今日のトピックス、「ラクダ駆除でクレジットゲットだぜ!」「温室効果ガス25%削減目標はそのまま」「シドニーのシロクマ(但し人工物)」「コ・ジェネは有効」「米国エンジンオイル・リサイクル事情」「長江のかんばつ」「生物多様性保護地域」「アカウミガメ」「義足ウミガメ」「カメ密輸」「新種ヌマエビ」「アイスランドのホラー映画はクジラがテーマ?」「スカンク、縞模様の秘密」、など。
梅雨の合間の晴れの一日は嬉しいものです。
スクラップを。
◆ ◆みんな大好き、地球温暖化の話題◆ ◆
06月03日 13:52 ロイター
ラクダ駆除で炭素クレジット獲得、豪政府がルール公開
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-21518720110603
豪大陸におけるラクダは外来生物。駆除は当然。ラクダ増やしてエントロピー上げて、それを片付けることでエントロピー下げる、というのはちょっとマッチポンプ的ではあるが。
>同規則は、アデレードの炭素プロジェクト開発会社ノースウエストカーボンが策定。ラクダは牛や羊と同様に、CO2よりも温室効果の高いメタンガスを大量に排出していることから、ラクダの駆除プログラムにより、温室効果ガスの排出量を削減できるという。
>19世紀にオーストラリアに持ち込まれたラクダは、天敵がいないことから急速にその数を増やし、現在は砂漠や内陸地域に100万頭以上が生息。広い範囲で耕作地を荒らしているほか、生態系に悪影響を与えている。
06月03日 14:43 オルタナ(yahoo! 経由)
「温室効果ガス25%削減目標は今後も変えず」、菅首相が国会で
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110603-00000301-alterna-bus_all
>菅直人首相は1日午前の参院本会議で、先月下旬にフランスで開かれた主要8カ国首脳会議(G8サミット)について報告した。サミットでは再生可能エネルギー重視の方針を表明し、温室効果ガス排出量を2020年までに90年比で25%削減する公約について「再生可能エネルギーと省エネルギーは二酸化炭素(排出量)削減にもプラスだ。目標は従来と変わりなく掲げる」と維持する考えを明らかにした。
06月03日 16:14 ロイター
シドニー中心部に氷のシロクマ登場、温暖化の危機訴える
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-21521820110603
氷の彫刻が上手く出来てる。
>シドニー中心部サーキュラー・キーに、シロクマの氷像「シドニー・アイス・ベア」が登場し、通行人らの注目を集めている。大きさは実物大。
>この氷像を制作したのは彫刻家のマーク・コレスさん。温暖化により北極の氷が減少し、シロクマの生存が脅かされていることから、通行人らが氷像を触って氷が溶けるのを感じることで、シロクマが直面する状況を感じてもらいたい、としている。
>コレスさんはこれまでにも、コペンハーゲンやロンドンでシロクマの氷像を披露している。
◆ ◆やればできる省エネ◆ ◆
06月02日 22:39 京都新聞(yahoo! 経由)
大ガス、原発半基分の省電力化 12年度末までに
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110602-00000031-kyt-l26
コ・ジェネはもっと取り入れられてもいいと思うねん。
>大阪ガスは2日、ガスコージェネレーション(熱電併給)の設置やガス空調の活用などを進め、2012年度末までに新たに原発約半基分に当たる約44万キロワット分を省電力化できる、との見通しを明らかにした。
>ガスコージェネはガスを使ってエンジンや燃料電池で発電し、排熱も給湯などに利用するシステム。
>同社の家庭用顧客の2割が、ご飯を炊いたり、料理を温める際に電化製品からガスこんろに切り替えると、約7・8万キロワットの電力削減につながるとの試算も示した。
◆ ◆分けて回してリサイクル◆ ◆
06月03日 ナショナル ジオグラフィック
エンジンオイル再生は普及するか?
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110603002&expand
車は所持していないので、この視点はあまり持ったことが無かった。メモ。
>現在、エネルギー関連の企業や環境保護の専門家たちは、使用済みエンジンオイルによって発生する廃棄物を減らす方法を模索しており、燃料効率を大幅に高める規格の研究も進めている。
>世界中の車のエンジン内部を循環するエンジンオイルの量は年間数十億リットルを上回り、使用済みオイルはアメリカだけでも年間約50億リットルに達する。アメリカ環境保護庁(EPA)の推計では毎年約7億6000万リットルが不法投棄されており、一部は“リサイクル”されているが環境への配慮という点では疑問符が付く。最終的には産業用燃料として焼却される場合が多いからだ。
日本だとどうなっとるんやろか。
>「エコを考えるなら、積極的に再生オイルを使うべきだ」とフェリック氏は述べる。「しっかりとした品質基準を満たしていれば、車に最適なオイルとなる。貴重な資源を浪費するよりは、何度もリサイクルする方がずっと賢明じゃないか」
◆ ◆世界の水環境◆ ◆
06月03日 18:29 時事通信(yahoo! 経由)
記録的干ばつで大きな被害=中国長江流域
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110603-00000108-jij-int
記事にはないが、生活用水、漁業等も大変なはず。つか、どっかでその報道も見たんだが、スクラップ漏れ(スマン)。
>世界自然保護基金(WWF)は3日、中国の長江(揚子江)中下流域で続く記録的な干ばつにより、湖の水質改善などWWFのプロジェクト対象地100カ所で被害が出ていると発表した。
>このうち湖北省洪湖では、湿地に亀裂が入るなどし、修復には少なくとも10年は要するとの見方を伝えている。この日記者会見した環境保護省の李干傑次官も「降雨不足が原因だ。湖水が大幅に減少し、湖の水質や周辺の湿地、渡り鳥の生存に影響を与えている」と語った。
◆ ◆生物多様性を求めて◆ ◆
06月03日 ナショナル ジオグラフィック(サイエンスポータル)
国土の27%を生物多様性保護地域に
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=00020110603004&expand
どうかな、と思っていたら、ナショジオにもだが、CIのサイトにももう出ていた。
⇒日本の生物多様性重要地域(KBA)232か所発表
http://www.conservation.org/sites/japan/news/Pages/KeyBiodiversityArea.aspx
>国際環境NGOコンサベーション・インターナショナル(本部 米国、日本事務局:東京都新宿区)は、日本列島にある生物多様性にとって世界的に重要な地域(KBAの選定結果を発表しました。日本のKBAは北海道から沖縄まで232か所、総面積は国土の18%(66,000km2)に上ります。しかしながら、このKBAの総面積の約半分(国土の8%に相当する3万km2)が既存の保護地域(※1)の外にあることが分かりました。 (CIニュースリリース)
>KBAとはKey Biodiversity Areaの頭文字で、危機性と非代替性を指標とした国際標準的な手法(資料1)により選ばれる生物多様性の重要地域です。鳥類のIBA(※2)を出発点として、哺乳類、爬虫類、両生類、および陸水域に依存する種群として魚類とトンボ類の計103種の対象種が生息地する範囲からKBAを選びました。さらに、KBAの条件を満たす河川を、範囲を限定せずに、“KBA候補”として50か所を選定しました。なお、上記で全ての生態系が網羅されているわけではありません。今後、植物やチョウ類も対象種に加え、特に草地の重要地域を把握する必要があります。 (CIニュースリリース)
地図、生物種のリスト等もアリ。確認、確認っと。
◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆
06月02日 17:06 紀伊民報(yahoo! 経由)
アカウミガメが産卵 千里の浜で今季初確認
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110602-00000005-agara-l30
カメ!
>日本有数のアカウミガメの産卵地、和歌山県みなべ町山内の千里の浜で5月30日夜、今シーズン初めてウミガメが上陸、産卵したのをみなべウミガメ研究班(後藤清代表)が確認した。初上陸は昨年より半月ほど遅く、後藤代表は「これほど遅いのは初めて。冬場の水温低下の影響があるのかもしれない」と話している。上陸と産卵は8月中旬ごろまで続く見通し。
>千里の浜でウミガメの産卵を見学する場合には、みなべ町教育委員会の許可が必要で、浜ではライトを照らさないことや、フラッシュ・ストロボ撮影は厳禁―といったルールがある。
ううう、関西在住時に行っておけばよかった……(涙)。
06月03日 07:06 AFPBB
「義足」のウミガメ、2600キロ泳ぐ 発信機で確認
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2803769/7292839
写真も嬉しい。そして、嬉しい。
>オーストラリア動物園で保護されていた3本足のウミガメ「ノエル」が野生に返されたとき、皆、ノエルの安否をとても心配した。だが、装着された発信機によると、2010年12月以降、2600キロを超える距離を泳いでおり、3本足が障害になっていないことが証明された。
>「足の切断手術を受けたカメが生存できることが証明されたのだから、これは非常に重要な研究だ」と加えた。一部の施設ではこれまで、ノエルと同じようなカメは生存不可能との考えから、安楽死させてきたという。
06月03日 14:14 AFPBB
バンコクの空港でカメなど451匹を押収、総価値270万円以上
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2803858/7293456
06月03日 14:27 毎日中国経済(yahoo! 経由)
トランクからカメ450匹 タイの空港で希少動物密輸
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110603-00000010-xinhua-int
06月03日 16:51 ロイター
スーツケースから絶滅危惧種のカメ451匹、バンコクの空港で
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-21522120110603
カメ!(滝涙)……無事か?
>タイ・バンコクのスワンナプーム国際空港で2日、トランク4つに希少動物のカメ451匹、ワニの一種であるマレーガビアル7匹が入っているのが見つかった。総額は約100万タイバーツ(約267万円)相当で、密輸品とみられる。
>同空港では昨年8月にも、女がトラのおもちゃを入れたトランクに本物の赤ちゃんトラを忍ばせてイランに持ち出そうとし、摘発されている。
人を呪わば穴二つ、とはいえども、こういう犯罪を聞くとデスノートが欲しくなる(←なんやねんこのヘタレ)。
命はあったとはいえ、元の生態系へと戻すのは至難の業やろうに……(鬱。
◆ ◆新種! ◆ ◆
06月03日 10:40 琉球新報(yahoo! 経由)
久米島で新種ヌマエビ WWFジャパン、海水域「世界的に例ない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110603-00000013-ryu-oki
今回珍しく、WWFのジャパンサイトでもプレスリリースが素早くアップ。
⇒久米島で新属新種のヌマエビ類を発見
http://www.wwf.or.jp/activities/2011/06/989302.html
>沖縄島の西約100kmに位置する久米島(沖縄県久米島町)沿岸の水深35m程にある海底鍾乳洞で、新属新種のヌマエビ類が発見されました。このヌマエビ類は、2011年2月に実施されたWWFジャパンの「久米島応援プロジェクト」の海底洞窟生物調査で採集され、眼が退化傾向を示すなどの特徴を有しています。ヌマエビ類の多くは、通常は河川に生息していますが、海産のヌマエビ類は世界的にも例がなく、学術的にも貴重と考えられています。この発見については、2011年6月4日に琉球大学で開催される沖縄生物学会にて発表されます。 (WWFジャパン)
続きは、上のWWFのサイトで。
◆ ◆その他 動物系◆ ◆
06月02日 みんなの経済ネットワーク(yahoo! 経由)
アイスランド初のホラー映画「RWWM」、銀座で公開へ−裕木奈江さんあいさつも /東京
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110602-00000065-minkei-l13
アイスランド初の、やないやろ。日本初公開のアイスランド製ホラー映画、やろが。21世紀までホラー映画をつくってなかったんかいな、かの国は。
でもこれ、笑えるホラーなら観に行きたいねん。
>アイスランドでは1987年から2007年まで商業捕鯨が禁止されたことなどからホエール・ウオッチング・ビジネスが台頭。同作の舞台となる首都レイキャビクはホエール・ウオッチングの観光地としても知られ、商業捕鯨解禁後は港では「こっちにはホエール・ウオッチング船があって、あっちには捕鯨船がある」という「矛盾した」状況が発生しているという。
>こうした社会問題を背景に、同作では登場人物を「嫌なやつばかり」(ジュリアス・ケンプ監督)にすることで「中立な立場」を展開。ブラックユーモアを盛り込みながら、捕鯨禁止で失業した一家が殺人鬼となり、船上で観光客の惨殺を繰り返す様子を描く。
え? ホラー映画って笑うもん、ちゃいますのん?
06月03日 ナショナル ジオグラフィック
スカンクのしま模様は悪臭の警告?
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110603001&expand
これは面白い!
>新たな研究では、スカンクやアナグマ、クズリなど、200種類近くの肉食性哺乳類のデータと画像を分析。攻撃的な動物の体色は、保護色で身を守る温和な動物に比べ、色彩や模様がはっきりしている傾向が明らかになった。
いやー、本文全部推奨。ぜひ上のナショジオのサイトへ。
◇ ◇ ◇
時間が無いので、アップです。
今日はこれにて。
それではまた、次回に。
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