今日のトピックス、「温暖化による海洋の酸素不足」「家畜飼料の変更で温室効果ガス排出を減らす」「稲ワラ バイオin秋田」「京都市動物園のチンパンジー」

ようやく暑さが引いてくれそうです……ひたすら嬉しい。
スクラップを。


◆ ◆みんな大好き、地球温暖化の話題◆ ◆

09月14日 毎日新聞
日本海:深部酸欠 温暖化で循環滞り、100年後「死の海」?−−国環研チーム分析
 http://mainichi.jp/life/ecology/news/20100914ddm041040086000c.html

海水温の変化に伴う海洋環境の変化(主に悪化)は日本海だけの問題ではないが、国立環境研究所などの報告だと、どうも問題はより好ましくない方向に進んでいる模様。

>外洋では、南極や北極圏など高緯度地域で冷やされた表層水が沈み込み、水深2500メートル以下の「底層水」と入れ替わっている。2000年もかかるゆっくりした循環だ。日本海では、ロシアのウラジオストク沖やサハリン沖で冷やされた表層水が沈み込むが、対馬海峡宗谷海峡などによって半ば閉鎖されているために、その循環スピードは約100年と速い。

>現在の酸素濃度は海水1キロあたり6・7ミリグラムで、50年代から約2割減少。底層水中のプランクトンが酸素を消費する一方、表層水の沈み込みが不十分で、酸素供給が追いついていないと推測した

日本海の海水温は、過去100年間で1・3〜1・7度上昇。このペースで温暖化が進めば、日本海の循環が停滞し、約100年後には無酸素状態になるとチームは予測している。

ウムムムム……


09月14日 AFPBB
栄養価の高い家畜飼料で気候変動を抑制可能、ケニア研究所
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2755572/6180285

日本国内では比重が低いためか、あまり問題になっていない家畜のげっぷ・糞尿等による温室効果ガス発生の問題。世界的には、結構重要だったり。

>論文によると、畜産業は、牧草地にするための森林伐採や牛のおなら、げっぷに含まれるメタンガス、牛の糞尿に含まれる亜酸化窒素などにより、地球全体の約18%にあたる温室効果ガスを排出している。

>そこで同研究所は、熱帯地方の国で、栄養価の高い牧草や作物の残りかすを補助的な飼料として家畜に与えること、劣化した牧草地を再生すること、繁殖率の高い種を飼育することなどを推奨している。
 
>論文は、中南米で牛を「ブラキアリア」という栄養価の高い牧草の種をまいた放牧地に移したところ、ミルクの生産量が増加し、体重の増加も最大で3倍になった事例を挙げ、「中南米の牧場主の約3割が飼料をブラキアリアに変えるだけで二酸化炭素(CO2)排出量を年間約3000万トン減らせる可能性がある」としている。

ただしアフリカや中南米での、経済的にもあまり豊かではない飼育者にとっては大きな負担になるとも。
それ以前に、この牧草による外来種問題等が発生しないのかな、とふと不安も。
要は、自分も含めて牛肉の消費量を抑えるのが一番現実的な気も。ことは欲望にかかわることだから、そう一筋縄ではいかないと覚悟はしているが。



◆ ◆自然エネルギー系◆ ◆

09月14日 河北新報yahoo! 経由)
地元産稲わらのバイオ燃料 秋田県が来月実証試験スタート
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100914-00000001-khk-l05

バイオエタノールを地元の稲ワラで、という試み。
小さな疑問を言えば、稲ワラのエネルギーとしての活用がエタノール化(主に車両での使用になる)でないといけないのかどうか、また、それだけの稲ワラの確保は大丈夫なのかなど、その辺りが気になる。
後者については、たぶんメドが立っているからこういう実験を行っているのだとは思うが。稲ワラの有効活用を、みたいなところから出てきた話なのかな。だとしたら、エタノールだけにこだわらなくても、という発想も出てくるけれども。どうなんだろう。



◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆

09月14日 毎日新聞yahoo! 経由)
京都市動物園 学習のチンパンジー、仲間の死で意欲去る
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100914-00000003-maip-soci

動物心理がどうのこうの、というよりも、動物園の行っているこの研究が、では実際に数を減らしているチンパンジーの絶滅防止にどの程度役立つものなのかというのがよく分からない件について。


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別に厳選しているわけではなのいのですが、報道そのものが減っているのでしょうか、
全体的に少ないです。
ということで、今日も短いのですが、この辺で。

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