今回のトピックス、「EU二酸化炭素排出量減少」「太陽光のススメ」「稲わらバイオ」「屋上緑化」「メコンのダム建設」「長江水質悪化」「メキシコ湾原油流出事故から1年」「オゾン層破壊」「GMパパイヤ流通問題」「エコと広告」「ごみと海洋汚染」「米国立公園の外来種」「ギフチョウ」「ナショジオ写真特集」「イチモンジタナゴ」「シエラレオネのカバ、被害」「小動物と避難する方法」、ほか。

分量が以前(震災の)と比べて半端なく増大しているため、
今後の運営をどうしようか、真剣に困っています。
効率化を図るにしても、限界がありますし……


ともかく、今日は全部の紹介は無理なので、
積み残し覚悟で更新します。
「今日の原発さん」関連はすべて明日に持ち越し、ということで。
それ以外を以下、大量に。


◆ ◆みんな大好き、地球温暖化の話題◆ ◆ 

04月21日 14:52 ロイター
09年のEUのCO2排出量が7.2%減少 
 http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPjiji2011042100231

>この結果、EUのCO2排出量は5年連続の減少となり、1990年を基準とした削減率は17.6%に達し、2020年までに20%削減するとのEUの目標に近づいている。 



◆ ◆自然エネルギー系◆ ◆ 

04月20日 21:18 週プレNEWS(yahoo! 経由)
太陽光発電アパート」で真夏の計画停電も怖くない? 
 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110420-00000303-playboyz-soci

気軽に読める太陽光のススメ。


04月22日 07:45 レスポンス(goo経由)
稲わらからバイオ燃料を一貫生産 三菱重工が技術を確立 
 http://autos.goo.ne.jp/news/industry/155319/article.html

いい感じ。

>今回の技術開発は、農林水産省の助成を受け、兵庫県の農工・産学官連携で進めてきた「兵庫県ソフトセルロース利活用プロジェクト」での成果。実機規模のエタノールプラントでの燃料コストの試算などでも所期の目標を達成した。 

>今回の実証事業は、兵庫県やひょうご環境創造協会などと共同で2008年度から実施してきたもので、同社は、白鶴酒造と関西化学機械製作と3社で、バイオエタノール製造工程の実証を担当した。 



◆ ◆エネルギー使用と省エネ◆ ◆ 

04月21日 07:56 産経新聞yahoo! 経由)
「屋根緑化」で涼しい夏 節電、県木材協会が実験 山梨 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110421-00000003-san-l19

ここまで大がかりでなくても、まあ打ち水とかすだれとか。あとは壁面緑化のヘチマだとか。



◆ ◆開発と環境破壊◆ ◆ 

04月20日 16:23 ロイター
メコン川下流4カ国、ダム建設で合意ならず=ラオスは推進の構え 
 http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPjiji2011042000341

環境保護活動家は、多くの魚が絶滅の危機に陥り、回遊の経路が絶たれるために魚の生息数が減少するほか、稲作が盛んな土地に栄養分の多い沈泥(シルト)が流れてこなくなると指摘している。  

ラオスはこうした警告や科学者の勧告に呼応していない。4カ国会合に出席したラオス代表は19日の会合終了後、近隣諸国の懸念を緩和するよう「検討」すると述べたが、政府間協議プロセスの延長はもはや実際的ではないと語った。 

ヤヴァイ。かなり、まずい模様。

(ほぼ同様)

04月21日 08:31 NNA(yahoo! 経由)
ベトナムインドシナメコン本流ダム、各国が懸念:サイニャブリ、ラオスは推進 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110421-00000007-nna-int

ベトナム科学技術連合会(VUSTA)は18日、「サイニャブリとメコン川の水源」をテーマとする討論会を開催し、専門家らがダム計画に懸念を表明した。 

>VUSTAのホー・ウイ・リエム副会長は、「サイニャブリダムが建設されれば、ベトナム南部のメコンデルタ地方に直接影響が及ぶ」と主張した。同地方には、2,000万人近くが居住し、全国のコメの約50%、水産物の70%、果物の70%を生産しているという。 

ベトナム河川ネットワーク(VRN)のダオ・チョン・トゥー前事務局長は、サイニャブリダムが建設されると、川の生態系が破壊されると述べた。 


04月20日 22:48 サーチナyahoo! 経由)
長江の廃水多く水質悪化が深刻、ダムつくり過ぎで水量低下も 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110420-00000100-scn-cn

>中国江蘇省南京市で18日、長江の汚染問題を話し合う第4回「長江フォーラム」が開催され、中国政府関係者及び国内外の専門家ら数百人が出席した。専門家らは「長江流域全体の廃水排出量は年間300億トン以上に上るほか、沿岸都市による汚染流域が600キロの長さに及ぶなど、水質の悪化が深刻となっている」と警告した。 

涙。


04月22日 01:21 Record China(yahoo! 経由)
中国のダム建設が周辺国の懸念招く=「水戦争」につながるとの指摘も―米メディア 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110422-00000001-rcdc-cn

>アジア各国にまたがる国際河川。その源流の多くは中国の青海チベット高原にある。現在、中国は主要国際河川の上流に複数のダム建設を進めており、自然災害の誘発、環境破壊、そして水資源分配の変化などの問題が浮上している。一部では水をめぐる争いが最終的には外交的衝突、または戦争にまで拡大すると懸念されている。 



◆ ◆石油文明と環境汚染◆ ◆ 

04月21日 10:53 AFPBB
メキシコ湾原油流出事故から1年、続く回復作業 
 http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/accidents/2796464/7115042

>英エネルギー大手BPの油田掘削施設が爆発し、490万バレルの原油が流失したこの事故では、テキサス(Texas)州からフロリダ(Florida)州にかけての海岸に油が漂着し、海岸線を黒く染めた。1年たった今も、この地域の浜辺には原油まみれのイルカの死骸やタールボールが打ち上げられている。 

>回復作業には現在も2000人近くが携わっている。声明は「(回復作業は)大幅に進展したが、仕事は終わっていない。湾岸地域を事故以前よりも高い水準に回復させるのが目標だ」 


04月21日 16:28 ロイター
メキシコ湾原油流出事故から1年、湾岸地域に回復の兆しも 
 http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-20746820110421

>しかし一方で、米政府の推計では海面以下に沈んでいる原油の量は数百万バレルに上っている可能性もあり、海洋生物への影響は依然として不明となっている。 

ミシシッピ州ロングビーチに住む、ボートのチャーター事業を手掛けるクレイグ・ムーアさんは「沿岸部分などではまだ原油が漂着している」と述べた。報道機関が去ってからはBPも原油除去活動を停止し、自分たちの生活もなくなってしまったと話した。 


04月21日 ナショナル・ジオグラフィック
野生生物に異常現象、原油流出の影響か 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110420001&expand

>米国海洋大気庁(NOAA)によると、この冬、アメリカ沿岸で座礁死したハンドウイルカの数は総計113頭に上るという。4月前半には6頭のイルカの死骸に、メキシコ湾の石油掘削基地ディープウォーター・ホライズンから流出した原油が付着していた。「ただし(原油が)死因とは限らないので注意が必要だ。現在、調査を進めている」と、NOAAの海洋哺乳類調査コーディネーターのブレア・メイス氏は4月7日開かれた記者会見で述べている。 

>色素異常が生じた個体も報告されている。「漁業者から送られてきた画像を見ると、体が変色し、両側に黒い帯状の模様が現れていた。症状自体は珍しくないが、複数の病気が同時期に急増している点が心配だ」とパターソン氏は話す。「炭化水素暴露の典型的な症状例も認められる」。 

>例えば、この奇妙な色素異常は、腎臓や胆管が油成分の作用を受けた可能性がある。詰まってしまったのかもしれない。「調査結果は1つの方向を示しているようだ。しかし、全体像を明らかにする決定的な証拠がまだない」。 


04月21日 ナショナル ジオグラフィック
メキシコ湾原油流出、外れた6つの予測 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110420003&expand

こちらは楽観論のまとめ。


04月21日 ナショナル ジオグラフィック
海底油田、開発が進む4地域 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110420004&expand

そして、これからのハナシ。

>また、海洋保護団体「オセアナ(Oceana)」の海洋科学者マーゴット・スタイルズ氏はペトロブラスが出資した研究から、「ブラジル沖の掘削地域に、深海サンゴなど貴重な生態系が存在することがわかった。油田開発によって海洋環境が危機的な状況に追い込まれるかもしれない」と警鐘を鳴らしている。 

などなど。



◆ ◆オゾンのダンス◆ ◆ 

04月22日 11:28 ロイター
気候変動問題ではオゾン層破壊も考慮を=科学者が報告 
 http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPjiji2011042200331

温室効果ガスは何も二酸化炭素だけではない。

>自然界および化石燃料の燃焼など人間の活動によるCO2の排出がしばしば、気候変動を抑制しようとする政治家の目標になっている。しかし、カング氏らは、主として商工業面でのフロンガス含有化学品の使用によるオゾン層破壊が南半球の大きな領域に強い影響を与えている、と述べている。 


04月22日 13:26 AFPBB
南半球の豪雨はオゾンホールが原因、米研究 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2796609/7119382

>4つの実験で海氷、地表温度、降水量、オゾンホールに関するデータを比較分析した結果、オーストラリア東部、インド洋(Indian Ocean)南西部、南太平洋収束帯(Southern Pacific Convergence Zone)で夏季にみられる豪雨には、オゾンホールが関連していることが分かった。 



◆ ◆遺伝子組み換え技術(GM)と環境汚染◆ ◆ 

04月21日 21:43 読売新聞
沖縄で遺伝子組み換えパパイア生産、伐採へ 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110421-00000907-yom-soci

04月21日 22:44 朝日新聞
未承認の遺伝子組み換えパパイア流通 主に沖縄で確認 
 http://www.asahi.com/national/update/0421/TKY201104210526.html

農水省は「仮に遺伝子組み換えパパイアが道ばたなどに出ても、日本の環境下では生存競争に負け、生物多様性への影響は低いと考えられる」としている。 (朝日)

いや、そういう机上の論理でコトが進めばいいねんけどね……



◆ ◆消費行動と、エコ◆ ◆ 

04月21日 14:50 INSIGHT NOW! (goo経由)
エコのふれ込みに騙されたと感じた時、お客様の7割が離れていく/中ノ森 清訓 
 http://news.goo.ne.jp/article/insightnow/world/ecoscience/insightnow-6490.html

米国の調査を読み解きながら、ニホンではどうか、という提案の記事。

>例えば「堆肥化が可能」「リサイクル可能」というのは可能性を言っているだけで、実際の所、どれだけ堆肥化されるのか、リサイクルされるのかあいまいだ。実際に堆肥化、リサイクルに回されなければ、「堆肥化が可能」「リサイクル可能」であっても地球環境の負荷の低減には貢献しない。「100%天然素材」はあらゆる素材が100%天然素材なのか、一部の素材のみなのか。そもそも天然素材を使うことと環境負荷低減はイコールなのか。 

確かに。



◆ ◆ごみと海洋汚染◆ ◆ 

04月23日 Record China(yahoo! 経由)
中国に「漂着ごみ」の処理費用を請求へ、「中国が払わなければ日本にも払わない」―韓国紙 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110423-00000002-rcdc-cn

犯人は誰だ、状態。

>実は日本でも韓国側に漂着ごみの処理費用を請求すべきとの声が上がっているが、韓国政府はこれを拒絶している。なぜなら、それら漂着ごみの大半は中国から流れ込んできたものだからだ。中国が韓国にきちんと処理費用を支払わなければ、韓国も日本に支払うことはできない。 

>韓国国土海洋部は漂着ごみの大半が中国からのものであることを証明するため、現在、仁川(インチョン)や江華(カンファ)など20カ所で漂着ごみの実態を調査している。各地点の調査範囲は2000平方メートル。これを2カ月続けた結果を分析し、データにまとめる予定だ。 



◆ ◆侵入種・移入種・外来種◆ ◆ 

04月22日 ナショナル ジオグラフィック
外来種駆除に悩むグランドキャニオン 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110422002&expand

これはとても複雑なケース。あとできちんと読みに行く。



◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆ 

04月21日 12:20 毎日新聞yahoo! 経由)
ギフチョウ:成田西陵高、生育に成功 絶滅危惧種、23日一般公開 /千葉 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110421-00000108-mailo-l12

環境省絶滅危惧種に指定する日本固有種で、自然の中で空を舞う姿を探し出すことは困難という。 

ギフチョウは体長約5センチ。アゲハチョウの一種で、現在は秋田県から山口県にかけての本州日本海側を中心に分布。千葉では見られない。里山を生息地とするため、環境破壊によって個体数の減少が進んでいるとみられる。 
 
なんという素敵な!


04月21日 ナショナル ジオグラフィック
ピノキオガエル、世界の珍種 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011042102&expand

04月21日 ナショナル ジオグラフィック
光るクジャクベラ、世界の珍種 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011042104&expand

04月21日 ナショナル ジオグラフィック
重量級のクモ、世界の珍種 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011042103&expand

今回の癒し写真。カエルはひたすら可愛く、ベラは凄まじく美しく、クモは童話の勇者のようにカッコいい。


04月22日 10:59 京都新聞yahoo! 経由)
絶滅危惧種イチモンジタナゴ放流 野洲の事業所 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110422-00000031-kyt-l25

環境省絶滅危惧種に指定している「イチモンジタナゴ」が21日、滋賀県野洲市市三宅のオムロン野洲事業所内のビオトープへ放流された。 

産めよ殖やせよ生き延びよ。


04月22日 12:25 AFPBB
赤ちゃんカバの死骸が相次いで見つかる、金の違法採掘が原因か シエラレオネ 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2796604/7119324

金の採掘だと、水銀などの影響か。いずれにせよ、悲しい。

>当局者は、原因については気候変動の影響も捨てきれないと話したが、ある環境保護専門家は、一帯で野放しにされている違法な金の採掘を挙げている。「(金の採掘により)カバの個体数は激減している。湖の水質も著しく悪化した」 

>ソンフォン湖の周辺には、サル、バブーン、ワニの希少種も生息している。 

ワニ!



◆ ◆その他 動物系◆ ◆ 

04月23日 13:00 COBS ONLINE(goo経由)
うさぎ、ハムスター……。災害時に小動物と避難する方法 
 http://news.goo.ne.jp/article/cobs/world/ecoscience/cobsyoko201104post-973.html

小動物の飼育はしていないが。飼育者はもちろんのこと、避難所での出会った時の理解に役立つように。


◇ ◇ ◇

実質24日いっぱいで切ってます。
25日以降の積み残しは、近日中に。


それにしても、手法を考えないと……
ではまた、次回に。

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