今日のトピックス、「アヒルからバイオ?」「脱塩技術の限界」「生物多様性重要地域の選定」「アッケシソウ群落地、人為で環境悪化」「チンプの心理」「ディンゴ」、など。

多忙な中でも何とかスクラップは続けています。
その前に暑さに負ける気がして……という不安はありますが。
涼しく感じるBGMでも探そうかと思いながら。スクラップを。


◆ ◆あれもバイオ、これもバイオ、みんなバイオ、バイオバイオしたい!◆ ◆ 

08月09日 10:12 ロイター
仏農家がアヒルの脂肪からバイオ燃料、「地球救うため」 
 http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-22607920110809

見出しの元ネタが判った人、コメでツッコミよろしく。
んで、このアヒルって、食われてるってことでOKなん? そこで出た油??

>フランス南西部にあるドルドーニュ県で、アヒルの脂肪からバイオディーゼル燃料やバイオガスを生産する試みが始まっている。同様の取り組みは、米国、英国、中国でも行われている。 

>組合に加盟する50の農家は2週間ごとに地元の店舗などからアヒルの脂肪を回収。シャルモイさんによると、アヒルの脂肪に加えて、揚げ物に使う油や豚や子牛の脂肪も回収しているという。 

>同じくドルドーニュ県にあるベルジュラック近郊では、すでに小規模のバイオガス工場5カ所が稼動している。これに加えて来春完工を目指しバイオガス工場の建設が進められており、完成した工場では年間9000─1万立方メートルのアヒルの脂肪を処理できる見通しだ。 

ニホンであれば、アイガモ農法のアイガモを潰した際に、食べる分以外の油が出たとか、そういう感じなんやろか。まさか油を取るためだけに飼育というのは無いだろうし(手間的にも)。つか……アヒル、美味いのか……?



◆ ◆水の惑星の水問題◆ ◆ 

08月08日 ナショナル ジオグラフィック
水不足は脱塩技術で解決できるか? 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110808001&expand

昨日の見落とし。というか、脱塩技術は万能やあらへんで、という話っぽい。

>脱塩プラントから排出される濃塩水の処理も頭の痛い問題だ。沿岸のプラントなら濃度を薄めて安全に海へ放出できるが、内陸部の場合は問題が複雑化するとコーエン氏は言う。「地域の規制により、河川、溜池などの地表水や下水道に排出できないケースもある。地下排水も考えられるが、非常にコストが高く禁止地域もある」。  

>逆浸透技術への期待は大きいが、各国で水不足の“特効薬”と認識される危険性をイェール大学のエリメレク氏は指摘する。多くの場合、合理的な国土計画や従来型の水保全の方が安上がりであり、革新性には欠けるが最も有効な対策になりうるという。「別の方法も利用できるなら、脱塩プラントだけに頼らない方が良い」。 

科学技術至上主義そのものの弊害もありそうなハナシやな、これ。



◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆ 

08月09日 11:40 毎日新聞yahoo! 経由)
生物多様性:重要地域に蕪島など12カ所 「保護区」外からも /青森 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110809-00000080-mailo-l02

コンサベーション・インターナショナル(の日本)サイトは更新が遅いから、この件まだプレスリリースは出ていないっぽい。

>国際環境保護団体「コンサベーション・インターナショナル」(本部・米国)はこのほど、多様な生物を保護する上でカギを握る「生物多様性重要地域(KBA)」として、国内228カ所を選定した。 

>国内のKBA総面積は約6万4000平方キロメートル。うち半分近い約3万平方キロメートルが、国立国定公園鳥獣保護区などの指定外。 


08月09日 12:23 毎日新聞yahoo! 経由)
アッケシソウ群落地:縮小・乾燥化の恐れ 許可以上の土搬入−−能取湖畔 /北海道 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110809-00000111-mailo-hok

>道などによると、同協会は昨年11月、アッケシソウの保護のため流出土壌を元に戻そうと、群落地2ヘクタールに約1万立方メートルの土を搬入する計画を申請。作業は今年3月までに終えたが、実際には道から許可を受けていない場所も含む、ほぼすべての群生地(4ヘクタール)に土砂が搬入され、計画にはなかった土盛りの防波堤(長さ約180メートル、高さ約1・6メートル、最大幅約20メートル)も海岸沿いに造成した。 

>同協会の松下会長は、防波堤について「潮位上昇による海水の侵入を防ぎ、塩分を抑えて適度な生育環境とするためだった」と説明しているが、「余った土が出たため、結果的にそうなった。素人考えだった」と誤りを認めているという。 

要は土をほかしたかった(捨てたかった)だけやんか。

アッケシソウは海水が入り込む塩湿地に生息する1年草。最盛期の9月上旬〜10月初旬、鮮やかな朱色に染まる。名前は発見地の厚岸町に由来し、サンゴのように見えるためサンゴソウとも呼ばれ、絶滅危惧種に指定されている。 

壊すのは簡単。保つこと、生み出すことの、なんと困難なことか。


08月09日 17:03 AFPBB
実は優しいチンパンジー、他者を助けるのが好き 米研究 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2819088/7618415

昨日のナショジオにつづいて、AFPでも類人猿ネタが来た!

>メスのチンパンジーは、自己中心的に振る舞うより、自発的に他者を助ける方を好むとする研究結果が8日、米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表された。これによって、利他主義は人類だけに見られる特徴との定説は、誤りである可能性が出てきた。 

>これまでの研究では、いわゆる前社会性テストで、チンパンジーは自己本位に振る舞う傾向があるとの結果が示されてきた。だが、米ジョージアGeorgia)州にあるヤーキス国立霊長類研究センター(Yerkes National Primate Research Center)の研究チームは、野生でみられたチンパンジーの寛大な行動が、研究チームがたてたチンパンジーは利己的ではないとの仮説に実際に当てはまるかを確認するため、メスのチンパンジー7匹で実験を行った。 

ジンルイに一番近い友だちやねんから。



◆ ◆その他 動物系◆ ◆ 

08月09日 09:50 ロイター
豪州で犬の人工尿開発へ、「マーキング」で家畜保護 
 http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-22607320110809

こういう棲み分けができるとええねんけどなぁ。

>オーストラリアに生息する野犬の一種、ディンゴが家畜を襲うのを防ぐため、政府の支援を受ける研究機関がディンゴの尿を人工的に作り出す取り組みを行っている。 

>犬や猫などが自分の縄張りを主張するために排尿する「マーキング」という習性を利用し、人工の尿で「縄張り」を作りディンゴを遠ざけて家畜を守ろうとする試みだ。

>研究チームによると、通常ディンゴがマーキングした地域には、他のディンゴや野生の動物が立ち入ることはないという。 


◇ ◇ ◇

ともあれ、今日はこの辺で。
今週のこれ以降の予定は不明です。
あまり間を開けないよう、頑張りますが。
それではまた、次回に。

.