今回のトピックス、「蔵王の樹氷が消滅?」「世界のサンゴ、危機」「電気自動車80日間世界一周」「やんばるにヘリパッド」「水不足深刻化」「イワシ」「GMパパイヤ流通してた?」「PCB耐性を獲得した魚」「アライグマの毛皮」「メキシコ湾原油流出事故とイルカ」「アホウドリ」「柏崎刈羽原発6号機」「小さな核戦争でも気候は変わる」、など。


先日息抜きに猫動画(YouTube)を流し観していたのですが、
2年前に亡くしたウチの子そっくりの黒猫がいて、
凹みました……凹みました……凹みました……
すぐ閉じたのは言うまでもないのですが。
いえ、同じ黒猫でも、似ている子もいれば、似ていない子もいるのですよ……


涙目は、猫のせい? 花粉のせい? スクラップを。


◆ ◆みんな大好き、地球温暖化の話題◆ ◆ 

02月21日 毎日新聞
山形・蔵王樹氷:2050年消滅?! 温暖化で下限上昇 
 http://mainichi.jp/life/ecology/archive/news/2011/02/20110221dde041040043000c.html

>柳澤教授はこれらのデータから、30〜40年で気温が約1度上昇したのに伴い、樹氷の下限が約100メートル上昇したと解析。このペースが続けば「30〜40年後の下限は理論上、標高約1700メートル」と判断した。しかし地蔵山(標高1736メートル)をはじめ蔵王の1700メートル以上の山腹には木がないので「樹氷はすべてなくなる可能性がある」と結論付けた。 

山はあれども、森林限界が。


02月24日 ロイター
気候変動などで世界のサンゴ礁の75%以上が危機に 
 http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPjiji2011022400400

1998年の報告では60%だったそうで、それが15%も上昇。悪い方へのぶれがでかすぎ。

>気候変動を加速させるCO2の排出が海水の酸性化の原因にもなっており、海水の酸性化はサンゴ礁の形成を妨げている。また海面温度の上昇はサンゴの悲惨な白化(サンゴと共生している藻類の放出によりサンゴが白く見える現象)をもたらしているという。  

>サンゴが危険にさらされる現場水域での要因には、魚の乱獲、爆発物や毒物を利用した破壊的な漁獲手法、農薬の流出による汚染、沿岸地域の乱開発、サンゴ礁水域でいかりや鎖を引きずる船舶、環境を無視した観光などが挙げられる。 

(ほぼ同)
02月24日 AFPBB
世界のサンゴ礁、2050年までに絶滅の恐れ 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2787190/6860837

>直接的な脅威となっているのが、魚の乱獲、沿岸部の開発、海洋汚染などだ。このような「局所的圧迫」が、世界のサンゴ礁の60%以上に深刻な影響を与えている。 

サンゴ礁に広く脅威を与えているのが、地球温暖化だ。海水温の上昇は既に広範囲でサンゴを死滅させている。 


02月25日 毎日中国経済yahoo! 経由)
チベット高原祁連山脈で氷河の消失加速
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110225-00000014-xinhua-int

ああ、何度目の報道か……



◆ ◆自然エネルギー系◆ ◆ 

02月25日 AFPBB
クリーンな電気自動車、「80日間世界一周」に成功 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2787438/6863913

>ただし、車に大きな故障はなかったものの、クリーンエネルギーの確保に苦労したこともあったようだ。車は風力、太陽光、水力などのクリーンエネルギーで発電した電力のみを使うというルールになっているが、オーストラリアチームのあるメンバーは、クリーンエネルギーを得られない困難な状況下でコンセントで電気の供給を受けたことを打ち明けた。消防署の電源を借りたこともあったという。 

みんながみんな、車で移動する必用があるかどうかを検討してみてもいいような。こういったアピールの意義やらはわかるねんけども。



◆ ◆開発と環境破壊◆ ◆ 

02月23日 毎日新聞
<米軍ヘリパッド>環境保護団体が工事中止申し入れ 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110223-00000063-mai-soci

沖縄県東村高江で進む米軍ヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に反対し、世界自然保護基金(WWF)ジャパン、日本自然保護協会など環境保護団体が23日、防衛省に工事中止を申し入れた。 

>計画によると、沖縄本島北部の高江地区にヘリパッド6カ所を建設する。周辺は「やんばるの森」と呼ばれ、ヤンバルクイナノグチゲラなど沖縄にしか生息していない多くの固有種がすむ。特に、3月からはヤンバルクイナなどの繁殖期に入るため、「建設によって、生息環境の悪化が懸念される」 



◆ ◆水の惑星、世界の水環境◆ ◆ 

02月22日 AFPBB
中東の水不足深刻化、国際協力体制を シンクタンク提言 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2786742/6851129

02月21日 サーチナyahoo! 経由)
干ばつ深刻化、60万人の飲み水に危機−中国北部 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110221-00000098-scn-cn

>スイス、スウェーデン両政府の要請にもとづいてまとめられたこの報告書によると、ヨルダン(Jordan)川やヤルムク(Yarmouk)川などの主要河川の水量は過去50年で大幅に減っている。また、ユーフラテス(Euphrates)川が干ばつで干上がる場合があることも予測され、死海(Dead Sea)は2050年には小さな湖になってしまうという。 

ユーフラテス川が無くなるとか、想像つかへんねん……



◆ ◆食と環境破壊◆ ◆ 

02月21日 朝日新聞
4年後、イワシ激減するかも ハワイ北の海面上昇すると 
 http://www.asahi.com/science/update/0221/TKY201102210065.html

シンプルに、獲り過ぎがあかんねん、と。

>一方、黒潮が高温になった年のプランクトンの発生をシミュレーションしてみると、ピークが2カ月ほど前倒しになることがわかった。この結果、マイワシの稚魚が育つ時期と餌の豊富な時期がずれ、マイワシの稚魚が大量にいる時代では、餌不足で成長が遅れる。稚魚の期間が長引き、大半が天敵に食われて激減する、と推定できた。 

>マイワシ全盛期はバブルと重なり、新造船が相次いだ。だが90年代に漁獲は急速に減り、漁業者はマイワシのほかにマサバの幼魚まで狙わざるを得ず、マサバの衰退をもたらした。国も対策を打ち切れず、太平洋のマサバ資源は今もピークの十数%だ。 

>研究チームの渡辺良朗・東京大教授は「国連海洋法条約は各国に200カイリ内の資源管理を義務づけているが、日本は十分に果たせていない。知見をふまえ、対策を強化すべきだ」と 



◆ ◆遺伝子組み換え技術(GM)とニッポン◆ ◆ 

02月22日 朝日新聞
遺伝子組み換えパパイア流通 農水省、全種子検査へ 
 http://www.asahi.com/national/update/0222/TKY201102220490.html

試験的な分析で判明、ってことは、偶然引っかかっただけという理解でいいのか。尚、国内に入った理由は不明とのこと。



◆ ◆ケミカル・ケミカル・ケミストリー、化学物質と環境◆ ◆ 

02月22日 ナショナル ジオグラフィック
有毒物質PCBへの耐性を獲得した魚 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110222001&expand

>全長25センチ程度のトムコッドはPCBにさらされながらも繁栄している。しかも、肝臓から検出されるPCBの値は自然界で例がないほど高い。だが、大部分の魚にとって致死量の環境下でも生き続けられる理由は解明されていなかった。 

>「研究所でPCBにさらした胚は、心臓が小さくなり正しく鼓動しない」とワージン氏は話す。何か身を守る手段があるのではないかと推測した同氏らは、4年にわたって冬の産卵期、ハドソン川内の汚染された場所と比較的きれいな場所からトムコッドを捕獲し続けた。 

>その結果、トムコッドは見事に遺伝子を変異させていることがわかった。PCBが特異的に結合するタンパク質、芳香族炭化水素受容体2(AHR2)をコードしていたのである。 

もう、魚、スゲェとしか……



◆ ◆侵入種・移入種・外来種◆ ◆ 

02月23日 毎日新聞yahoo! 経由)
アライグマ:害獣処分、毛皮製品で有効活用も 紀の川市と近大が検討 /和歌山 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110223-00000170-mailo-l30

>県内の捕獲数は、05年度の693頭から09年度は1502頭に急増。捕獲後は、各自治体が安楽死させて焼却処分している。こうした実情に、前大阪市天王寺動物園長の宮下実・近畿大先端技術総合研究所教授(野生動物医学)が、捕獲数が県内最多の紀の川市や県に、毛皮製品や食肉などへの活用を提案した。日本毛皮協会によると、毛皮は「ラクーン」として北米などから輸入されているが、国産はないという。 

シカ肉やブラックバスの食用もさほど進んでないしなあ、どうなんやろ。



◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆ 

02月23日 AFPBB
メキシコ湾原油流出事故の影響か、赤ちゃんイルカの死亡数が例年の10倍 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2786834/6855454

……打ちのめされる。米海洋哺乳類研究所(Institute for Marine Mammal Studies)の報告。

>例年、この時期に米アラバマ(Alabama)州とミシシッピ(Mississippi)州の浜辺に打ち上げられる赤ちゃんの死骸の数は月に1、2頭程度だが、今年はここ2週間だけで17頭に達しているという。研究者は、異常な数字だとした上で、「母イルカたちは何らかの理由で流産または死産をしている」と話した。 

>なお大人のイルカも、去年打ち上げられた死骸は89体と、例年の30頭を3倍近く上回ったという。 


02月25日 時事通信yahoo! 経由)
アホウドリ、2羽目が帰還=小笠原・聟島 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110225-00000137-jij-pol

環境省山階鳥類研究所(千葉県)は25日、絶滅の恐れのあるアホウドリについて、伊豆諸島・鳥島(東京都)から小笠原諸島・聟島(同)に移送され、その後に巣立った1羽が、聟島に帰還したと発表 

増えろ〜増えろ〜!



◆ ◆原発さんとそのおともだち◆ ◆ 

02月23日 毎日新聞yahoo! 経由)
柏崎刈羽原発:6号機、社内基準上回る放射能 ポンプ室の床から /新潟 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110223-00000138-mailo-l15

21日、柏崎刈羽原発6号機で、原子炉水の不純物を含む水を廃棄施設に送るポンプ室の床から基準を上回る微量の放射能が測定されたとのこと。排水口にたまった放射性物質を含むちりが浮遊し、床に付着した可能性との説。例のテンプレつき。


02月25日 ナショナル ジオグラフィック
小さな核戦争でも大規模な気候変動 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110224005&expand

胃が痛くなるような計算。

>今日、アメリカが唯一の超大国としての地位を維持する中、核の冬は“現実味のない悪夢”として片づけられるようになった。しかし、核戦争は現在でも極めて現実的な脅威として存在している。例えば、インドやパキスタンといった開発途上国の核大国間では常に緊張が続いている。 

>地域限定の核戦争が気候に及ぼす影響を調査するため、NASAをはじめアメリカの各機関から科学者が集まり、コンピューターモデルを開発した。TNT換算で1万5000トンの“ヒロシマ”レベルの核兵器を100回使用する戦争が想定されている。この規模は、世界全体の核兵器保有量からすればわずか0.03%にすぎない。 

>しばらくの間、地球は気温が低く不毛な惑星と化す。「モデルが示す結果によると、農業が深刻なダメージを受け、特に晩春や初秋の霜の影響を受けやすい地域では壊滅的な状態となる」とオマン氏は話す。  

>その上、さまざまな気候変動に伴って熱帯大気の循環パターンも変化し、1〜4年の間、地球の降水量が10%減少すると予測されている。7年後でも完全な回復は期待できず、5%少ない状態が続くという。  

>「生命を保護するオゾン層も大幅に減少する。大量の紫外線放射が地球表面に到達し、自然環境と人類に大きな被害をもたらすだろう」 

>前述のオマン氏は次のように結んだ。「地域レベルの限定核戦争でもその影響は地球レベルに及ぶ。これが今回の研究の結論だ」。  
詳しい仕組みは、上のナショジオのリンクまで。ぜひ。


◇ ◇ ◇

恐らく積み残しは無いと思います。
ただ、スクラップ漏れはあるかと。
まだちょっとバタバタしていますが、明日も何とか更新の方向で。

それでは、また次回に。

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