今回のトピックス、「温暖化でもエルニーニョ」「メキシコ湾原油流出で大気汚染」「60歳のコアホウドリ」「ルワンダの自然再生」「新種の淡水エイ」「ミズバチがいないと食料生産が減る」「高浜原発」「上原原発建設予定問題、ほか」、など。

地震とそれに続く原発の状況に、うろたえ続けています。


南関東の自分は全く無事なのですが、
何人か、仕事関係で存じ上げている方の安否が非常に心配です。
ちょうど被災地域のど真ん中なので。


どうか、一人でも多くの方が、無事でありますように。
被災された方には、一刻も早い被害の回復がなされますように。
災害救助、防災で頑張っていらっしゃる方々には、ひたすら感謝を。


スクラップを。
(福島第一、第二原発のスクラップは、今日は無しの方向で。可能であれば、明日以降まとめつくります)


◆ ◆みんな大好き、地球温暖化の話題◆ ◆ 

03月10日 時事通信(goo経由)
エルニーニョ、温暖化でも発生=350万年前のサンゴで判明―北海道大 
 http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/ecoscience/jiji-110310X210.html

これからさらに気候が乱高下するのか。



◆ ◆ニンゲンの経済活動と環境破壊◆ ◆ 

03月11日 ロイター
メキシコ湾のBP原油流出事故で大気汚染も 
 http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPjiji2011031100353

そらそやろなー、という。むしろ、これまで言われてこなかった方が変かもしれへんような気が。

>NOAAのジョースト・デゴウ氏らによると、原油の中に含まれていた最も軽い化学物質は科学者が予想していた通りに数時間で蒸発したが、予想外だったのは、分子構造でより多くの炭素原子を持つ重い化学物質(有機エアロゾル)は蒸発にもっと時間がかかり、より広範囲に拡散、大気汚染粒子の形成に大きな役割を果たしたことだという。  



◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆ 

03月10日 AFPBB
60歳超、北米最高齢のアホウドリ母さん ただいま子育て真っ最中 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2789773/6937381

最近の、心和む記事。つか、コアホウドリの生命力、凄すぎる。

>ミッドウェー環礁に生息するアホウドリの寿命は通常、30〜40年とみられている。驚異的な長寿を誇るウィズダムは「これまでに約30羽のひなを世に送り出してきたと考えられる」と、米地質調査所(US Geological Survey、USGS)パタクセント野生生物研究所(Patuxent Wildlife Research Center)のブルース・ピータージョン(Bruce Peterjohn)所長は語った。 

ウィズダムの存在が初めて確認されたのは、摩耗した個体識別用の足輪の交換が行われた2002年のこと。記録から、最初に標識を付けられたのは1956年で、著名な鳥類学者チャンドラー・ロビンス(Chandler Robbins)氏の手によるものだったことが分かり、この時点で北米のアホウドリとしては最高齢の52歳と推定された。 

写真も、ぜひ。


03月11日 CNN
ルワンダが自然再生を国家優先課題に 途上国で初  
 http://www.cnn.co.jp/fringe/30002101.html

これもまた、素晴らしい。

>こうした中、政府が積極的な環境保護目標を打ち出し、カマンジ土地環境相は先の国連森林フォーラムで、「土壌、土地、水、森林資源が劣化している現状を、国内全土で2035年までに転換させる」と表明した。同フォーラムは2011年を国際森林年と定めている。 

ルワンダはここ数年で高度な経済成長を遂げてきたが、人口の増大と天然資源利用の間で不均衡が生じていると専門家は指摘する。その一例として、チンパンジーなどの多様な生物が生息するギシュワティの熱帯雨林は1960年と比べて最大90%も縮小したという。 



◆ ◆新種! ◆ ◆ 

03月10日 ナショナル ジオグラフィック
アマゾンに生息、新種の淡水エイ 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011031002&expand

03月10日 ナショナル ジオグラフィック
X線写真、新種の淡水エイ 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011031005&expand

03月10日 ナショナル ジオグラフィック
退化した尾、新種の淡水エイ 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011031004&expand

03月10日 ナショナル ジオグラフィック
待ち伏せして捕食、新種の淡水エイ 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011031003&expand

X線写真が面白い。

>もう1種のヘリオトリゴン・ゴメシ(Heliotrygon gomesi)と共に、以前から世界中のペット市場に出回っていた。ところがここへ来て研究が進み、複数の標本から新種と突き止められた。 

>調査に参加したカナダ、トロント大学スカボロ校のネイサン・ラブジョイ氏によると、他とは明確な違いが認められるため、新しい「種」の認定と共に、上位の「属」も新設される見通しという。 

すげえ。さらに、すげえ。



◆ ◆生きものたちと食料生産◆ ◆ 

03月11日 AFPBB
ハチ激減、未来の食料事情に影響も 国連が警告 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2789972/6942369

03月11日 ロイター
ミツバチの大量死、受粉媒介動物全体の脅威にも=UNEP 
 http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPjiji2011031100382

虫媒花は結構多い。

>UNEPは、北米や欧州などでのミツバチの群れ崩壊の理由として、草花の減少、寄生虫のまん延、殺虫剤の使用、それに大気汚染など十数個の要因を挙げた。ミツバチの大量死が一つだけの要因によるならば、解決策も容易に見つかるかもしれないが、実際にはこれら各種の要因が複合しており、大豆、ジャガイモ、リンゴなど人間の食料になる植物の受粉に不可欠なその他の昆虫をも脅威にさらすかもしれないという。 

>調査報告は中国、エジプト、それに中南米でもミツバチの群れ崩壊が報告されていると指摘している。ノイマン氏は「地球規模の問題になりつつある兆候もある」と述べた。  

>調査報告によると、ミツバチやチョウ、カブトムシ、鳥といった動物が受粉媒介を通じて人間界にもたらしている経済的な恩恵は、推定で年間1530億ユーロ(約17兆6000億円)。これは人間の食料生産額全体の約9.5%に当たる。また最近の推定では、ミツバチを中心とする「管理された種」による貢献度は570億ユーロにも達する。 

ハチ、偉すぎる。



◆ ◆最近の原発さん(除く福島第一、第二)◆ ◆ 

03月10日 毎日新聞yahoo! 経由)
高浜原発:油噴出事故 関電、原因調査へ /福井 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110310-00000283-mailo-l18

03月10日 産経新聞yahoo! 経由)
高浜原発で油もれ 福井 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110310-00000061-san-l18

9日午後、高浜原発1号機(定期点検中)の管理区域外にある中間建屋で非常用ディーゼル発電機の試運転中、クランク室内の圧力を逃す安全弁の一つから潤滑油が噴き出し、火災警報器が作動。機械は停止させたとのこと。


03月11日 毎日新聞
ファイル:山口・上関原発など見直し求める 
 http://mainichi.jp/life/ecology/archive/news/2011/03/20110311ddm008040047000c.html

支援。

>上関町周辺海域は、絶滅危惧種カンムリウミスズメの生息が確認されるなど豊かな生態系が残り、日本生態学会などが環境影響評価の再実施を求めている。 

あとは、やんばるの森を壊すヘリパッド建設(米軍施設やで)も問題に。

 
◇ ◇ ◇

自分の居た地域(南関東某所)の揺れが、阪神淡路の際の揺れ(大阪市都島区)よりも大したことがなくて、
11日は深刻さに全く気付かずにいました。
TVを手放すことでデメリットを感じたのは、今回が初めてです。


時間が遅いので、今日はこれにて。
摘み残しは無いと思います。
停電の時間帯が問題なければ、明日も更新します。
それでは、また。

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