今回のトピックス、「北極の寒さは戻らない」「森林を保全すればお金も損しなくてすむよ」「海の保護域まだ1%」「海洋環境悪化と生物たち(アホウドリ、サメ、ジンベエサメ)」「環境省、海の危惧種リスト作成へ」「海域公園倍増へ」「山小屋トイレ事情」「家電不法投棄増加」「中国の絶滅速度は他国の5割増」「白身魚が危ない」「外来魚対策、滋賀」「タマゾン川」「自販機で太陽光」、など。

とにかく積み残しがかなりあること、また新しいスクラップも多いので、
どんどん消化していきます。


◆ ◆みんな大好き、地球温暖化の話題◆ ◆

10月22日 ロイター
北極の寒さは戻らない可能性も=米海洋大気局 http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPjiji2010102200337

>米海洋大気局(NOAA)は21日、北極が以前の寒い状態に戻らない公算が大きいとする報告書を発表した。

>科学者らは北極の気温と地球平均気温との差の広がり方が、より低緯度の地域のそれよりも2倍大きいことを突き止めた。

>「地球温暖化によってどの場所も温暖になるというわけではない。このような複雑なことが生じるのだ」と



◆ ◆世界の森林問題◆ ◆

10月20日 時事通信yahoo! 経由)
林保護で年3.7兆ドル損害回避=生態系価値を貨幣換算―UNEP 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101020-00000141-jij-pol

10月21日 ロイター
自然が人間にもたらす利益を試算=国連環境計画 
 http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPjiji2010102100363

10月21日 毎日新聞
COP10:森林減、370兆円損失 「各国政策見直しを」−−国連環境計画 
 http://mainichi.jp/life/ecology/archive/news/2010/10/20101021ddm012040134000c.html

とりあえず、メモ代わりに数字類を貼っておくとして。

>報告書によると、森林破壊の速度を2030年までに半減させれば、そうしない場合に比べて全地球規模で1年当たりの温室効果ガス排出を相当削減でき、気候変動による損害を3.7兆ドル以上防止できるとした (時事)

>森林消失で年2兆〜4兆5000億ドルの損害をもたらすと試算。保全に年450億ドルを投じれば、年5兆ドルの利益が返ってくると推計 (以下毎日)

>UNEPの試算によると、森林、沼地、草地などの自然資産は年間で2兆〜4.5兆ドル(162兆〜365兆円)相当のダメージを受けているが、それらは国内総生産(GDP)や企業決算などの経済データには反映されていない。 (ロイター)

>「開発と生物多様性はどちらかを選択するというものではない。この2つは同じコインの同じ面に属している」と (ロイター)

>【2000万〜6700万ドル】/植林による大気環境の改善と空調使用時間減などの効果。オーストラリアの首都キャンベラで08年から4年間に40万本を植林。 (毎日)

>【50人】/劣化した森林を再生した結果、インドの地方に誕生した億万長者の数。 (毎日)



◆ ◆世界の海洋環境◆ ◆ 

10月20日 毎日新聞
COP10:海の保護域まだ1% 監視届かず、対応後手 
 http://mainichi.jp/life/ecology/archive/news/2010/10/20101020ddm002040112000c.html

とりあえず、メモメモ。 


10月22日 ナショナル ジオグラフィック
海の犠牲者たち:アホウドリ 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010102203&expand

写真、鬱、注意(この下のサメ、も)。自分としては、辛いけれども見て欲しいとは思うものの。

10月22日 ナショナル ジオグラフィック
海の犠牲者たち:油田とサメ 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010102205&expand

10月22日 ナショナル ジオグラフィック
海の犠牲者たち:はえなわ針 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010102204&expand

10月22日 ナショナル ジオグラフィック
海の犠牲者たち:ジンベエザメ 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010102202&expand

>同氏はアホウドリの寿命が人間とほぼ同じ長さであることに触れ、「アホウドリの繁殖は容易ではない。繁殖できるようになるまで実質的に10〜15年かかるうえ、出産は年に一度で毎年成功するわけではない。それでも海洋生態系には欠かせない存在だ。地球環境の機能の一端を担っているのだから」
でも。

>それでも同氏は、考えさせられるテーマの写真コンテストであるにもかかわらず、「入選したこれらの写真は希望を表現したものとして見るべきだと思う」と話す。「確かに、一見すると希望があるようには思えないだろう。しかし人々がこれらの写真を見て、海は危機に瀕しているが時間はまだあるということを理解すれば、希望は持てる。それこそが重要なことで、つまり(環境悪化が進むのを)あきらめる必要はないということだ」。


10月23日 朝日新聞
海の絶滅危惧種リスト作成へ=COP10関連イベントで発表―環境省 
 http://www.asahi.com/politics/jiji/JJT201010230072.html

10月23日 時事通信yahoo! 経由)
海の絶滅危惧種リスト作成へ=COP10関連イベントで発表―環境省 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101023-00000079-jij-pol

10月23日 共同通信(goo経由)
環境省、海の危惧種で初のリスト 保全策に活用 
 http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/life/science/CO2010102301000119.html

10月24日 毎日新聞
環境省:海洋生物にもレッドリスト 初めて作成へ 
 http://mainichi.jp/life/ecology/archive/news/2010/10/20101024ddm001040069000c.html

メモ。取りあえず、今後の動きに注目。


10月23日 朝日新聞
海の生態系保護「海域公園」倍増へ 環境省が表明 
 http://www.asahi.com/national/update/1023/TKY201010230234.html

> 国立公園の海域公園地区は2009年の2359ヘクタールから、12年度末までに約2倍の約4700ヘクタールに広げることを目指す。同省が来年3月までにまとめる「海洋生物多様性保全戦略」に数値目標を盛り込む方針だ。対象となった海域では、環境省の許可もないと、埋め立てや港湾工事、土砂の採取などができなくなる。また、指定した生物種について、その採取が禁じられる。  (朝日)



◆ ◆ヒトの移動と環境破壊◆ ◆ 

10月18日 毎日新聞
山小屋トイレ事情:し尿処理放置なら生態系の破壊も 
 http://mainichi.jp/life/ecology/archive/news/2010/10/20101018ddm016040017000c.html

これはもう、待ったなし。トイレだけに。

>愛甲哲也・北海道大准教授(園芸学・造園学)の調査では、大雪山系トムラウシ山の南沼野営指定地で、植物の生えていない「裸地」が77年は約120平方メートルだったが、97年には1066平方メートルに拡大。登山者が用足しに踏み入ることと、垂れ流された排せつ物が主な原因とみられる。

>し尿は微生物によって分解されても窒素やリンが残る。高山植物にとって栄養過多の状態になり、成長しすぎたり枯れたりして、生態系が壊れる。大便に含まれる大腸菌で、水源が汚染される恐れもあるという。



◆ ◆ごみとリサイクル◆ ◆ 

10月21日 時事通信yahoo! 経由)
廃家電不法投棄、6年ぶり増加=エコポイント、地デジ移行が影響か―環境省 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101021-00000123-jij-pol

10月21日 読売深部(yahoo! 経由)
昨年度の家電不法投棄13万台、古いTV増加 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101021-00000928-yom-soci

10月22日 毎日新聞
ブラウン管テレビ:不法投棄が17%増−−09年度前年比 
 http://mainichi.jp/life/ecology/archive/news/2010/10/20101022dde041040029000c.html

買い替えよりも長期利用を、というのはなかなか……ニホン、新しいモン好き過ぎやからなぁ(タメイキ。

 

◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆ 

10月21日 サーチナyahoo! 経由)
生物種が急速に死に絶える国、中国…速度は世界平均の5割増 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101021-00000065-scn-int

>ワッツ氏は、客観的にみれば先進国は環境問題の輸出国でもあると指摘。汚染物質や地球温暖化ガスの排出などで環境に大きな影響を与える産業は、英国から欧州全体に、そして米国、日本、台湾、中国と“たらい回し”になってきた。中国国内ではさらに、問題が内陸部へと移動し、現在は「もともと人がほとんどいなかったゴビ砂漠内モンゴルの草原、チベット新疆ウイグル自治区に、環境問題が押しつけられている」という。


10月23日 朝日新聞
フライでなじみの「白身魚」乱獲危機 生きもの会議報告 
 http://www.asahi.com/international/update/1023/TKY201010230161.html

>岩見哲夫・東京家政学院大教授は「マゼランアイナメは成長が遅く、卵を産めるようになるのに10年かかる。無届けの違法漁業による資源の減少が心配される」と話す。

>国内の環境団体などが連携する「生物多様性条約市民ネットワーク」はこうした内容を伝える冊子を会場周辺で配布、深海魚オレンジラフィーが白身魚として欧米で人気を集め、すっかり減ったことも紹介している。冊子は「知らずにいると食べ尽くしの責任を負うことになるかもしれません」と結んでいる。



◆ ◆侵入種・移入種・外来種◆ ◆ 

10月19日 毎日新聞yahoo! 経由)
釣り大会:県と日釣振、来年共催 外来魚対策で歩み寄り /滋賀 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101019-00000180-mailo-l25

>両者が歩み寄りを見せたのは今年7月。同会が長浜市での湖底清掃を県と実施したのを機に、琵琶湖の生態系保全に向けた釣り大会の共催を県側に打診。同会の中川浩邦県支部長は「外来魚を『駆除』という言葉で悪者扱いせず、有効活用できる方法を提案したい」と話す。県琵琶湖レジャー対策室の青木幸一室長は「対立を超え、今後は琵琶湖を再生する施策を一緒に考えていきたい」として、漁協や自然保護団体などにも協力を求めていく意向だ。

全ての釣り人がこうだといいんだが。いや、ホント。


10月22日 朝日新聞
「タマゾン川」にグッピーなど外来魚200種超 多摩川 
 http://www.asahi.com/science/update/1022/TKY201010220202.html

>大きくなり飼えないという理由のほか、最近は失職などでお金がなくなり手放す人も目立つという。魚は飼育を希望する「里親」に渡す。 

>10月中旬の夕刻。「里親」を志望する愛知県内の20歳代の男性が、車で5時間かけて山崎さんの家へやってきた。「ネットでポストを知った。魚には何も罪はない。かわいそうだから引き取ります」  

>全長が50センチを超す外来魚ガーパイクなど5匹を受け取った。自宅で飼うという。  

こういう人は、本当にごく一握りなんやろなぁ、と。
やっぱ、入れへ、捨てへん、が大切。



◆ ◆最近の、それはほんまにエコでっしゃろか? ◆ ◆ 

10月22日 河北新報
エコ、自販機に標識に 太陽光で照明 企業が環境活動 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101022-00000012-khk-l04
または
 http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/nation/20101022t12035.html

そもそも、自販機そのものがエコからは程遠い件について。
運営中の電力消費の他にも、そもそもの機械の製造にかかるエネルギーや廃棄のそれ、またその自販機に商品を運び入れるエネルギーも含めて考えないと意味があらしまへんやろ、これ。


◇ ◇ ◇

諸事情で、タイムオーバーです。
若干の積み残しがあるのですが、明日には何とか消化……の方向で。

それではまた、次回に。

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