今日のトピックス、「残留性有機汚染物質、温暖化で増」「NYと太陽光」「北アフリカでメガソーラー、欧州へ送電」「太陽光補助金」「ニホン、再生可能エネの特許の55%を占める」「節電で減る冷え性」「9.11テロの粉じんとガン発症の関係」「五木ダム中止へ」「ダム撤去でサケは戻るか? 米」「ツンドラ火災で温暖化促進」「ヴェトナムの希少テナガザル」「温暖化で死ぬホッキョクグマの子」「象牙」「希少ガメ売買逮捕」「国際コウモリ年」「サンゴのゲノム」「ウミガメ」「新種!」、他

かなり長いこと放置しました、すみませんでした。
今も本調子ではありません。
体調が、ということではなく、時間配分モロモロの方面で。
8月いっぱいは、更新がかなり不定期になります。
というか、これまでもそうでしたが……1週間以上あけないようにしたいのですが。


◆ ◆みんな大好き、地球温暖化の話題◆ ◆ 

07月26日 15:44 AFPBB
【図解】食品の二酸化炭素排出量 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2816222/7562795

AFPがかなり見やすい図解を作成してくれた。使える。


07月26日 15:55 AFPBB
残留性有機汚染物質、温暖化で北極圏の氷から大気に 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2816085/7559255

温暖化で、化学物質汚染が悪化する、という話。

>自然分解されにくく、生物に蓄積して人体や生態系に害を及ぼすとして、2001年に採択されたストックホルム条約(Stockholm Convention)で製造や輸出入が禁止された残留性有機汚染物質(Persistent Organic Pollutants、POPs) が、地球温暖化の影響で、蓄積していた北極圏の氷原や氷雪から溶け出しているという報告が24日、科学誌「Nature Climate Change」に発表された。 

>POPsは非常に分解されにくく、自然分解には数十年かかる。また生物の体内に蓄積しやすく、食物連鎖で上位に行くほど濃度が高くなり、上位の生物の生殖能力に脅威を与える。さらには、水に不溶性で揮発性も高いため、気温が上がれば土壌や水から容易に大気中に広がっていく。 



◆ ◆自然エネルギー系◆ ◆ 

07月26日 14:02 CNN
太陽光発電に力を入れるNY市、建物の3分の2は対応可能 
 http://www.cnn.co.jp/business/30003491.html

>ニューヨーク(CNNMoney) ニューヨーク市にある建物の約3分の2は太陽光発電に適しており、もしそのすべての屋上に太陽光発電パネルを設置すれば、快晴時には市内の電力需要の半分をまかなえる――。 

>この理想は、まだ実現にはほど遠い。 

>市の電力需要は1万3000メガワットに達することもあるが、太陽光発電の供給量はまだ6メガワットのみ。しかしニューヨーク市立大学の研究者によれば、この数字は過去1年で倍増し、2015年までにさらに5倍に増える見通しだという。 


07月26日 21:47 毎日新聞yahoo! 経由)
<欧州諸国>北アフリカなどで太陽光発電 ケーブルで送電 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110726-00000106-mai-int

メガソーラーか。やっぱそういう発想になるねんな。

>発電の主力は、トルコの1万メガワット、モロッコチュニジアの各2000メガワットなど。送電は、モロッコ→スペイン▽チュニジアシチリア島(イタリア)→イタリア本土など、アフリカとEU間だけで海中送電線の長さは計3000キロとなる。 

>EUでは90年代に電力自由化が進んだことを受け、海底送電線も含め、各国の送電網が縦横につながる。過不足の電力を互いに融通しあうシステムで、電力取引市場も整備されている。22年までの脱原発を決めたドイツは、仏やチェコなどから電力供給を受けるほか、国民投票原発再開を見送ったイタリアも仏から電力供給を受けている。 


07月27日 00:36 朝日新聞
太陽光発電の補助額3倍に拡充 福井・越前市、8月から 
 http://www.asahi.com/eco/OSK201107260210.html

他の行政でも増えていくとええねんけどな。


07月31日 毎日新聞
再生可能エネルギー:特許、日本最多 世界の55% 実用化技術力は遅れ 
 http://mainichi.jp/life/ecology/archive/news/2011/07/20110731ddm003040100000c.html

世界知的所有権機関(WIPO)の調査を踏まえて同省が調べ、中央環境審議会に報告した。中国は91〜06年、その他は70〜00年代を対象に調べた結果、日本での特許出願が55%で、米国21%▽欧州7%▽複数国で有効な国際出願7%▽韓国7%▽中国3%と続いた。 

>日本での特許出願のうち、太陽光発電・太陽熱などの太陽エネルギーが57%と最多で、水力14%▽バイオエネルギー12%▽風力8%▽地熱5%▽海流や潮の満ち引きなどを利用する潮力や波力4%。 

なのになぁ。



◆ ◆やればできる省エネ、最近流行りの節電◆ ◆ 

07月31日 13:56 朝日新聞
節電歓迎、冷え症の女性たち 電車など「寒い」苦情激減 
 http://www.asahi.com/special/10005/OSK201107300188.html

>「冷え」に詳しい東京女子医大青山自然医療研究所クリニックの川嶋朗所長は、「昨年までの電車内や施設の設定温度は低すぎたのでは」という。 

国立文楽劇場大阪市浪速区)も館内の温度を1〜2度上げて26〜27度に。演目によっては観劇は3、4時間の長丁場になる。昨年までは週に数人、「体が冷え切ってしまった」と訴える女性客がいたが、今年は、苦情はゼロ。「暑いという方もいますが、扇子やうちわで涼を取っておられるようなので、温度の変更は考えてません」 

>百貨店やコンビニも軒並み設定温度を1〜2度上げたが、こちらも苦情は少ないという。関西地区に約1900店あるローソンは一部の店舗で、冷房の設定温度を2度上げて27度にした。「チョコレートが溶け出さないぎりぎりの温度」だが、苦情はほとんどない。広報担当者は「外より少し涼しく感じられる今の温度が、実はちょうどいいのかも」と話す。 

涼しく、というよりも暑くない、の方が健康にいい、と。



◆ ◆ジンルイの生存戦略と化学物質の関係◆ ◆ 

07月28日 12:28 AFPBB
9.11テロの粉じんとガン発症の関連を否定、米政府報告書 
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2816655/7570167

うわ、眉つばな報告書が。

>現場で救助活動にあたった消防士や警官、その同僚らからは怒りの声が上がっている。報告書の結論は、米議会が今年初めに採択した9.11の救助活動で健康を害した救急隊員や消防士らを対象とした医療保障法案の支給対象に、ガン患者が含まれないことを意味するからだ。 

>彼らは、ガンに苦しむ多くの同僚を目にしており、WTCビルでの救助活動と発ガン性が無関連とは考えられないと主張する。



◆ ◆開発と環境破壊◆ ◆ 

07月21日 02:45 朝日新聞
熊本・五木ダム建設中止へ 知事が方針表明 
 http://www.asahi.com/eco/SEB201107200083.html

メモ。

>県によると、国の要請を受けて昨年10月から実施した検証の結果、04年から続いた洪水でダム予定地の下流約8キロにわたって川底が1〜2メートル削られ、流下能力が3割増えたことが判明。周辺は過去最大規模の洪水でも水があふれないことが分かったという。  

>蒲島知事は会見で08年に自身が白紙撤回を表明した川辺川ダム計画にも触れ、「球磨川水系全体として目指すダムによらない治水にも合致する」と説明 


07月26日 ナショナル ジオグラフィック
ダム撤去でサケは戻るか? アメリ 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110726001&expand

>この100年間でクラマス川を遡上(そじょう)するサケの数は、数百万単位から10万以下に激減した。環境保護団体「アメリカンリバーズ」や地元の先住民族は、ダム建設が主因だと主張している。 

カリフォルニア州先住民族の一つ、ユロック族の漁業生物学者マイク・ベルチック(Mike Belchik)氏は、「われわれは太古の昔からクラマス川の魚に依存してきた」と話す。考古学的調査によると、この地では少なくとも9000年以上前から魚を捕って暮らしていたという。 

>「ユロック族とカルック族が初めてダムの撤去を要請した10年以上前は嘲笑の的だった」とベルチック氏は語る。 

>しかし、2001年から状況が変わる。干ばつが発生し、サケを守るために灌漑用水がせき止められ、農家が大ダメージを受けた。翌年はその反動で、州政府の判断により大量の川の水が灌漑に回され、サケの大量死が発生した。 

>「このときの大惨事から、農家と先住民族の話し合いが始まった」。農家の本音は灌漑用ダムの増設だが、最低限の農業用水確保が保証されたため今回の計画に合意した。 



◆ ◆世界の森林◆ ◆ 

07月28日 毎日新聞
ツンドラ:地球の肺、CO2排出源 炭素、火災で減少 米大チーム「吸収効果は相殺」 
 http://mainichi.jp/life/ecology/archive/news/2011/07/20110728ddm002040032000c.html

これまで何度か出ている話だが。

>アラスカでは近年、火災が多発している。地球温暖化で雪に覆われる期間が短くなり、ツンドラが乾燥。落雷などにより植物が燃え、土中の泥炭に燃え移るためだ。07年に起きた最大規模の火災は、東京都の面積の半分近い約1000平方キロに拡大し、推定で約200万トンの炭素が放出された。この量は北極圏のツンドラ全体が1年間で蓄える炭素の量とほぼ同じで、日本が09年度に排出したCO2に含まれる炭素の0・6%に当たる。 



◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆ 

07月20日 11:28 AFPBB
絶滅危惧の希少テナガザル、大規模な群れをベトナムで発見 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2814063/7518464

07月22日 ナショナル ジオグラフィック
ファミリー、ベトナムの希少テナガザル 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011072205&expand

07月22日 ナショナル ジオグラフィック
歌で求愛、ベトナムの希少テナガザル 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011072206&expand

07月22日 ナショナル ジオグラフィック
毛づくろい、ベトナムの希少テナガザル 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011072207&expand

>世界中で絶滅の危機にひんしており、国際自然保護連合(International Union for the Conservation of Nature、IUCN)の「レッドリスト」によると、個体数は過去45年間で最大80%減少したと見られるという。 (AFP)

>コンサベーション・インターナショナルによると、中国では「実質的に」絶滅したと考えられる。ラオスではかなりの数が存在している可能性があるが、調査が行われていないため状況は不明だという。 (AFP)

ベトナムでも、生息域の破壊やペットとしての密猟、体の一部に薬理効果があるという迷信などの脅威にさらされているが、国境警備を強化するためのプーマット国立公園内の道路建設計画が「重大な脅威」を招くと、同団体は警告する。 (AFP)

>調査隊を率いたLuu Tuong Bach氏は、次のように指摘した。「プーマット国立公園内の銃規制は不可欠。公園を直接的に保護しなければ、ベトナムのキタホオジロテナガザルが近い将来全滅する可能性は高い」 (AFP)

>研究を率いたコンサベーション・インターナショナル(CI)のルー・トゥン・バク氏は、密猟が行われるのは主に食肉が目的の場合と、ペットとして販売する目的で子どもをとらえるために母親を射殺する場合があると言う。また国際自然保護連合(IUCN)によると、テナガザルの体の一部が民間療法に利用される場合もある。  (ナショジオ


07月20日 14:55 ロイター
ホッキョクグマの子ども、海氷減少で死亡率高まる=調査 
 http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPJAPAN-22278820110720

07月21日 ナショナル ジオグラフィック
ホッキョクグマ、687キロを泳ぐ 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110721002&expand

前のクリップでも記事が出ていたが、今回の方が詳しい。

ホッキョクグマは氷上で狩りや繁殖を行うものの、もともと水中で長時間過ごすことに適した生物ではなく、調査の共同執筆者である世界自然保護基金(WWF)のジェフ・ヨーク氏は、「温暖化により海氷が溶けたことで、一部のホッキョクグマは食料や住みかを求めてより長い距離を泳がされている」と指摘する。 (ロイター)

>調査では、ホッキョクグマのメス68頭に全地球測位システム(GPS)を搭載した首輪を装着し、2004年から6年間にわたって行動を追跡。その結果、1回の移動で48.28キロ以上を泳ぐこともあることがわかった。6年間での長距離移動は50回を数え、移動距離は最長で685.6キロ、移動期間も最長で12.7日間に達した。 (ロイター) 

>この首輪を装着した当時、子グマを連れたホッキョクグマは11頭。このうち5頭は子グマを失っており、死亡率は45%になる。一方、長距離を泳ぐ必要のなかった子グマの死亡率は18%だった。 (ロイター)


07月20日 ナショナル ジオグラフィック
鳥に食べられても生き延びるノミガイ 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110720004&expand

これもどちらかというと、個人的興味に基づくメモ。

>与えられたノミガイのうちおよそ15%が消化器官を生きたまま通過したことが判明した。中には排泄された直後に子を産んだノミガイも1個体おり、この一風変わった“旅”はその生態には全く影響を与えなかったようだ。


07月21日 10:25 AFPBB
象牙5トンに点火、密猟撲滅へ決意示す ケニア 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2814769/7530713

07月21日 17:48 ロイター
ケニア象牙5トンを焼却、密猟の禁止を呼び掛け 
 http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-22306520110721

もったいながる人は多そうやねんけども、そうした欲望そのものが問題の根っこなんやから、重要をなくすことを重視すればこれはアリやと。 


07月21日 23:42 朝日新聞
アフリカの希少カメ密売容疑 大阪のペット店経営者逮捕 
 http://www.asahi.com/national/update/0721/OSK201107210217.html

覚えておく。大阪守口か。市内に住んどった頃なら自転車圏やな(やや遠いけど)。

>内藤真知(まさとも)容疑者(50)=同市八雲東町2丁目 

環境省によると、クモノスガメは05年にワシントン条約で絶滅のおそれがあるとされる「付属書1」に分類され、商取引が原則禁止された。禁止前に輸入されたことを示す登録票があれば売買でき、内藤容疑者は「死んだカメの登録票を流用した。ばれないと思った」と話しているという。 

あと、買うバカ欲しがるバカもとっちめてやりたいところだが(まあ騙された面もあるからなぁ)。


07月22日 12:31 ロイター
「海の食物連鎖」保護で小魚漁獲削減を−国際研究チーム 
 http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPjiji2011072200389

>国際的な研究チームは21日、小さな魚が海洋で果たす役割は大きいと指摘し、プランクトンからシロナガスクジラまで「海の食物連鎖」を保護するためには小魚の漁獲量を大幅に減らすべきだと勧告した。この研究結果は科学誌サイエンスに掲載された。 

>同チームは、これまでの海洋研究では、小魚の乱獲はタラ、マグロ、メカジキ、それにサケといった大きな魚の乱獲ほど注目されていなかったと述べた。小魚にはカタクチイワシイワシ、ニシン、サバ、シシャモなどが含まれる。 

やはり目立つもの、大きいものから関心が向くというのは致し方がないとはいえ。


07月22日 23:02 朝日新聞
ユビナガコウモリ、和歌山の洞窟に 近畿唯一の繁殖地 
 http://www.asahi.com/national/update/0722/OSK201107220217.html

国際コウモリ年。知らなんだ。

>2011、12年は国連などがコウモリの保護や理解を深めていくよう訴える「国際コウモリ年」。 

>長年、研究を続ける奈良教育大名誉教授の前田喜四雄さんによると、同町の洞窟は、近畿地方唯一の繁殖地で、約2万〜3万匹が生息。毎年6〜8月にかけて、出産と子育てのため、メスを中心に各地から集まってくるという。 

ちなみにニホン国内のコウモリの仲間はほとんどが益獣。害虫をたらふく食べてくれる。ありがたや。


07月25日 02:03 時事通信yahoo! 経由)
サンゴのゲノム初解読=白化現象解明、保護に期待―沖縄科技機構 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110725-00000012-jij-soci

07月25日 14:07 朝日新聞
サンゴの全ゲノム解読 世界初、沖縄のチーム 
 http://www.asahi.com/science/update/0725/TKY201107250092.html

>サンゴの全遺伝情報(ゲノム)を初めて解読したと、沖縄科学技術研究基盤整備機構の新里宙也研究員や佐藤矩行博士(京都大名誉教授)らが24日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。解読対象は沖縄周辺の海に生息する「コユビミドリイシ」。サンゴ礁を造るサンゴは細胞内に微小な藻類「褐虫藻」が共生し、光合成することで養分を得ている。研究成果は褐虫藻が抜けて白くなり、死滅に至る白化現象の原因解明に役立つと期待される。 


07月26日 17:02 紀伊民報yahoo! 経由)
白良浜でまたウミガメ産卵 この夏4回目 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110726-00000002-agara-l30

カメ!

>ウミガメは産卵する際、静かで暗い場所を好むとされている。同課の記録では、白良浜での産卵確認は年に1回あるかないかの状態が続いていた。 

>しかし、今年は7、10、24、25日と7月に4回も確認。25日も前夜同様、数十人の観光客が産卵を見守った。 

>ウミガメに詳しい串本海中公園センター(串本町)の飼育員吉田徹さん(29)は「産卵日から推測すると最低2個体はいるのでは。明るくてにぎやかな場所に上陸するだけでも珍しいのに産卵までして戻るとは、よほど人慣れしているか変わっているかのどちらかでは」と話している。 

産めよ殖えよ生き延びよ!!


07月16日 18:07 時事通信yahoo! 経由)
調査捕鯨、「中止」併記=大勢は「継続」も―水産庁報告書 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110726-00000097-jij-pol

07月26日 20:00 読売新聞(goo経由)
調査捕鯨、報告書に初めて「中止」の選択肢 
 http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20110726-567-OYT1T00980.html

需要が減っている以上、ビジネスの形態も変わっていく。

反捕鯨団体による妨害で2月に活動中止に追い込まれた南極海での調査捕鯨の在り方について、水産庁が設置した委員会(座長・筒井信隆農林水産副大臣)は26日、報告書を取りまとめた。調査捕鯨に「毅然(きぜん)とした態度で継続するべきだ」との意見が大勢を占める一方、「国際的批判や費用対効果から縮小・中止するべきだ」との意見も少数あり、報告書には両論を併記した。 (時事)

>報告書では、「調査捕鯨は国際条約による正当な行為。悪質な妨害に屈することなく継続すべきだ」との多数意見をまとめる一方、米国や豪州などの反捕鯨国の批判が高まる中で、「国際的な理解が得られないなら、縮小または中止すべきだ」との指摘も明記。鯨肉の需要が減り、在庫は昨年末で過去最高の5000トン超に膨れ上がっていることにも触れ、「高いコストをかけ、危険を冒してまで必要ない」とも記された。 (読売)


07月27日 15:52 読売新聞
かんきつ類で味覚変わる?紀伊のサル、苦味OK 
 http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110727-OYT1T00657.htm

進化、すげえ。

和歌山県三重県など紀伊半島に生息するニホンザルの一部は、苦味を感じる遺伝子が変異し、かんきつ類などの苦味を感じないことを、京都大霊長類研究所の今井啓雄准教授と大学院生鈴木南美さんらが発見した。 

>研究グループは、苦味感覚の進化を探るため、宮城県から鹿児島県まで全国約20地域に生息するサル計約400匹の遺伝子を調査。その結果、紀伊半島にすむサル集団の約3割から「TAS2R38」という遺伝子の機能変異が見つかった。他の地域のサルにはこのような変異が全くなかった。 

>この遺伝子には、かんきつ類やアブラナ(菜の花)などに含まれる特定の苦味物質を検知する機能がある。餌にこの苦味物質を塗って与える実験をしたところ、普通のサルは一切食べなかったが、変異があるサルは完食した。 



◆ ◆新種! ◆ ◆ 

07月28日 ナショナル ジオグラフィック
インドネシアで発見、新種トガリネズミ 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011072801&expand

07月28日 ナショナル ジオグラフィック
短い寿命、新種トガリネズミ 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011072802&expand#title

07月28日 ナショナル ジオグラフィック
毒のない唾液、新種トガリネズミ 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011072803&expand

素晴らしい。

>「われわれの自然界に関する知識は、実はかなり限られている。スラウェシ島の生物種の数さえわかっていない」とエッセルスティン氏は話す。「各地に生息する種や、その進化の歴史を解明し、保護につなげるためにも、このような調査が重要なのだ」。  

ワンダー。まさに、ワンダー。



◆ ◆侵入種・移入種・外来種◆ ◆ 

07月20日 07:05 朝日新聞
被災地から魚の「投函」続々 川崎のおさかなポスト 
 http://www.asahi.com/special/10005/TKY201107190105.html

前にもこの話題出ていたが、もっと酷くなっているらしい。


07月26日 06:00 朝日新聞
ハワイにはいないはず…ヘビが野生化、小動物ピンチ 
 http://www.asahi.com/international/update/0725/TKY201107250774.html

持ち込みは やーめーてーくーれー!! いや、ほんまに。

>ヘビが生息していないはずの米ハワイ諸島で、ヘビが相次いで見つかっている。大半は違法に持ち込まれたペットとみられる。かつてヘビがはびこり、野生の動植物が絶滅や危機に追い込まれたグアムの二の舞いになりかねない、と地元は戦々恐々としている。 

火山列島から成るハワイにはもともと、大陸に分布するヘビは生息しておらず、小動物の「楽園」。そうしたハワイ特有の希少な野生動植物を守るため、ヘビの所有・持ち込みは重罪で、最大で20万ドル(約1600万円)の罰金及び3年以下の服役が科される。 



◆ ◆その他 動物系◆ ◆ 

07月21日 01:55 読売新聞
イモリの水晶体、16年で18回再生 
 http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110721-OYT1T00091.htm

イモリ!

>イモリは脊椎動物では最も再生能力が強く、四肢や尾のほか、心臓や脳の一部を失っても再生できる。ただ、再生能力の維持期間はわかっていなかった。  

>江口さんは1994年、14歳程度とみられるアカハライモリ数匹を捕集し、目の水晶体を取り除いては再生させる実験をスタート。一線を退いた後も研究を続け、2010年までの16年間で計18回にわたり水晶体を再生させたが、18回目になっても形や遺伝子の働きは正常だった。アカハライモリの寿命は30年ほどと見られ、生涯にわたって再生能力を維持していることを確認した。 

アカハラ可愛いよ、アカハラ!!


07月21日 02:32 毎日新聞yahoo! 経由)
<ペット>ネット取引は対面説明義務化 夜間の店頭展示禁止 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110721-00000005-mai-soci

つか、金払って買うっつーこと自体、なんだかなぁ、っちゅー感じやねんけども。

>境省の調査では、ペットの購入先としてネットを含む通信販売やネットオークションを挙げた人は近年、5〜7%に上る。 

>大都市を中心に深夜にペットを売る店舗が増加。「ペットへのストレスを考えると規制が必要」として、午後8時以降は展示を禁止すべきだと判断した。 

>このほか、成長後にほえたりかんだりする問題行動を防ぐため、生まれてから一定期間に達しないペットを親から離して販売することも禁止する。禁止期間について、国内の業界は45日間を主張しているが、海外では56日間の事例もあるとして意見が分かれ、結論は先送りされた。母体への影響を懸念し、出産回数に制限を設けることでも一致したが、具体的な回数は今後協議することになった。 

全体的に、これでも甘いなあ、てなところ。56日でも早いよねえ。


07月21日 03:01 朝日新聞
ウミネコ、東京のど真ん中で子育て 上野のビルに巣30 
 http://www.asahi.com/national/update/0720/TKY201107200714.html

個人的興味に基づき、メモ。

>海鳥のウミネコは春、北海道や東北地方の海岸の岸壁や沖の小島で子育てをする。都内で姿を見かけるのは越冬期だけだった。しかし、4〜5年ほど前から、春から夏にかけても、都内で姿が見られるようになった。ただ、これまで繁殖は確認されていなかった。 

>樋口教授は今年6月末、上野の不忍池に近いビルの屋上で約200羽が集まり、20〜30のペアが営巣しているのを見つけた。複数の幼鳥もいた。 

ウミネコは近年、減農薬の水田が増えたことなどから、東北地方では内陸でも姿が見られるようになり、数も大きく増えている。生態への影響も含め、まだ不明な点が多い。


07月29日 07:08 朝日新聞
害獣被害、食べて解決 中部9県「ジビエ連合」発足へ  
 http://www.asahi.com/eco/NGY201107250074.html

>東海、北陸地方など9県の知事らと名古屋市長が集まった中部圏知事会議が25日、長野県諏訪市で開かれた。シカなどの害獣を野生動物を使った「ジビエ(野生の鳥獣)料理」として活用するために、各県で協力しあう方針を確認した。  

>中部圏は山間地も多く、農作物を食い荒らすシカやイノシシ対策は共通の悩み。農林水産省の統計では、野生鳥獣による農作物への被害額(2009年度)は東海3県で13億6千万円に上る。 
  

◇ ◇ ◇

多いが、何とか消化です(だいたい)。
次はいつか……間を置かないようにしたいと思います。


それではまた、次回に。

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