今回のトピックス、「気候変動と自然災害の関係」「海面上昇予測」「これはスゴイぞ、自転車浄水器」「風力発電車」「使用済み食用油でバイオ」「石炭発電の隠れコスト」「代替フロン回収」「スンダランドの熱帯林」「アライグマ」「世界各地の希少カエルたち」「新種カエルin奄美」、など。

もう一方のブログ(カメのて)の方がからっきし記事が無いのに対して、
こちらは結構スクラップが多めです。
2日でこれだけの環境記事とは……と驚いています。

そんなわけで、クリッピング、いきます。


◆ ◆みんな大好き、地球温暖化の話題◆ ◆

02月17日 ナショナル ジオグラフィック
気候変動と自然災害の関係に新データ
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110217002&expand

>フランシス・ツビアーズ(Francis Zwiers)氏らは、北米やヨーロッパ、アジアなど北半球の広範な地域を対象に、1951〜1999年まで半世紀にわたる雨量データを集計した。すると気象観測所の約3分の2において、同期間で上昇し続けた温室効果ガスの濃度と、深刻な水害の増加との間に相関性が見られたという。 

>高精度の気候モデルでは、温暖化に伴い降水量の二極化が世界規模で進行すると予測している。つまり、湿潤地域で洪水、乾燥地域で干ばつが一層深刻になるという。  

ありゃりゃりゃりゃ、というか、やっぱりそうやねんな、というか。


02月18日 ロイター
海面上昇で2100年には米国の180都市が浸水の恐れ 
 http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPjiji2011021800249

>報告によれば、180の都市で平均9%の土地が浸水する恐れがあり、マイアミやニューオーリンズ、タンパ、バージニアビーチでは10%超が失われる恐れがある。ニューヨーク市、ワシントンDC、サンフランシスコの被害はそれより小さいと予想されている。  

まあ、ニホンも他人事じゃああらへんからな、これ。 



◆ ◆水の惑星・世界の水環境◆ ◆ 

02月18日 AFPBB
ペダルをこぐだけ、日本メーカーが開発した魔法の「自転車浄水器 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2785955/6832000

こ、これはすごい……写真つき。ちなみにAFPだから、世界配信されとる。

>日本ベーシック(Nippon Basic Co.)が開発した自転車搭載型緊急用浄水装置「シクロクリーン(Cycloclean)」の使い方は、簡単だ。川や池、プールなど水のあるところまで自転車をこいでいったら、ホースを垂らし、あとはペダルをこぐだけ。自転車のチェーンが荷台のボックスに収納されているポンプを駆動し、4つのフィルターで浄化しながら水をくみ上げる。1分間に6リットルの飲料水を作り出すことが可能だという。 

>日本国内では2005年に1台55万円で発売、これまでに200台を販売した。主に地方自治体が納品先だが、バングラデシュカンボジア、中国、インドネシアミャンマー、フィリピンからも発注があるという。 

>特にバングラデシュでは需要が拡大していることから、同社は前年バングラデシュの自転車メーカーと提携し、販売価格を抑えることも視野に現地生産を開始した。 

うーん、お金があったら、こういう会社の株を買うのに。



◆ ◆自然エネルギー系◆ ◆ 

02月18日 Wiled Vision(goo経由)
風力発電車」でオーストラリア横断に成功(動画) 
 http://news.goo.ne.jp/article/wiredvision/world/2011news1-29199.html

すげえ。なんかわからへんけど、スゲェ―っ!

>また、記録上、風力を利用して走行する陸上車としては全走行距離が最も長く、36時間で走行した距離も最も長い。 

>2人は、この車をオーストラリアの充電スタンドで充電するのではなく、最上部に風力タービンを取り付けた約6メートルの竹製マストを使用した。マストの設置には30分かかるが、2人のドライバーが夜に眠っている間にバッテリーを充電できる。 

動画が面白いので、ぜひ。


02月18日 カナロコyahoo! 経由)
使用済み食用油バイオ燃料に、茅ケ崎一般飲食店組合が市民から回収始める/神奈川 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110218-00000022-kana-l14

順調に立ち上がっていくと、ええんやけとなぁ。

>昨年12月から、使用済みの天ぷら油を回収してバイオディーゼル燃料に再生・販売する市内業者「湘南オイルサービス」に回収してもらう取り組みをスタート。さらに市内全域にこの取り組みを広めようと、市民からも回収することに 



◆ ◆化石エネルギー系◆ ◆ 

02月17日 ロイター
米国の石炭発電の「隠れたコスト」、3450億ドル=研究報告 
 http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPjiji2011021700410

>この隠れたコストの算出に際しては、石炭の採掘や使用に伴うさまざまな悪影響を加味している。具体的には、炭鉱地域のがんなどの病気の罹患(りかん)率を抑える取り組みにかかる費用、採掘によって山の景観が変形した地域の環境破壊や観光の機会損失、それに石炭燃焼を理由とした二酸化炭素(CO2)の排出増加による気候変動などが考慮されている。 

というか、これまでこうしたことを全く考慮せずにきたということ自体が、ちょっと異常だったのんとちゃいますか、と。



◆ ◆ケミカル、ケミカル、ケミストリー・化学物質と環境◆ ◆ 

02月17日 朝日新聞
代替フロン回収率上げよう 経産省、漏出防止へ定期点検 
 http://www.asahi.com/national/update/0217/TKY201102170546.html

これは重要、メモメモ。

>冷媒に使われる代替フロンは、1990年代からオゾン層を破壊するフロンに代えて普及が進んだ。温室効果が高く、回収が法律で義務づけられているが、推定で全体の3割しか回収されていない。機器を廃棄する際や、使用中に大気中に漏れ出すためだ。 

>08〜09年の経産省のサンプル調査で、業務用の機器から使用中に漏れる代替フロンが年率13〜17%あったが、対策は十分に進まなかった。 



◆ ◆世界の森林◆ ◆ 

02月19日 ナショナル ジオグラフィック
スンダランド、危機に瀕する森林 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011021605&expand

>マレー諸島西半分の約1万7000の島々とボルネオ島を含むホットスポットが、生物多様性の豊かなアジア地域の1つとして登録された。 

>コンサベーション・インターナショナル(CI)の報告では、この地域本来の森林は7%ほどを残すのみ、ほとんどがゴムやアブラヤシなどのプランテーションに変貌しているという。 

このアブラヤシはニホンでもようけ輸入している。ヤシの実洗剤、みたいなのんだけやなしに、チョコレートから口紅まで、イロイロとはいっていて、不買運動とかはちょっと難しいのが、難点。それでもまあ、モノを買うときに、それがどこから来ているのかを調べてみて、避けられる分は避ける、というのはアリかと思うねん。



◆ ◆侵入種・移入種・外来種◆ ◆ 

02月18日 毎日新聞yahoo! 経由)
アライグマ:被害深刻化 11市町が防除計画、今年度一斉に策定へ /滋賀 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110218-00000168-mailo-l25

努力している自治体もある一方で。

>一方、策定しない市町は、「捕獲頭数が少なく、深刻な状況でない」ことを理由に挙げる。草津市守山市の担当者は、いずれも「今のところ被害はないし、生息数も少ないはず」と話す。ただ、県内のアライグマの生息域を調べている近江八幡市の環境コンサルタント、千々岩哲さん(41)は「アライグマはタヌキなどと誤解され、被害に気づかないケースが多い。被害が目立つようになってからでは遅い」と指摘している。 

見分けるのは、結構大変。檻の中で観察するのんやないしな。屋外で、夜間で、ちらり、とかやったら、もう見分けつかへん、て。これは予防的に対処していく方が後の銭も少のうて済むはず。



◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆ 

02月18日 ナショナル ジオグラフィック
南米のヒキガエル、絶滅両生類再発見 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011021801&expand

02月18日 ナショナル ジオグラフィック
インドのアカガエル、絶滅両生類再発見 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011021802&expand

02月18日 ナショナル ジオグラフィック
蛍光色のカエル、絶滅両生類再発見 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011021803&expand

これは美しい。

>写真のアカガエルの仲間は、CIとIUCNの共同プロジェクトに触発されたインドの小規模な両生類調査チームが2010年に発見した。チームは5つの絶滅種を再発見している。ただしこのカエルも、生物多様性に富むインドの西ガーツ山脈で水力発電計画が持ち上がっていることから、危機的な状況にあるという。 

>「今回の再発見には勇気づけられるが、このカエルはまだ危機を脱していない」と専門家は口をそろえる。エクアドル南西部の保護されていない地域に、孤立状態で生息している可能性が高いという。 

と、いうように、いずれのカエルも生息状況は厳しい模様。



◆ ◆新種! ◆ ◆ 

02月19日 朝日新聞
美しき金色の斑紋 奄美のイシカワガエル、新種に認定 
 http://www.asahi.com/science/update/0218/SEB201102180002.html

写真も美しい。

>イシカワガエルは沖縄本島奄美大島だけに生息し、これまでは両島とも同じ種とされてきた。住田教授ら研究チームは両島のカエルの外形やDNAを分析し、交雑実験を行ったところ、奄美大島のイシカワガエルは遺伝的に沖縄産とは異なり、背中の金色の斑紋がより美しいなど外形的にも異なることがわかった。 

>住田教授は「絶滅の危機にひんしながら脈々と生き続けてきたアマミイシカワガエルが新種と認められてうれしい。奄美が昨年の豪雨災害から一日も早く元通りに復興してほしい」と話した。 

研究者の地道な努力も頭が下がる。


◇ ◇ ◇

すみません、タイムアップです。
2、3積み残しがありますが、目が限界。
今日は、もう寝ます。
お休みなさい。また次回に。

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