今日のトピックス、「炭素税で不人気に・豪」「カーボンオフセット市場の期待感は」「自転車シェア利用伸び悩み」「塗る太陽電池」「気候変動と森林」「国産材・地元材で住宅再建」「琵琶湖の外来魚」「増えるニホンジカ」「生活水路にメダカ復活・彦根」「長距離遊泳のホッキョクグマ幼獣の死亡率高い」「キタホオジロテナガザル、ヴェトナム」「アフガンのユキヒョウ」、など。

予想通り、連休明けは報道が多いこと多いこと。
と、いうことで、ガリガリと更新です。


◆ ◆みんな大好き、地球温暖化の話題◆ ◆ 

07月18日 19:06 AFPBB
豪ギラード首相、「炭素税」で支持率低下 
 http://www.afpbb.com/article/politics/2813947/7489796

御まんまの食いあげになるから反対、ということか。まー「脱原発」を言い始めてからの菅への風当たりの厳しさ(特に政治屋界隈での)と通じるものがあるような。


07月18日 毎日新聞
カーボンオフセット:市場への期待は縮小 
 http://mainichi.jp/life/ecology/archive/news/2011/07/20110718ddm016040004000c.html

>事業活動で排出された二酸化炭素を、森林整備や省エネなどで相殺する取り組み「カーボンオフセット」の市場規模見通しについて、今年は「拡大」「現状維持」「縮小」と答えた企業の割合はほぼ同数であることが、国際協力銀行の調査で分かった。前年は過半数が「拡大」だった。 

とはいえ、脱原発の流れで自然エネルギーへの振りかえ等の分野はビジネスチャンスでかそうやねんけども。



◆ ◆自然エネルギー系◆ ◆ 

07月18日 01:02 朝日新聞
富山市の自転車シェア、利用伸び悩み 本当に「エコ」? 
 http://www.asahi.com/eco/OSK201107170225.html

確かに、使われないと宝の持ち腐れ。

>市環境政策課によると、事業開始から1年間の1日の平均利用回数は101.3回。ステーションに並ぶ135台のうち約2割は1日1回も使われていない計算になる。特に午後10時〜翌午前6時の利用は全体の約5%と少ない。 

>一方、市中心部に15カ所あるステーション1カ所あたりの電力消費量は月400〜500キロワットで、一般家庭の300〜400キロワットを上回る。レンタルの際に操作するスクリーンなどが電気を食うが、24時間いつでも利用できるのが売りなため、「節電は難しい」(同課)という。  

ふーむ……


07月19日 15:21 朝日新聞
塗る太陽電池、実用化めど 三菱化学、13年春ごろ発売 
 http://www.asahi.com/eco/TKY201107190319.html

えええーーっ! ナニコレ。

三菱化学が、光を電気に換える効率が実用レベルの10%を超える試作品づくりに、世界で初めて成功した。従来のガラス板で挟む結晶シリコンではなく、炭素化合物を使う。乾いて固まると「半導体」の役割を果たすようになり、配線を施せば、光に反応して電気を起こす。 

>煙突や高速道路の屋根など丸みがある物のほか、衣服など曲がる素材に対応できる。通常の太陽光パネルはガラス込みで厚さは数センチ必要だが、この方式だと1ミリ弱で済む。 

>塗る太陽電池は、変換効率が課題とされ、世界中で開発が競われてきた。三菱化学は成分や構造を見直し、変換効率10.1%と10%超えに成功。結晶シリコン系の約20%には及ばないが、薄型として市販される膜状シリコン系の太陽電池の水準に追いついた。 



◆ ◆世界の森林・ニッポンの森林◆ ◆ 

07月18日 13:05 AFPBB
気候における森林の役割、考えられていたより大きかった 研究成果 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2813565/7507385

>今回の研究では、1990〜2007年に森林が、大気中で主に二酸化炭素の形で存在する炭素を、年間約24億トン吸収したと推定している。これは化石燃料によって1年間に排出される炭素の3分の1にあたるという。 

>一方で論文は、食料や燃料生産、開発のため主に熱帯地方で進んでいる森林破壊によって、年間約29億トンの炭素が放出されたとしている。これは人類の活動によって放出される排出量全体の25%を超えるという。従来の研究では、森林破壊で放出される温室効果ガスの量は全排出量の12〜20%程度と考えられていた。 

温室効果ガスの吸収源としてまた放出減としての森林だけやなしに、森林は森林やから貴重やねんけどな。


07月18日 22:17 産経新聞yahoo! 経由)
坂本龍一さんが被災地を訪問し、木造仮設住宅を視察 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110718-00000566-san-soci

完全に自分用メモ。

>この支援プロジェクト「LIFE311」は地場産材を使い地元の工務店が建てることで、森林保全と雇用創出を促すもの。 

>木造仮設住宅の建築費は、一戸建て(29・8平方メートル、トイレ・風呂付きの2DK)で約300万円。今回、同町有地に建設した93棟分、合計約3億円を「LIFE311」の募金サイト(http://life311.more−trees.org/)で、いまも寄付を募っている。 

>坂本さんは19日、林業が盛んな住田町に対し、仮設住宅に限らず、中長期的な森づくりをともに進める上で、都市と地域との連携を強化する協定を締結する。 



◆ ◆侵入種・移入種・外来種◆ ◆ 

07月18日 13:13 毎日新聞yahoo! 経由)
外来魚:琵琶湖、新たに2種捕獲 「放流やめて」 「生態系乱す」と警鐘 /滋賀 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110718-00000136-mailo-l25

先週も京都新聞の話題を取り上げたが、今度は毎日の地方版で。

ヒレナマズ科の一種は草津市沖の南湖で漁業者が設置した駆除用の網に1尾(全長約36センチ)がかかっていた。アフリカのタンガニーカ湖の固有種で、魚種名が分からず、近大農学部に照会して判明した。 
 
>「アミア・カルバ」は長浜市沖の北湖で同じく漁業者の網で1尾(全長約44センチ)捕獲された。北米東部に広く分布し、観賞用として流通しているいう。 
 
>これで県内で確認された外来魚はオオクチバスブルーギルを除き、36種になった。 

>無許可放流は県漁業調整規則で処罰の対象になっている。同試験場は「漁業や固有の生物相に取り返しのつかない悪影響を与える危険性がある」と、無許可放流を強く戒めている 

放流ダメ、ゼッタイ!! 


07月18日 毎日新聞
レンジャー最前線:/3 南アルプスニホンジカから守る 
 http://mainichi.jp/life/ecology/archive/news/2011/07/20110718ddm016040006000c.html

まあ、いわゆる侵入種と見做して。

南アルプスの山岳地域ではお花畑の高山植物や森林の樹木の皮が急速な勢いでニホンジカに食べられています。植物の草丈や種数が衰退し、シカが嫌うマルバダケブキなどの限られた植物が優占するなど、植生が一変しつつあります。餌が枯渇すればこれらの植物も食べられます。絶滅危惧種も例外ではなく、生態系に大きな影響が出ています。 

南アルプスの高山帯にはもともとニホンジカはほとんど見られませんでしたが、90年代後半から、高い標高の地域に目立つようになりました。山小屋の管理人の目撃情報や赤外線センサーカメラを用いた調査から、稜線(りょうせん)への出没も確認されています。3000メートル級の山への侵出が確認されたことは衝撃でした。 



◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆ 

07月18日 08:39 京都新聞yahoo! 経由)
彦根の水路にメダカ復活 住民が清掃し水質が改善 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110718-00000001-kyt-l25

清掃、ありがたや。

>メダカが姿を見せだしたのは3年ほど前。今では複数の群れが泳いでおり、川端には涼を求める親子が集い、子どもが魚捕りや水遊びをする。近くの住民は「ひところはヘドロがたまり悪臭を放っていた。住民が定期的にヘドロを採り、落ち葉や雑草を清掃するなどし、メダカやサワガニがいる清流になった」と喜ぶ。 

>県琵琶湖博物館は「街中での生息事例はほとんど聞いたことがない。水質の改善や、緩い流れなどメダカの生息環境が整い、行き場が限られていたメダカが戻ってきたのでしょう」と推測 

いや、ホントにその努力に頭が下がる、としか。


07月19日 11:21 ロイター
長距離遊泳のホッキョクグマ幼獣の死亡率高い=専門家 
 http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPjiji2011071900285

悲しい。

地球温暖化で北極界の氷が溶解が進んでいるため、母熊とともに長距離を遊泳しなければならなくなったホッキョクグマの幼獣は、遊泳する必要のない幼獣に比べ死亡率が高いことが新たな調査報告で明らかになった。 

>幼獣を伴って長距離を遊泳した11頭の母親のうち、5頭は遊泳中に幼獣を失い、死亡率は45%に達したことになる。一方、母熊とともに長距離遊泳する必要のなかった幼獣の場合は、死亡率は18%だった。ホッキョクグマ・インターナショナルの首席科学者であるスティーブ・アムストラップ氏は、「幼獣は脂肪が少ないため、長期間冷水に浸かっていることはできない」と説明する。 

温暖化、止めんとあかん。


07月19日 11:59 CNN
絶滅寸前のテナガザル、ベトナム北部で455匹の集団を発見 
 http://www.cnn.co.jp/fringe/30003420.html

キタホオジロテナガザル。おおーっ!

>世界のテナガザルは25種類すべてが絶滅の危険に直面しているが、その中でもキタホオジロテナガザルは特に深刻。最後の避難場所として保護地区を設けることが非常に重要だと、同会長は強調する。 

>一帯は高地に広がる密林だが、それを分断する道路の開発計画が進んでいる。道路開通の結果、外部から狩猟の手が伸びやすくなることも懸念される。チーム責任者は「プーマット国立公園を直接保護しなければ、近い将来、ベトナムからキタホオジロテナガザルは消えてしまう可能性が高い」と 

絶滅?⇒再発見⇒開発の危機、の例によって例の如くのいつものパターン(怒。


07月19日 ナショナル ジオグラフィック
生息多数、アフガンのユキヒョウ 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011071905&expand

07月19日 ナショナル ジオグラフィック
天然の爪研ぎ柱、アフガンのユキヒョウ 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011071906&expand

07月19日 ナショナル ジオグラフィック
残る危険、アフガンのユキヒョウ 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011071907&expand

特に真ん中の爪とぎ柱に馴染み入れしているところは、萌 え た ☆ !!
猫飼いなら、この仕草の愛らしさを理解し、身悶えするはず。

>「過去の記録から、これまでアフガニスタンユキヒョウについては約100頭という数字が使われている。実際の数は分からないが、この数字が(ほぼ)正しいとすると、数頭が失われるだけでも大問題になる」 

見出しで言うところの「多数」とは、現地の戦争の被害に対して比較的マシだった、という程度に受け取っておいた方がいい件について。


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今日はこれにて。残りのブログのメンテもありますので。
ではまた、次回。