今回のトピックス、「EU温室効果ガス排出目標」「スカイツリーの雨水利用」「渡り鳥の飛来地、再生の兆し」「アラビアオリックス」「レッドリスト」「ノコギリエイ」「エビの女王」、ほか。

今日もちょっと押し気味なので、サクッといきます。
明日の更新は未定です。


◆ ◆みんな大好き、地球温暖化の話題◆ ◆ 

06月16日 11:47 ロイター
脱原発などでCO2排出削減目標引き上げに難題=ヘデゴー欧州委員 
 http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPjiji2011061600318

ロイターでは珍しく長文の記事なので、できれば全文通読がよさげ。

欧州連合(EU)欧州委員会のコニー・ヘデゴー委員(気候変動担当)は15日、EUは温室効果ガス排出量削減目標を現行の20%から向こう10年間で引き上げることは可能だが、問題は複雑だと指摘し、一部加盟国の脱原発機運からも後ろ向きの影響を受けていると語った。 

>同委員は削減目標を現在の20%から2010年代末までに30%に引き上げた場合に生じる費用対効果についての新たな分析報告を7月に発表する意向だ。鉄鋼業界など、温室効果ガスを大量に排出する業界は、費用増が域外移転を招くとして削減目標の引き上げに反対している。 



◆ ◆スカイツリーもエコが好き◆ ◆  

06月17日 03:03 朝日新聞
スカイツリー地下は巨大エコ空間 熱や雨水ためて活用 
 http://www.asahi.com/national/update/0616/TKY201106160662.html

雨水利用でなおかつその水を蓄熱エネルギー利用するという理解でいいのか、これは。記事がちょっと舌たらずなんやけども。

東武鉄道東武エネルギーマネジメントによると、蓄熱槽にためる水は7千トンで、25メートルプール17杯分。夜間電力を使って夏は5度の冷水に、冬は48度の温水にしておき、昼間の施設の冷暖房に活用する。 

>水7千トンは23万人の1日分をまかなう量といい、災害時は生活用水や消防用水として提供する計画だ。 

スカイツリーサイト等であとで調べる。


◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆ 

06月17日 09:41 時事通信yahoo! 経由)
渡り鳥の飛来地、再生の兆し=仙台 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110617-00000007-jijp-soci.view-000

環境省の写真提供を時事が報道。今回の被災、長い海岸線が津波の被害を受けたが、中には希少種を含む多くの渡り鳥の飛来地も含まれている。それが回復傾向にあるということは、とにかくうれしい。

>震災で壊滅的な被害を受けた、渡り鳥の飛来地「蒲生干潟」。津波で流された海と潟湖間の砂が戻りつつある。 


06月17日 20:07 AFPBB
一角獣」のモデル、アラビアオリックスの生息数が回復 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2807060/7369486

角長いよ角!

>狩猟によって激減し、1972年には野生では最後の1頭とみられるアラビアオリックスが射殺された。IUCNの「レッドリスト(Red List)」には「飼育・栽培下で、あるいは過去の分布域外に、個体(個体群)が帰化して生息している状態でのみ生存している種」とされる「野生絶滅」として掲載されてきた。 

>しかしIUCNによると、以後40年近く飼育下での繁殖努力を続けた結果、個体数は約1000頭にまで回復した。オマーンでは1982年に、繁殖したアラビアオリックスを野生に返すことに成功した。 

>その後もサウジアラビアイスラエルアラブ首長国連邦UAE)、最近ではヨルダンでも野生に返すことに成功し、今回のレッドリストの見直しで「野生絶滅」3段階上の「絶滅危惧?類」に分類された。1度は野生絶滅とされた種が3段階も持ち直したのはアラビアオリックスが初めて。 

これは感動。続け、未来。


06月17日 毎日新聞
レッドリスト:絶滅危惧1万9265種 生息判明5万9508種の32.4% 
 http://mainichi.jp/life/ecology/news/20110617ddm002040084000c.html

IUCN日本委員会サイトだと、まだリリースは出ていない(昨年10月に発行したレッドリストの案内はアリ)。今年版の案内は気長に待つとして。

>昨年10月の国連生物多様性条約締約国会議の際に発表した10年版とほぼ変わっていないが、データが得られていない種も8996に上り、IUCNは「さらに調査が必要」とした上で、各国に生物多様性保全強化を求めた。 

>既に絶滅、あるいは野生では絶滅したとされる種は861種。レッドリスト絶滅危惧種を3ランクに分類しており、このうち「極めて絶滅の恐れが高い」とされたのは3801種を占めた。 


06月17日 ナショナル ジオグラフィック
絶滅危惧種ノコギリエイの生態 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110617002&expand

ノコギリエイのノコギリが何に使われているかについて。上リンク先通読推奨。

>太平洋、大西洋、インド洋の熱帯から亜熱帯にかけて生息するノコギリエイ。生息域は広い範囲におよぶものの、全種とも絶滅が危惧されている。 

ノコギリエイは全般にここ数年、急速に個体数を減らしている。主な原因は故意または過失による乱獲だ。  

06月18日 02:12 毎日新聞yahoo! 経由)
オオタカ>捕獲の容疑で鷹匠宅を家宅捜索 愛知県警 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110618-00000007-mai-soci

鷹匠やるくらいのプロなんだから、保護資格を取っておけばいらぬ誤解を防げたろうに。

>男は毎日新聞に対し「密猟ではなく、保護されたものをボランティアとして世話していた。約2カ月前に岐阜大へ持ち込んだが、鳥インフルエンザを理由に受け入れを拒否された。法に触れるようなことはしていない」と話した。 

種の保存法は、国内で希少野生生物種に指定されている個体を、調査・研究以外の目的で捕獲や譲渡することを禁じている。 

それをやらなかったってことは、やっぱ「何か」あったのか。まぁ、この報道だけではどちらとも言えへんけども。



◆ ◆本日の、海の中には発見がいっぱい◆ ◆ 

06月17日 17:50 朝日新聞
エビの世界にも「女王」いた 米の学者発見、働きエビも 
 http://www.asahi.com/national/update/0617/OSK201106170044.html

「女王エビ」に「働きエビ」、「兵隊エビ」だとう? 知らへんかった……

>研究によると、中南米カリブ海の海綿動物に寄生して暮らす体長数センチのテッポウエビは、約300匹の群れで生活する。卵を産むのは「女王エビ」だけで、「働きエビ」は女王にエサを運ぶ。「兵隊エビ」は敵が近づくと、前脚のハサミをパチンと閉じて衝撃波を発生させ、女王や群れを守る。 

>園によると、2000年に学術誌で発表されたが、一般には知られていなかった。 


◇ ◇ ◇

明日の用事がるので、早く寝ないといけないのですが、
原発さんの記事の分量が物凄いことになっているので……


ともあれ、こっちは一旦お開き。
それではまた、次回に。

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