今回のトピックス、「自然エネルギーで被災地支援」「津波で海鳥大量死(涙)」「福島原発補償関連」「津波の高さは14メートル以上」「浜岡原発3号機」「もんじゅ」「福島第一核燃料破損は確実」「WHOも注視する食品への汚染」「国、住民への被曝予測公表せず」「福島近海被曝」「福島沖海洋被曝」「放射線の蓄積」「黄砂にセシウム(たぶん中国核実験由来?)」、など。
2日分なので、まとめて。
あと、ウチのブログでは
具体的な「食品」の放射性物質汚染に関する「数字」は
よほどのことが無い限り扱わないことにします。
誤報があった場合の取り返しのつかなさ、風評被害を考えてのことです。
ただし、地域・土壌・海洋といった自然環境に関する放射能汚染は扱います。
こちらは被曝を避けるための「予防原則」を優先しようということで。
(風評被害等の場合は、すぐに訂正出します)
以上、ご了承お願いします。
◆ ◆自然エネルギー系◆ ◆
03月21日 フジサンケイビジネスアイ(yahoo! 経由)
被災地支援、光る独自技術 太陽光システム・水なしシャンプー…
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110320-00000001-fsi-bus_all
自然エネルギー系のポジティブ記事がこれからどんどん増えそう。
◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆
03月21日 CNN
津波などで海鳥のひな11万羽死ぬ、60歳の母鳥も不明
http://www.cnn.co.jp/usa/30002213.html
>東日本大震災で発生した津波がハワイ西部のミッドウェー環礁にある海鳥の繁殖地に到達し、巣の中にいたヒナが多数犠牲になっていたことが分かった。
>ミッドウェー環礁の野生生物保護区は、野鳥の営巣する3つの島が環礁に守られる形になっていたが、11日の地震の影響で4度にわたって津波に襲われた。津波は大きいもので高さ約1.5メートルに達して環礁と島の1つを覆い尽くし、巣を押し流した。
>コアホウドリとクロアシアホウドリはひな約11万羽と親鳥2000羽が死んだという。当初の推定では、被害に遭った野鳥はこの半分程度とみられていた。
>60歳を超すとみられる高齢で子育てをしていた有名アホウドリの「ウィズダム」も行方不明になった。孵化したばかりのひなを育てる姿が2月に確認されていたが、津波の後、母子とも姿が見えないという。ウィズダムは世界最高齢の野鳥だった可能性もある。
つい先日、嬉しい話題として記事になっていたあのコアホウドリが……涙。
◆ ◆今日の原発さん・福島第一の余波◆ ◆
03月20日 共同通信
福島原発、政府賠償1兆円超も 例外規定を初適用へ
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011032001000542.html
>福島第1原発事故の場合、最終的に必要な賠償額は現時点では不明だが、東海村の臨界事故の事例では、半径350メートル以内に避難指示が出て、賠償総額は約150億円に上った。福島第1原発事故で影響を受けている範囲ははるかに広く、財務当局は「現時点で既に1兆円を上回っている」と指摘している。
>事故により避難の拡大や長期化が見込まれる。風評被害も広がることが懸念され、国の補償額は膨らむ可能性がある。大震災を受けた各種の特別立法の動きとも絡み、原賠法自体が見直される可能性もある。
二次、三次被害となると、きっともう切り捨て。
んでもって、財源はどうなるねん、と。
03月22日 AFPBB
福島第1原発の津波、高さ14メートル以上
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2791876/6990749
>東京電力はこれまで、福島第1原発周辺の津波の高さが10メートルだったと推定していた。だが、東電広報は22日、「現在は、高さは14メートル以上だったとみている。その高さでも津波の痕跡が発見されている」と語った。
>福島第1原発はマグニチュード(M)8.0までの地震と最大5.7メートルの津波を、同第2原発はM8.0までの地震と最大5.2メートルの津波を想定して設計されていた。
ニンゲンが自然に対してできることなど、たかが知れてんねん。
◆ ◆今日の原発さん、福島第一、第二以外◆ ◆
03月21日 朝日新聞
浜岡原発3号機、検査終了後も当面停止 中部電力
http://www.asahi.com/special/10005/NGY201103200004.html
>3号機は昨年11月に定期検査に入った。予定された点検169項目のうち、13日現在で137項目がすでに終了。燃料棒の交換も済んでおり、近く原子炉を再起動させ、調整運転を始める予定だった。
>だが、東日本大震災で福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)が被災。浜岡原発の地元でも原発の安全性を危惧する声が出ている。このため、浜岡3号機についても機器や危機対応の手順を再確認するという。
>浜岡原発の1、2号機は廃炉を決め、手続き中。4、5号機は稼働を続けている。2015年着工、18〜23年運転開始を予定していた6号機は、計画を見直す方針だ。
北陸の志賀原発2号機も同様に、定期点検からの再開に待ったをかけた模様。
03月21日 産経新聞(yahoo! 経由)
東日本大震災 もんじゅ安全性確保、知事が申し入れへ 福井
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110321-00000043-san-l18
>炉内中継装置が落下したまま引き上げられない現状
◆ ◆放射性物質検出に関するアレコレ◆ ◆
03月21日 11:14 朝日新聞
福島第一原発、基準6倍のヨウ素検出 核燃料の損傷確実
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103210066.html
03月21日 12:03 時事通信(goo経由)
ヨウ素131、限度の6倍=震災後、19日に初分析―福島第1原発
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/ecoscience/jiji-110321X165.html
>東京電力福島第一原発で、基準濃度の6倍のヨウ素131が検出された。セシウムも見つかった。東京電力が21日発表した。いずれも核分裂によってできる代表的な物質で、原子炉や使用済み燃料プール内の核燃料が損傷していることが確実 (朝日)
03月21日 19:15 ロイター
食品からの放射性物質検出、当初考えていたよりも深刻=WHO
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-20151820110321
>世界保健機関(WHO)は、福島原子力発電所の事故後に一部食品から基準値を超える放射性物質が検出されたことについて、当初考えていたより深刻な問題、との認識を示した。
冷静に対処できるようにしたい。
03月21日 23:45 朝日新聞
国、住民の被曝予測公表せず 研究者らが批判
http://www.asahi.com/national/update/0321/OSK201103210061.html
>長瀧重信・長崎大名誉教授(被曝医療)は「条件がそろわないと予測できないというのはおかしい。国は持っているデータをすべて公開することが大事だ。根拠をもとに住民と相談して、対応を決めるのが原則ではないか」と
国はいつまで経っても国民を「啓蒙すべきお子ちゃま集団」と考えている節アリ。この件に限らす。
03月22日 09:30 AFPBB
原発付近の海水から基準値上回る放射性物質
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2791834/6989582
03月22日 12:24 時事通信
規制100倍超のヨウ素検出=放水口付近、調査拡大へ―福島第1原発・東電
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110322-00000009-jij-soci
または
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/ecoscience/jiji-110322X286.html
03月22日 12:38 朝日新聞
福島原発近く海水から放射性物質 最大で基準の126倍
http://www.asahi.com/national/update/0322/TKY201103210384.html
漁場ではない、無論。
>海水への流入原因は今のところ、複数考えられる。原発から漏れ出て空中を漂っていた放射性物質が雨とともに海に落ちたり、使用済み核燃料のプールに向けた放水で地下にしみ込んだ水が海に流れたりした可能性があるという。 (朝日)
03月22日 16:02 朝日新聞
原発から16キロ地点、基準の16倍 海水放射能汚染
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103220296.html
汚染が広がっとる……
03月22日 19:42 毎日新聞(yahoo! 経由)
<福島第1原発>放射線の蓄積、注視必要 累積被ばく問題も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110322-00000112-mai-soci
>被ばく医療に詳しく、福島県の放射線健康リスク管理アドバイザーも務める山下俊一・長崎大教授は、福島市の累積放射線量について「直ちに健康に影響を与える値ではないが、もし今後もこの値が長く続いたり悪化するようであれば好ましくなく、政府が住民の安全を確保するための新たな手立てを検討すべきだ」と話す。
>一方、放射性物質を吸い込むことで起こる「内部被ばく」に詳しい矢ケ崎(やがさき)克馬・琉球大名誉教授(物性物理学)は「政府の『直ちに健康に影響しない』という発言は、その後の影響がまるでないように言っており問題だ。放射性の微粒子が体に入ると、体にとどまるため継続して被ばくを受ける。吸い込みを防ぐためにはマスクをする以外になく、野菜などの食品も流水で洗い、ゆでてから食べてほしい」と話す。
専門家による良アドバイス。
◆ ◆海外の原発さんとそのおともだち◆ ◆
03月21日 サーチナ(yahoo! 経由)
中国から飛来した黄砂から放射線物質セシウム検出、韓国が警戒感
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110321-00000014-scn-kr
>韓国国会教育科学技術委員長のビョン・ジェイル民主党議員は20日、中国から飛来した黄砂から、核分裂によって生成される放射性物質セシウム(Cs−137)を検出したことを明らかにした。複数の韓国メディアが伝えた。
>ビョン議員は、同国の原子力安全技術院の資料をもとに過去10年間(1998年―2010年)のデータを分析したところ、毎年黄砂が集中的に発生する2月から4月にかけて、地表のほこりや大気中の浮遊物から放射性セシウムを検出した。
>地表から検出されたセシウム濃度は、2002年3月の1平方メートルあたり252ミリベクレルがもっとも高く、6月―10月は検出されなかったという。大気中からは、2002年3月の9.87マイクロベクレルが最も高く、5月―11月はほとんど検出されなかった。
核実験由来か?
◇ ◇ ◇
この2日間も、原発事故関連の環境ニュースがほとんどでした。
それにしても、気になることばかり……気が滅入ります。
被災地にいる方々の方がはるかに深刻なので、そんなこと言ってられないのは
分かるのですが。
今日はこれにて。
それではまた、次回に。
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