今日のトピックス、「原油流出現場近くの環境破壊」「水俣病の貴重な資料」「山梨県庁で太陽光」「熊本三角線でバイオでGO!」「リュウキュウアユ」

……いろいろと頭を悩ませることが多いです……


スクラップを。


◆ ◆ニンゲンの経済活動と環境破壊◆ ◆ 

11月07日 CNN
メキシコ湾原油流出 現場近くの海洋生物に甚大な被害 
 http://www.cnn.co.jp/usa/30000807.html

ああ、どんどん出てくる……痛ましい。

>観測隊は2日、事故現場近くの水深1400メートルの地点で一見「不健康」なイシサンゴのコロニーを発見した。このコロニーは正常な部分もあったが、一部が茶色の物質に覆われ、大量の粘液を生成していたという。 

>また同観測隊は、その近くで事故の影響を受けたと見られるソフトコーラル(軟質サンゴ)の群生も発見した。しかし、そのコロニーの大部分が最近死滅したか、死にかけていた。 

>これらのサンゴは、原油流出事故から半年以上経ってから発見されており、さらに発見場所は事故現場から南西約7マイル(約11.3キロ)の地点 

流出した原油が原因の可能性もあれば、分散剤が原因の可能性もあるらしい。調査は継続中。



◆ ◆ニッポンの公害◆ ◆ 

11月07日 朝日新聞
水俣病の資料ピンチ 保存環境悪く変色や虫食いも 
 http://www.asahi.com/national/update/1030/SEB201010300002.html

>だが、保存状態は悪い。考証館は、患者の作業場として建てた簡易鉄骨造りのきのこ栽培施設を88年に改修したもので、博物館のような資料保存用の建物ではない。展示している紙の資料は、日光や蛍光灯の紫外線の影響で一部が黄色く変色している。収蔵庫も木造や簡易鉄骨造りであるため、湿気やすき間から入り込んだ虫によって一部の資料に傷みが出ている。 

ユージン・スミスさんの写真集「MINAMATA」のオリジナルプリント40点も、木造の収蔵庫に保管されている。40点の中には、胎児性患者の姿が世界に衝撃を与えた「入浴する智子と母」も含まれる。05年、これらの一部にカビが生えていたのを職員が見つけた。ふき取って事なきを得たが、昨年は天井が雨漏りしたという。 

>相思社は、民間団体などから寄贈された物品を活用して展示や保存の改善に取り組んでいるが、慢性的な赤字状態で施設の大幅な改築や新築は望めないという。 

石牟礼さんのファンとして、これはマジ何とかしたい。よりによってお金の無いこのタイミングでこの記事かよ、と思いつつ。
つか、朝日はカンパ先の番号なんかもつければいいのに。
 ⇒相思社 http://www.soshisha.org/
(少しでも余裕のある方は、ぜひ、問い合わせを。つか、『苦界浄土』『天の魚』はマジ名作!「東京の空の、美しゅうございました」、という始まりの一節は、一生忘れられない美しさ) 



◆ ◆自然エネルギー系◆ ◆ 

11月06日 毎日新聞yahoo! 経由)
太陽光発電システム:県庁に完成 /山梨 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101106-00000135-mailo-l19

県庁別館に太陽光パネルを設置。

>県は来年度までに30施設に設置する予定。すでに6月に東山梨合同庁舎と県立産業技術短期大学校(甲州市塩山上於曽)にも設備が完成し、運用を開始している 
 

11月06日 朝日新聞
廃油でGO! JR三角線バイオディーゼル車試験運行 
 http://www.asahi.com/national/update/1106/SEB201011060005.html

おおっ。普通にすげぇ。

>家庭から出る廃油でつくったバイオディーゼル燃料(BDF)で走る列車「天草バイオディーゼルカー」の試験運行が6日、熊本県のJR三角線の熊本―三角間で始まった。BDFによる列車運行はJR九州では初めて。 

>BDFは、家庭の廃油を集めて再利用している同県天草市から廃油の提供を受け、専門業者に精製してもらった。 

JR九州によると、10日間でBDF2200リットルを消費する予定 

記事が二酸化炭素排出抑制のことしか書いてないのが、萎えるんだけれども。



◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆ 

11月07日 毎日新聞yahoo! 経由)
リュウキュウアユ:奄美の2河川で減少 豪雨影響も「産卵可能」−−調査 /鹿児島 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101107-00000249-mailo-l46

>大雨で川床が掘り下げられ「新たに堆積した砂礫が産卵に適した場所をつくった」とし、今月下旬から来年2月下旬までの産卵は可能とした。また、大量の水で深い淵(ふち)が再生。淵の前後では新しい砂礫が瀬をつくるなどアユの生息環境は「豪雨で洗われたことで改善した部分もある」という。他方、流域で川岸の斜面が崩れて赤土がむき出しの所も多く「雨が降ると赤土が流れ込み、環境を悪化させる事も予想される」と指摘した。  

これは天災だったから、まだアユの生息地を破壊し尽くさずに済んだのかもしれない。人工的な工事が要因としたら、こういう展開はなかったかも、と。


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今週は、更新やや不安定になると思いますが、よろしくです。


それでは、また次回。

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