn-cn

さらに詳しい情報が。

>国家海洋局海洋環境保護司である李暁明司長は5日記者会見で、原油流出はすでに海洋840平方キロに広がり、1日の油田最大面積は158平方キロ、海洋環境に相当の影響を及ぼしており、これは作業を担当していたコノコフィリップスに全面的な責任があると述べた。 

>6月4日、当日、事故の報告を受けていたにもかかわらず、国家海洋局が1カ月後になってやっとこの事故の公開に踏み切った理由を記者から追及 

うわ……



◆ ◆遺伝子組み換え技術(GM)と環境汚染◆ ◆ 

07月06日 12:50 ロイター
欧州議会、加盟国の環境上のGM作物禁止を支持 
 http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPjiji2011070600371

欧州連合(EU)の欧州議会は5日、加盟各国政府が遺伝子組み換え(GM)作物の耕作の是非を判断するにあたり、環境上の懸念でも禁止できるとすることを支持した。 

欧州議会の議員の過半数が支持した形だが、複数の有力加盟国が引き続き反対しているため、法案が年内にまとまる可能性はほとんどない。 

ふむむ……


◇ ◇ ◇

明日の更新はちょっと難しい感じなのですが、
なるべく間を開けないようにしたいと思います。
それではまた、次回に。

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