今日のトピックス、「渤海油田事故はまだ続いていた」「光化学スモッグ原因物質増加の謎」「サイの角盗難相次ぐ」「コウノトリ」「イネ科外来種スパルティナ・アルテルニフロラが繁殖」、など。

明日から更新が飛びます、というか、1週間から10日程更新がかなり不安定になります。
考えること、やることがいっぱいです。


スクラップを。


◆ ◆石油文明と環境破壊◆ ◆ 

08月14日 19:33 Record China(yahoo! 経由)
海底油田流出事故は収束していなかった=新たな流出ポイントを確認―中国 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110814-00000008-rcdc-cn

やっぱり、と呟いてしまう。力なく。

>今年6月、渤海海底油田・蓬莱19-3で原油流出事故が発生した。事故発生から1か月近くがたった7月になって当局と運営企業の中国海洋石油、米コノコフィリップスは流出の事実を認めたが、同時にすでに流出はストップしているとも説明されていた。 

>ところが8月に入り、海底油泥の総量が従来見積もりの1500バレルから2500バレルに増加していることが発覚。新たな流出ポイントも発見された。 


◆ ◆化学物質と環境汚染◆ ◆ 

08月14日 15:19 朝日新聞
光化学スモッグ原因物質、増え続けるナゾ 環境省が調査 
 http://www.asahi.com/eco/TKY201108110001.html

確かに、今年はこの南関東でも光化学スモッグ注意報がよく出ている(ような気がする)。

光化学スモッグの原因となる光化学オキシダントが、全国でじわりと増えている。オキシダントを生み出す原因の揮発性有機化合物(VOC)は国の規制で大幅に減ったのに、オキシダントは各地で環境基準を超えたままだ。環境省は10日に検討会を立ち上げ、ナゾの解明に乗り出した。 

>全国に1千カ所以上ある測定局(一般局)で測った光化学オキシダント濃度(1日の最高値の年平均値)は、1980年代から微増を続け、ほぼすべての測定局で国の環境基準を超えている。このままでは、光化学スモッグが社会問題になった70年代の水準に逆戻りしかねない状況だ。 



◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆ 

08月14日 11:25 AFPBB
サイの角が盗まれる事件が相次ぐ、ベルギー 
 http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2819879/7634488

この件、ちょっと前にも似たような例があったような。

>当局によると、欧州連合EU)域内の税関でサイの角が押収される件数は、以前は年間1〜2件だったが、2010年は7件に急増した。サイの角を砕いて粉にして飲むとがん治療に効果があるという噂がアジア全域で広まり、サイの角の価格が大幅に上がったことが一因だという。 

>ベルギーでは7月上旬に首都ブリュッセル(Brussels)の自然史博物館で、窃盗グループが剥製のサイの頭を盗んだ。6月にはリエージュ(Liege)の自然史博物館でもサイの剥製の頭が盗まれたが、こちらの容疑者は逮捕され、剥製は無事に博物館へ戻った。 

>サイの角はケラチンというタンパク質でできている。装飾品や薬用として特にアジアで、数万ユーロの高値で闇取引されているという。 

しかしどうしてこういうバカどもが後を絶たんのか。


08月14日 14:28 毎日新聞yahoo! 経由)
コウノトリ:放鳥見送りか 今年誕生ヒナ、ともに雌 /福井 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110814-00000166-mailo-l18

仕方がないこととはいえ、残念。やはり。



◆ ◆侵入種・移入種・外来種◆ ◆ 

08月14日 読売新聞
「侵略」イネ科、国内初確認…生態系乱す恐れ 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110814-00000076-yom-soci
または
 http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/ecoscience/20110814-567-OYT1T00076.html

メモ。

>米国やニュージーランドなどで深刻な外来生物問題を引き起こしているイネ科スパルティナ属の植物の一種「スパルティナ・アルテルニフロラ」が、愛知県豊橋市で繁殖していることが分かった。 

環境省の委託で外来生物の情報収集をしている財団法人・自然環境研究センター(東京都台東区)によると、見つかったのは豊橋市南部の梅田川河口付近で、約1キロにわたり、高いところで約2メートルに成長し、群落を作っていた。 

>原産地は北米東部。アルテルニフロラを含むスパルティナ属が侵入した米国西部ワシントン州では、干潟が草地に変わり、魚や鳥の餌場や生息地が失われたという。 


◇ ◇ ◇

そんなこんなで、間が飛び飛びになりますが、ご了承ください。
それではまた、次回に。

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今回のトピックス、「自然エネルギー」「里山、ナラ枯れ悪化」「ラオス原木密輸、ベトナム企業の影」「スリランカでゾウの『国勢調査』」「ホッキョクグマの先祖は?」「馬毛島のマゲシカを『希少動植物に指定を』と要望」「

白い手の猫は、いいにゃんこ。
黒い手の猫は、いいにゃんこ。
茶色の手の猫は、いいにゃんこ。
まだら手の猫は、いいにゃんこ。
ま、そういうことやねんな。


スクラップを。


◆ ◆自然エネルギー系◆ ◆ 

08月12日 00:39 朝日新聞
太陽光発電、普及へ共同宣言 静岡・掛川など5市  
 http://www.asahi.com/eco/TKY201108110516.html

>「環境首都」を目指すNGO主催の自治体コンテストで上位だった静岡県掛川市など中部地域の5市長による「第2回中部環境先進5市サミット」が11日、同市内であった。サミットでは「再生可能エネルギーの拡大のため、家庭や公共施設への太陽光発電施設の普及と推進に積極的に取り組む」とした共同宣言を発表した。  

掛川市と愛知県安城市新城市、長野県飯田市岐阜県多治見市の市長が参加。連携して環境施策や自然エネルギー政策を進めるのが狙い。掛川市の松井三郎市長は「浜岡原発に近い市南部の一部企業では生産拠点の分散や移転を検討している。原発事故を起こさない対策は必要だが、原発に代わるエネルギーの普及も進めなければならない」と 

支援。



◆ ◆世界の森林、ニッポンの森林(含む里山も)◆ ◆ 

08月12日 20:54 毎日新聞yahoo! 経由)
ナラ枯れ>昨年度の被害、過去最悪に 里山に人手入らず 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110812-00000102-mai-soci

人手不足もやねんけども、やはりもっと「使う」ことに意識を向けへんとケアもされへんからなあ。

>広葉樹のミズナラやコナラが集団で枯れる「ナラ枯れ」の昨年度の被害が過去最悪だったことが、林野庁の集計で分かった。背景には、里山に人手が入らず、ナラ枯れの原因となる害虫の好む古木が増加していることや猛暑があるという。ナラ林はクマや昆虫など多様な野生生物の生息を支えており、生態系への悪影響が懸念されている。 

>昨年度は、青森県など5都県で被害が初めて確認されたほか、奈良、宮崎両県で再発し、過去最多の30都府県で発生した。規模も前年度の1.4倍の32万5000立方メートルと最悪だった。都道府県別では、山形県の6万7000立方メートルが最多だった。 

林野庁は今年度、松食い虫対策も合わせて約9億円の対策費を計上した。「害虫駆除やバイオ燃料としての利用を促し、森林の若返りを図って被害を軽減していきたい」としている。 

里山はもっと使っていった方がいい。


08月13日 08:15 フジサンケイ ビジネスアイ(yahoo! 経由)
ラオス原木密輸、ベトナム企業の影
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110812-00000017-fsi-bus_all

ラオスで違法な森林伐採が行われ、原木が大量に密輸されているという疑惑が浮上している。AP通信などによると、英国本拠のNGO(非政府組織)「環境調査エージェンシー」(EIA)はラオスからの原木密輸に関わるベトナム企業3社を確認したとし、年間50万立方メートル、1億5000万ドル(約115億円)相当が違法に輸出されているとの調査結果を発表した。 

>密輸された原木の大半はベトナム国内で家具などの木工製品に加工され、米国や欧州連合(EU)諸国などに輸出されているという。 

>1940年に国土の70%を占めていたラオスの森林面積は、開発などの影響で2002年には41%まで減少した。EIAは現在の状況が続けば20年までに30%を切る可能性があるとしている。 

ヴェトナムに限らずやねんけども、ラオスなどは特にやられ放題になりそうやから、相当心配。政府筋の取り締まりのいい加減さを考えると、尚。


◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆ 

08月12日 10:52 ロイター
スリランカでゾウの「国勢調査」、自然保護団体は反発 
 http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-22680920110812

メモ。

>野生のゾウの調査は当初、民間の自然保護団体がボランティア約200人を集めて実施する予定だった。しかし地元メディアがその後、調査で見つかった最も屈強な若いゾウは寺院に送られると伝えたことから、この団体は抗議のため調査を取りやめていた。スリランカの寺院では様々な仕事をにゾウが使われている。 

自然保護団体の責任者は、野生のゾウに対する国の調査について、「(ゾウを)見つけ、家畜化するための策略」と非難。「ゾウの家畜化により、野生のゾウが減少する恐れがある」と語った。自然保護活動家によると、家畜化されたゾウの多くは、エサ不足や不適切な扱い、重労働などで早死にするという。


08月13日 04:51 時事通信yahoo! 経由)
母方の祖先はヒグマか=シロクマ、2万年以上前に―国際チーム 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110813-00000014-jij-soci

前にもちらっと出ていたような気がするが、念のため。

>北極圏などに現在生息するホッキョクグマ(シロクマ)の母方の祖先をさかのぼると、5万〜2万年前に英国やアイルランド付近に生息していたヒグマにたどり着くと、ダブリン大などの国際研究チームが13日までに米科学誌カレント・バイオロジーに発表した。 

>母から子に受け継がれる細胞小器官ミトコンドリアのDNAを幅広く集め、解析した成果。温暖化が進んで北極海などの海氷が少なくなった時期にホッキョクグマが陸地に進出し、ヒグマと交雑したと考えられるという。  


08月13日 15:54 毎日新聞yahoo! 経由)
マゲシカ:「希少動植物に指定を」 県民連合が県に申し入れ−−馬毛島 /鹿児島 

>県議会第2会派の県民連合は12日、西之表市・馬毛島に生息するニホンシカの固有亜種、マゲシカを県条例の指定希少野生動植物に指定するよう県に申し入れた。政府が馬毛島を米空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)の移転先として検討していることへの対応策で、内門公孝環境林務部長に申し入れ書を手渡した二牟礼正博県議は「指定されれば大きな歯止めになる」と話した。 

>申し入れ書は、開発により、馬毛島の森林面積の約4割が消失し「最近10年間で、推定生息数は約570頭から約280頭へ半減した」とする専門家の調査を引用した上で、「このまま放置すれば生存は危機にひんする」と指摘。 

>県によると、指定希少野生動植物の捕獲などは禁止され、保護区になれば開発に知事の許可が必要になる。ただ、哺乳類が指定された例はなく、保護区が適用された前例もまだない。馬毛島はほぼ全域を所有する開発会社が県や市の立ち入りを拒んでおり、地権者の意向を無視した指定も難しいという。 

>県は03年、マゲシカを県レッドデータブックの絶滅危惧2類(絶滅の危機が増大している種)に選んだが、その後は実態調査をしていない。 

県民連合頑張れ。


◇ ◇ ◇

暑さに負けそうですが、明日は一応更新の方向で調整しています。
とりあえず、今日はこの辺で。
それではまた、次回に。

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今日のトピックス、「鹿児島・馬毛島、行政黙認で基地開発」「渤海で中国の原油流出・放射能漏れ?」、など。


あまりの暑さに、作業効率が落ちて落ちて仕方がありません。
それでも関西在住時よりも気温的にはマシなはずなんですが……


いずれも冷房なしで。スクラップを。


◆ ◆開発と環境破壊◆ ◆ 

08月11日 03:02 朝日新聞
基地誘致へ大開発、森林激減 鹿児島・馬毛島、行政黙認 
 http://www.asahi.com/national/update/0810/SEB201108100071.html

国土を売り払ってでも米国に媚びておきたいヒトビト、もとい、独立国としての自尊心を売り払ってでも大金をせしめたいヒトビト。

>米空母艦載機の発着訓練(FCLP)移転候補地、鹿児島県西之表市の馬毛(まげ)島で大規模開発が進み、森林法に違反する「許可外の開発行為」が疑われている。許認可権を持つ県や市は、これまで事実上黙認してきたため、自然や地形の破壊が徐々に拡大している。 

馬毛島では、1995年に開発会社の経営権を引き継ぎ、島の99%を所有するタストン・エアポート(旧馬毛島開発)が米軍基地誘致を掲げて南北4200メートル、東西2400メートルの滑走路建設をめざしている。

>違法開発が疑われるのは例えば、東西に貫く滑走路。幾筋もあった防風林が寸断され、掘削用重機や大型ダンプが動き回っている。同社や関連会社は森林法に基づき、2000年8月〜10年8月に砕石やヘリポート設置などの目的で県から5件計60ヘクタールの林地開発許可を受け、02年7月〜07年4月には市へ12件計170ヘクタールの伐採届を出した。 



◆ ◆東アジアの海洋汚染◆ ◆ 

08月11日 14:27 Record China(yahoo! 経由)
渤海での中国の原油流出・放射能漏れ事故、韓国が強い不満―中国紙 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110811-00000014-rcdc-cn

なんか、事実だとするとかなりまずいような。

>2011年8月10日、環球時報によれば、6月に渤海湾の油田で原油流出事故が起きたほか、原子力潜水艦放射能漏れ事故が起きた可能性も出ており、韓国政府がこの二つの事件について「疑惑は依然として存在している」と中国を批判している。 

>8日付の朝鮮日報紙によれば、6月4日に起きた原油流出事故について中国政府が7月5日になって初めて認めたことを受け、韓国政府は正式なルートを通じて中国政府に対して環境会議の開催を申し入れたが、1か月を過ぎても中国政府からまったく回答がないことを、韓国政府のある関係者が明かした。

情報源がレコチャだけなんで、ものっそい心もとないねん。


◇ ◇ ◇

今日はこれだけ。
明日はお休みします。恐らく明後日は復帰……ができたらいいな、と。
それではまた、次回に。

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今日のトピックス、「ゴリラ奪回」「米オオカミ保護の裁判続報」、など。

たぶん一番大切なのは、ことばにできないものなんやと思います。
最近、そうした「ことばにならない、できないもの」への想いに時間をかけることが増えたような気がします。


それでもここでは、ことばを使って。スクラップを。


◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆

08月10日 11:07 CNN
絶滅危惧種の幼いゴリラ、密輸業者から救出 ルワンダ
 http://www.cnn.co.jp/world/30003640.html

救出とはいえ、元の群れに戻れるかというと……(涙)。

環境保護団体の世界自然保護基金(WWF)は9日、アフリカ中部のコンゴ(旧ザイール)から隣国ルワンダに密輸されそうになった幼いマウンテンゴリラが、ルワンダの当局に救出されたと発表した。 

>救出されたのは生後1年のメスのゴリラで、密猟集団が6日にルワンダに持ち込もうとしたという。アフリカのキニヤルワンダ語で幸運を意味する「Ihirwe」と命名され、現在はルワンダ国内の保護施設で手当てを受けている。警戒はしているが、食欲もあり、回復が見込めるという。30日間の検疫期間を経てコンゴのビルンガ国立公園に戻され、現地の保護センターで仲間のゴリラの孤児とともに育てられる予定。 

>マウンテンゴリラは絶滅危惧種に指定され、コンゴルワンダウガンダの山間部に生息する野生の個体は800頭を切っている。 

飼育しきれるはずがないというのに、なぜ欲しがる?


08月10日 12:18 ロイター
米西部2州のオオカミ保護を=動物団体、連邦高裁に訴え
 http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPjiji2011081000363

この件、確かロイターくらいしか追ってなかったよな。

>米国のオオカミ保護団体は9日、第9巡回区控訴裁判所(連邦高裁)に対し、アイダホ、モンタナの両州に生息する1500匹以上のオオカミを政府の絶滅危惧種リストから除外した連邦議会の措置を無効とするよう訴え、「リスト除外は議会の権限内」との先週の連邦地裁の判断を覆すよう求めた。  

詳しい経緯は上記リンク通読精読を推奨。

>絶滅に瀕している動物が、科学的な再検討によってではなく、政治的プロセスによって保護リストから除外されたのはこれが初めてだった。 

こういうの見ると、真っ先に滅ぼされるべきはジンルイのような気がしてならへんねん。 


◇ ◇ ◇

夏休みモードなのか、報道も少なくなってきています。
このくらい少なければ明日くらいまでやったら更新できると思います。
と、希望的観測で。
それではまた、次回に。

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今日のトピックス、「アヒルからバイオ?」「脱塩技術の限界」「生物多様性重要地域の選定」「アッケシソウ群落地、人為で環境悪化」「チンプの心理」「ディンゴ」、など。

多忙な中でも何とかスクラップは続けています。
その前に暑さに負ける気がして……という不安はありますが。
涼しく感じるBGMでも探そうかと思いながら。スクラップを。


◆ ◆あれもバイオ、これもバイオ、みんなバイオ、バイオバイオしたい!◆ ◆ 

08月09日 10:12 ロイター
仏農家がアヒルの脂肪からバイオ燃料、「地球救うため」 
 http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-22607920110809

見出しの元ネタが判った人、コメでツッコミよろしく。
んで、このアヒルって、食われてるってことでOKなん? そこで出た油??

>フランス南西部にあるドルドーニュ県で、アヒルの脂肪からバイオディーゼル燃料やバイオガスを生産する試みが始まっている。同様の取り組みは、米国、英国、中国でも行われている。 

>組合に加盟する50の農家は2週間ごとに地元の店舗などからアヒルの脂肪を回収。シャルモイさんによると、アヒルの脂肪に加えて、揚げ物に使う油や豚や子牛の脂肪も回収しているという。 

>同じくドルドーニュ県にあるベルジュラック近郊では、すでに小規模のバイオガス工場5カ所が稼動している。これに加えて来春完工を目指しバイオガス工場の建設が進められており、完成した工場では年間9000─1万立方メートルのアヒルの脂肪を処理できる見通しだ。 

ニホンであれば、アイガモ農法のアイガモを潰した際に、食べる分以外の油が出たとか、そういう感じなんやろか。まさか油を取るためだけに飼育というのは無いだろうし(手間的にも)。つか……アヒル、美味いのか……?



◆ ◆水の惑星の水問題◆ ◆ 

08月08日 ナショナル ジオグラフィック
水不足は脱塩技術で解決できるか? 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110808001&expand

昨日の見落とし。というか、脱塩技術は万能やあらへんで、という話っぽい。

>脱塩プラントから排出される濃塩水の処理も頭の痛い問題だ。沿岸のプラントなら濃度を薄めて安全に海へ放出できるが、内陸部の場合は問題が複雑化するとコーエン氏は言う。「地域の規制により、河川、溜池などの地表水や下水道に排出できないケースもある。地下排水も考えられるが、非常にコストが高く禁止地域もある」。  

>逆浸透技術への期待は大きいが、各国で水不足の“特効薬”と認識される危険性をイェール大学のエリメレク氏は指摘する。多くの場合、合理的な国土計画や従来型の水保全の方が安上がりであり、革新性には欠けるが最も有効な対策になりうるという。「別の方法も利用できるなら、脱塩プラントだけに頼らない方が良い」。 

科学技術至上主義そのものの弊害もありそうなハナシやな、これ。



◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆ 

08月09日 11:40 毎日新聞yahoo! 経由)
生物多様性:重要地域に蕪島など12カ所 「保護区」外からも /青森 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110809-00000080-mailo-l02

コンサベーション・インターナショナル(の日本)サイトは更新が遅いから、この件まだプレスリリースは出ていないっぽい。

>国際環境保護団体「コンサベーション・インターナショナル」(本部・米国)はこのほど、多様な生物を保護する上でカギを握る「生物多様性重要地域(KBA)」として、国内228カ所を選定した。 

>国内のKBA総面積は約6万4000平方キロメートル。うち半分近い約3万平方キロメートルが、国立国定公園鳥獣保護区などの指定外。 


08月09日 12:23 毎日新聞yahoo! 経由)
アッケシソウ群落地:縮小・乾燥化の恐れ 許可以上の土搬入−−能取湖畔 /北海道 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110809-00000111-mailo-hok

>道などによると、同協会は昨年11月、アッケシソウの保護のため流出土壌を元に戻そうと、群落地2ヘクタールに約1万立方メートルの土を搬入する計画を申請。作業は今年3月までに終えたが、実際には道から許可を受けていない場所も含む、ほぼすべての群生地(4ヘクタール)に土砂が搬入され、計画にはなかった土盛りの防波堤(長さ約180メートル、高さ約1・6メートル、最大幅約20メートル)も海岸沿いに造成した。 

>同協会の松下会長は、防波堤について「潮位上昇による海水の侵入を防ぎ、塩分を抑えて適度な生育環境とするためだった」と説明しているが、「余った土が出たため、結果的にそうなった。素人考えだった」と誤りを認めているという。 

要は土をほかしたかった(捨てたかった)だけやんか。

アッケシソウは海水が入り込む塩湿地に生息する1年草。最盛期の9月上旬〜10月初旬、鮮やかな朱色に染まる。名前は発見地の厚岸町に由来し、サンゴのように見えるためサンゴソウとも呼ばれ、絶滅危惧種に指定されている。 

壊すのは簡単。保つこと、生み出すことの、なんと困難なことか。


08月09日 17:03 AFPBB
実は優しいチンパンジー、他者を助けるのが好き 米研究 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2819088/7618415

昨日のナショジオにつづいて、AFPでも類人猿ネタが来た!

>メスのチンパンジーは、自己中心的に振る舞うより、自発的に他者を助ける方を好むとする研究結果が8日、米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表された。これによって、利他主義は人類だけに見られる特徴との定説は、誤りである可能性が出てきた。 

>これまでの研究では、いわゆる前社会性テストで、チンパンジーは自己本位に振る舞う傾向があるとの結果が示されてきた。だが、米ジョージアGeorgia)州にあるヤーキス国立霊長類研究センター(Yerkes National Primate Research Center)の研究チームは、野生でみられたチンパンジーの寛大な行動が、研究チームがたてたチンパンジーは利己的ではないとの仮説に実際に当てはまるかを確認するため、メスのチンパンジー7匹で実験を行った。 

ジンルイに一番近い友だちやねんから。



◆ ◆その他 動物系◆ ◆ 

08月09日 09:50 ロイター
豪州で犬の人工尿開発へ、「マーキング」で家畜保護 
 http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-22607320110809

こういう棲み分けができるとええねんけどなぁ。

>オーストラリアに生息する野犬の一種、ディンゴが家畜を襲うのを防ぐため、政府の支援を受ける研究機関がディンゴの尿を人工的に作り出す取り組みを行っている。 

>犬や猫などが自分の縄張りを主張するために排尿する「マーキング」という習性を利用し、人工の尿で「縄張り」を作りディンゴを遠ざけて家畜を守ろうとする試みだ。

>研究チームによると、通常ディンゴがマーキングした地域には、他のディンゴや野生の動物が立ち入ることはないという。 


◇ ◇ ◇

ともあれ、今日はこの辺で。
今週のこれ以降の予定は不明です。
あまり間を開けないよう、頑張りますが。
それではまた、次回に。

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今日のトピックス、「北極の氷激減」「塩で蓄熱する太陽熱発電」「アラビアオリックス」「ナショジオ特集」「大阪ヤンマーさんのミツバチプロジェクト」、など。

今後しばらくはこちらのブログの更新が不定期になります。
ほんで、原発さんスクラップの方も間があきます……大丈夫か、ちょっと不安ですが。
スクラップは続けているので、PCがクラッシュしない限りは何とかしていく方向で。


◆ ◆みんな大好き、地球温暖化の話題◆ ◆ 

08月06日 15:53 CNN
北極の氷床面積、7月観測で過去最低水準 米機関が報告 
 http://www.cnn.co.jp/fringe/30003608.html

図で一目瞭然。

>北極の氷床は毎年、夏になると縮小するが、同氏は今後30年間で氷が消滅する恐れもあると指摘。そうなれば地球規模での気候変動がさらに進み、海面上昇、飲料水不足や新たな海洋出現による領有権論争などの弊害を生むと述べた。気候変動の発生は人間の所業が原因であることに疑問はほとんどないとして、これを防ぐためには二酸化炭素排出を阻止する手段が必要だが大きな望みは抱けないとも語った。 



◆ ◆自然エネルギー系◆ ◆ 

08月08日 13:05 オルタナyahoo! 経由)
世界初!陽が沈んでも発電可能な太陽熱発電所がスペインに誕生 
 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110808-00000306-alterna-soci

塩で蓄熱かぁ。

>夜間や昼間の曇天・雨天時など光がなくても「24時間発電できる」、中央タワー式集光器と蓄熱機能を備えた世界初の商用集光型太陽熱発電所(通称:Gemasolar)がトレソル・エナジー社により、スペインに2011年5月誕生した。 

>この発電所で革新的な技術の一つが「溶融塩熱伝導」を採用していること。一見何のこと?と難しく感じる技術だが、鏡で集めた太陽光の熱を「塩」で蓄熱するというのだ。 

>効果的に発電するためには、広大な土地が必要なため、日本では未普及の太陽熱発電。 



◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆ 

08月06日 10:45 CNN
絶滅危機だったアラビアオリックス、1000頭まで復活 
 http://www.cnn.co.jp/fringe/30003600.html

これは喜ばしい。

>個体数の増加を受けて、絶滅危惧種レッドリストを管理している国際自然保護連合(IUCN)は、アラビアオリックスの指定を「絶滅危惧1B類」(近い将来に野生種が絶滅する危険性が高い種)から、1ランク下げて「絶滅危惧2類」(絶滅の危険が増大している種)に変更した。かつて「野生絶滅」に指定された種が、ここまで回復するのは初めてだという。  

IUCNがここまで認めるのだから、上向きと見てよさげ。良き哉良き哉。


08月08日 ナショナル ジオグラフィック
道具の使用、類人猿の優れた知能 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011080801&expand

08月08日 ナショナル ジオグラフィック
人間と会話、類人猿の優れた知能 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011080802&expand

08月08日 ナショナル ジオグラフィック
天才ボノボ、類人猿の優れた知能 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011080803&expand

08月08日 ナショナル ジオグラフィック
抽象性を理解、類人猿の優れた知能 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011080804&expand

08月08日 ナショナル ジオグラフィック
道具で狩り、類人猿の優れた知能 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011080806&expand

08月08日 ナショナル ジオグラフィック
人間以上の記憶力、類人猿の優れた知能 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011080807&expand

ナショジオの類人猿特集。いずこも有名どころの話ばかり也。一応メモ程度に。



◆ ◆都市と緑化とミツバチと◆ ◆ 

08月07日 12:23 毎日新聞
大阪View:梅田ビル街、養蜂プロジェクト 緑化推進、きっかけ作り /大阪 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110807-00000144-mailo-l27

数か月前にも出ていた件だが、こっちの方が詳しい。

>7階建ての屋上に3月から巣箱を設置し、セイヨウミツバチ約10万匹を飼育している。松本さんは「大阪は東京に比べても緑が少なく、最初は本当に養蜂ができるのか不安だった」と話す。これまでに8回の採蜜で約240キロが採れた。半径3キロほどが蜂の行動範囲で、大阪城公園造幣局などに咲いている花から蜜を運んでくるという。 

おおー、梅田のヤンマーさんのビルから城公園や造幣局に飛べるんか……自分が昔住んでた家よりも遠くまで飛んでくぞ。すげえ、ミツバチ。


◇ ◇ ◇

ともあれ、今日はこの辺で。
それではまた、次回に。

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今日のトピックス、「ナイジェリアの石油汚染」「メコンの巨大ダム、河を沙漠に」「スマトラトラ」「オロロン鳥」「イルカの軍事利用」「小笠原の野猫、ペットプロジェクト」、など。

溜まり続けている原発さん関連のスクラップが怖いです。
いつか手をつけるつもりではいるのですが、
今月は忙しくなってきてしまっているので……どうしようか思案中です。
ともあれ、それ以外の環境関連スクラップは、こちらにて。


◆ ◆石油文明と環境汚染◆ ◆ 

08月05日 18:56 AFPBB
ナイジェリア・ニジェールデルタの石油汚染は史上最悪規模、国連 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2818493/7601994

>国連環境計画(United Nations Environment Programme、UNEP)は4日に発表したナイジェリア最大の産油地帯ニジェール・デルタ(Niger Delta)に関する報告書のなかで、同地帯の一角を占めるオゴニランド(Ogoniland)を数十年にわたり荒廃させてきた石油汚染について、史上最大規模の除去作業が必要だとの認識を示した。 

>報告書によると、オゴニでは少なくとも10の共同体で、飲み水が高濃度の炭化水素で汚染されていた。オゴニランド西部のある共同体の井戸は、世界保健機関World Health Organization、WHO)の基準を900倍以上も上回る高い濃度のベンゼンで汚染されていたにも関わらず、人々はこの水を日常的に飲んでいた。 

>人権活動家らは、石油汚染の元凶として、1993年に同国から撤退するまでオゴニランドで操業していたナイジェリア史上最大の石油会社、英・オランダ系アングロ・ダッチ・シェル(現ロイヤル・ダッチ・シェルRoyal Dutch Shell)を強く非難している。 

冤罪被せて死刑まで執行しとるからな、これ。



◆ ◆開発と環境◆ ◆ 

08月05日 09:29 Record China(yahoo! 経由)
中国の巨大ダムがメコン川を砂漠にする―ベトナムメディア 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110805-00000007-rcdc-cn

>7月末にメコンデルタ最大の都市、ベトナムカントー市で、ダムのメコン川生態系に対する影響について話し合う会議が開かれた。それによると、中国が上流で12基の水力発電ダムをすべて稼働した場合、2025年までにはベトナムの電力輸入量は電力需要全体の5%以下に下がるが、その代わりメコンデルタ下流は干上がると指摘された。 

三峡ダムの二の舞、三の舞はやめてくれ……!



◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆ 

08月05日 10:12 時事通信yahoo! 経由)
スマトラ生息のトラを新天地に移送=インドネシア製紙会社〔BW〕 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110805-00000014-jijc-biz

うわ、この間の最悪の件の続報がきた。

インドネシアの製紙大手アジア・パルプ&ペーパー(APP)は、同社や南スマトラ自然資源保全局などが参加したトラ保護チームが、スマトラ生息のトラ1頭を安全な生息地に移送したと発表した。移送されたトラは5歳の雌のスマトラトラ「プトゥリ」。人間との接触の可能性があるインドネシアジャンビ州の植林地で今年保護されたプトゥリは、生息地として適切と判断された南スマトラのスンビラン国立公園に移送された。 

>【編注】この記事はビジネスワイヤ提供。英語原文はwww.businesswire.comへ。 

現地の森林(原生林)破壊で悪名高きAPPの取った手段やねんから。このトラが生き延びられる可能性も何とも分からへんし、それ以前に、同社が伐った森の生態系は喪われてまんねん。


08月05日 19:44 読売新聞(yahoo! 経由)
オロロン鳥のヒナ7羽巣立つ、群れの復活に期待 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110805-00000884-yom-soci

環境省は5日、北海道・天売(てうり)島(羽幌(はぼろ)町)で、絶滅危惧種ウミガラスオロロン鳥)のヒナ7羽が巣立ったと発表した。 

>同省の発表では、島の岸壁の6か所で7月に入って7羽のヒナが誕生し、今月2日に無事に巣立ったことが確認されたという。 

環境省羽幌町は1992年から「デコイ」と呼ばれる鳥の模型を設置し、群れの誘引策を続けてきた。毎年20羽程度が飛来するようになったが、孵化(ふか)してもカモメなどに卵やヒナを食べられ、うまく育たなかった。 

>このため、今年は猟友会に協力を求め、5月から8月1日に計8回、銃声が小さいエアライフルを使い、オオセグロカモメ約100羽、ハシブトガラス40羽を駆除していた。 



◆ ◆戦争と動物◆ ◆ 

08月05日 11:00 CNN
イルカとアシカが対テロ活動、米海軍で機雷除去や基地警備 
 http://www.cnn.co.jp/usa/30003589.html

誇らしげと言うかこれで当然というニュアンスで綴られるCNNの間抜けっぷりに、鬱。動物の軍事利用の問題は言われて久しいというのに。

>プログラムは年間2000万ドルの予算でサンディエゴ海軍基地の研究センターと軍の爆発物専門家らが運営し、民間の海洋生物学者、獣医、訓練士らが協力している。 

>プログラム責任者のマイク・ローズ氏は、「ロボットや無人潜水艇が進歩してこのプログラムが時代遅れになる日がいつか来るかもしれない。だが今のところイルカやアシカの能力に勝てる技術はない」と話している。 

シー・シェパードはこういう輩をぶん殴りに行けばええのんとちゃうか、と。



◆ ◆その他 動物系◆ ◆ 

08月05日 17:33 読売新聞(yahoo! 経由)
小笠原の野生猫ペットにいかが…生態系保護にも 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110805-00000720-yom-soci

世界自然遺産に登録された小笠原諸島(東京都小笠原村)に生息する、絶滅危惧種で島の固有種「アカガシラカラスバト」などが危機にひんしている。 

>100年以上前の入植者たちが持ち込んだ飼い猫が野生化して増え続け、食物連鎖の頂点に君臨しているためで、捕獲された猫は過去5年間で200匹超。大陸と一度も地続きにならずに独自の進化を遂げてきた島の生態系を守るため、都内の獣医師らが捕獲された野生猫のペット化を進めている。 

ううう……ウチの子との相性が良ければ引き取っても、と一瞬思うてんねんけども、絶対にウチのボンボンが負けるなこれは。


◇ ◇ ◇

暑さに負けながら。今日はこの辺で。
明日、明後日の更新は恐らくは無理なので、
次は月曜日以降になります。
それでは、また、次回に。

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