今日のトピックス、「CO2濃度が最高値」「山形の節電」「自家製ソーラー・スクーター」「コーヒーかすでバイオ」「津波と有害物質」「地震被害と化学物質汚染」「アマゾン巨大ダム着工か」「古材を使え!」「メキシコ湾の魚類生殖器異常が増加」、など。

昨日いなかったムクドリが、また戻ってきました。
どういう状況で収まるのか、しばらく様子見です。


◆ ◆みんな大好き、地球温暖化の話題◆ ◆ 

06月01日 19:21 朝日新聞
2010年の国内CO2濃度、最高を記録 気象庁 
 http://www.asahi.com/science/update/0601/TKY201106010521.html

06月01日 20:27 時事通信yahoo! 経由)
CO2濃度が最高値=87年から毎年更新―気象庁 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110601-00000155-jij-soci

昨日の積み残し。

>同庁によると、観測値は岩手県大船渡市393.3ppm、東京都小笠原村南鳥島390.5ppm、沖縄・与那国島392.7ppm。 (時事)

>大船渡市は3地点の中で最も早く1987年から観測しているが、過去最高を毎年更新。同年と比べ42.1ppm増加したという。 (時事)

温暖化防止、はなかなか掛け声だけで、実が伴わず。



◆ ◆やればできる省エネ◆ ◆ 

06月01日 12:06 読売新聞
度の実験でも達成不能山形県15%節電の壁 
 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110601-OYT1T00419.htm

こちらも昨日の積み残し。

>25日に続く取り組みで、午後1〜3時に実施。県内の消費電力量は昨年同時期比で、12%減となり、前回と同じく、目標の15%に届かなかった。県は2回の実験の反省点を踏まえ、6月1日から、「山形方式節電県民運動」を始める。 

>午後1時になると、県庁では、窓側の電灯が消され、コピー機の電源が落とされるなどした。県庁内だけでみると、約61%減と大幅な節電を達成した。 

>県地球温暖化対策課によると、消費電力量は、午後1〜2時は、約11%、同2〜3時は約14%の減少だった。しかし、前日の30日と比較すると、2時間平均で約1%減にとどまった。 

志は立派だと思う。つか、16%が壁か。一般家庭でも10%くらいまでなら、落としやすいやろし、今は省エネグッズも増えたからなー。



◆ ◆自然エネルギー系◆ ◆ 

06月01日 19:19 AFPBB
太陽光で走る自家製ソーラー・スクーター、インド 
 http://www.afpbb.com/article/economy/2803314/7284360

個人で作ってまうっつーところがバイタリティ溢れるインドらしい。

>3年の歳月と製作費2万7000ルピー(約5万円)をかけて、中古のスクーターを改造してソーラーパネルを付けた。1回の充電で60キロの走行が可能だという。 

インドやタイなど南国の、あの喧嘩売ってるような攻撃的な太陽光を思い出すと、太陽光のエネルギー利用はもっとできそうな気がする。中でも、インドは適正が高そう。


06月02日 15:09 読売新聞
コーヒーかす燃やし、発電に利用…住友金属 
 http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/ecoscience/20110601-567-OYT1T01169.html
または
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110601-00001169-yom-bus_all

廃棄物利用はもっと進めていいと思う。いや、ホンマ。

住友金属が買い取るコーヒーかすは、1年間で最大1万2000トン。これを鹿島製鉄所(茨城県鹿嶋市)内の火力発電所で燃料の石炭に混ぜる。コーヒーかすは燃えやすいが、石炭に比べて火力が劣ることなどから、混合比率は約1%だ。 

うーん、火力で限界か……



◆ ◆ケミカル・ケミカル・ケミストリー、化学物質と環境◆ ◆ 

06月01日 20:36 朝日新聞
津波で海底の有害物質が陸上へ? 東北大が泥を調査 
 http://www.asahi.com/national/update/0601/TKY201106010578.html

これは考えてもみなかった視点。

三陸沖の海底にたまっていた重金属や有害物質が津波で陸上まで運ばれた可能性があるとして、東北大が1日、調査に乗り出した。 

>東北各地にはかつて多くの鉱山があり、ヒ素や重金属が川を通じて海へ流れ込んでいた。現在は使用が規制されている有機スズ化合物が船底の塗料に使われ、生物に影響を及ぼしたという報告もある。 

>今回の震災で、海底に沈殿していた有害物質が津波で陸に上がったとみられる。ヒ素や重金属類は海底に沈殿していれば、水質への影響は少ないが、陸上に広がると、地下水や川を汚染する恐れがある。同大学院の土屋範芳教授(地質学)は「水道が使えず、沢水や井戸水を使った被災地があるので、汚染の広がりがないか急いで確かめたい」。今後、三陸沿岸を手分けして回り、9月には分析結果を出したいという。  


06月02日 15:00 毎日新聞yahoo! 経由)
東日本大震災宮城県沿岸に有害物質流出 国の基準の2倍 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110602-00000049-mai-soci

上とは別の調査。

東日本大震災津波に襲われた宮城県中部の沿岸部で、ヒ素化合物など3種類の有害物質が最大で国の基準の2.2倍検出されたことが、神戸大の飯塚敦教授(地盤工学)らの調査で分かった。震災の津波による土壌汚染の実態が判明するのは初めて。石油コンビナートや化学工場などの近くで値が高く、浸水地で作業する際はマスクや手袋での防御が必要だ。環境省も土壌汚染状況の緊急調査を予定している。 

こういう研究者の視点が復興には欠かせないねん。ありがたや。



◆ ◆破壊と再生・世界の森林◆ ◆ 

06月02日 11:48 AFPBB
アマゾン巨大ダム着工を承認、熱帯雨林500平方キロが水没 ブラジル 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2803668/7290201

うわ。止めろとあれほど言ったのに……

>ブラジル当局は1日、北部パラ(Para)州のアマゾン(Amazon熱帯雨林に建設する世界3位の規模の巨大水力発電ダムの着工を承認した。 

>しかし、ダムが完成すれば熱帯雨林516平方キロが水没し、1万6000人が立ち退きを余儀なくされることから、地元先住民や環境団体、同国のカトリック教会は建設に強く反対している。 

胸が痛い。



◆ ◆分けてリサイクル◆ ◆ 

06月02日 16:55 朝日新聞
被災の築300年古民家、部材の活用模索 宮城・南三陸 
 http://www.asahi.com/special/10005/TKY201106020264.html

古材活用は大事、けれども被災してその上先立つものがかなりいるとなると……ぐぬぬ

>古民家は養蚕農家の建物で床面積約135平方メートル、高さ約10メートルの平屋建て。古民家に住んで13代目となる遠藤重幸さん(61)によると、建築は「元禄15年3月15日」と記された巻物が代々引き継がれてきた。

>解体には約150万円かかるという。農地や経営していた洗車場も津波の被害を受けた遠藤さん。「300年の歴史を見つめ続けてきた貴重な柱や梁をこのままゴミにはしたくない。せめて、どこかで生き延びさせてやりたい」と話している。 



◆ ◆巡る生態系◆ ◆ 

06月01日 ナショナル ジオグラフィック
メキシコ湾で増加する魚の生殖器異常 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110601001&expand

酸欠が原因って、そんなんあるんか?

>メキシコ湾の酸欠海域「デッドゾーン」で、魚の生殖器異常が多発していることが明らかになった。 

デッドゾーンの原因は、ミシシッピ川から流れ込む農業排水などが引き起こす藻や微生物の異常繁殖だ。海水中の酸素が大量に消費されるため、他の海洋生物が死滅し、広範囲に及ぶ「死の海」となる。  

>2006年から2007年にかけて、メキシコ湾北部のデッドゾーンでニベ科のアトランティック・クローカーを捕獲調査した結果、約4分の1のメスから、卵巣の代わりにいびつな精巣のような器官が見つかった。生殖器の異常が生じるまでに、酸欠海域でどれくらい暮らしていたかはわかっていない。しかし、実験によると10週間あれば十分なようだ。  

>メキシコ湾のデッドゾーンは毎年5月から9月の間に出現しており、1980年代と比較して2倍以上になっている。 

しかも、地域が広がっとる…… 


◇ ◇ ◇

今日も少し前倒しですが、この辺で。
それではまた、次回に。