今日のトピックス、「原油封じ込め新作戦」「ベトナムでバイオガソリン」「雪冷房の家in新潟」「地中海の海洋環境」「紀伊半島のウミガメ」「原発の計算式にミス」「横須賀市の核燃料加工会社で火事」、など。
ちょっとしんどいので、簡易バージョンでいきます。
積み残しは、明日に。
◆ ◆石油文明と環境◆ ◆
08月04日 AFPBB
BP、原油封じ込めの新作戦に着手 メキシコ湾原油流出事故
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/accidents/2745982/6042985
油田に泥を注入する新手法とのこと。成功してほしいものだが、どう転ぶのか。
◆ ◆エネルギー系◆ ◆
08月02日 NNA(yahoo! 経由)
【ベトナム・インドシナ】バイオガソリンを発売へ:ペトロベトナム、5都市で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100802-00000007-nna-int
見落としていた記事。
>ペトロベトナムは08年9月にE5の試験販売を開始したが、バイオ燃料に関する品質基準がなかったことなどから、発売からたった6日間で販売を停止した経緯がある。その後、政府は昨年、バイオ燃料の品質管理についての規則を導入するなどし、普及に向けた法的枠組みを構築してきたという。
バイオ燃料混合ガソリンはキャッサバやサトウキビ由来のエタノール5%混合とのこと。
08月04日 毎日新聞(yahoo! 経由)
<雪冷房の家>魚沼で公開 冷熱エネルギー利用
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100804-00000015-maiall-soci
おお、これは興味深い。
>昨年完成した住宅は高床式の木造2階建て。高床部分に断熱材で仕切った縦2・3メートル、横7・5メートル、幅4メートルの雪室を設置した。昨冬に周囲に積もった雪を今年3月に除雪機で投入し、約60立方メートルの雪が蓄えられた。
>雪室から、1階リビングと寝室など3室(約90平方メートル)は送風パイプでつながり、雪で冷やされた空気がファンで各部屋に届く。7月初めから稼働したが、30度を超える日も室内は26度程度で、クーラーとは違った柔らかな冷気に包まれる。湿度も屋外に比べ常に10%低く、過ごしやすいという。雪室の設置費は400万円で、補助金を差し引くと100万円で完成した。
初期投資がどのくらい環境負荷があるのかとかその取り戻しには何年かかるとか、そういう辺りのデータが知りたい。まだ、出ないかな。
◆ ◆生物多様性の危機◆ ◆
08月04日 AFPBB
地中海の生物多様性、世界で最も危機的な状況に 国際調査
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2745829/6040574
地中海の構造はまあ閉鎖系だからなあ……
>約1万7000種の海洋生物が生息する地中海は、日本とオーストラリアの近海に次いで、生物の多様性に最も富む海として世界で上位5位に入る。
>地中海の中でも陸地に挟まれた最も奥にあるアドリア海(Adriatic Sea)などでは、大規模農業や工場排水のせいで酸素不足に陥り、赤潮として知られるプランクトンの異常発生で多くの生物が死に絶えた海もある。
>地中海の生態系を脅かすもう1つの大きな問題は乱獲だ。地中海で繁殖する大西洋クロマグロが乱獲で過去30年で資源量が激減したのはその一例にすぎない。マグロなどの食物連鎖の上位に位置する捕食生物の減少でクラゲが爆発的に増殖
>地中海では世界のほかの海域に比べ外来種の侵入も際立っており、現在生息する生物の4%を外来種が占めていることが分かった。
>地中海を脅かしている最大の問題は、地球温暖化による水温の上昇と、海水の酸性化だ。その影では、冷水性生物や深海に住む生物の生息環境が縮小している。「(北側は陸で阻まれているため)そのような生物は北上できず激減や絶滅の危機にさらされる」とカナダ・ダルハウジー大学(Dalhousie University)のマルタ・コル(Marta Coll)教授のチームは警鐘を鳴らす。地中海に住む深海生物の4分の3は未発見だと考えられており、発見される前に絶滅してしまう生物もいるだろうと科学者たちは懸念している。
ちょっと長い引用でスマン。というか、地中海に関してはまだちょっと勉強不足、情報が足りない。けれどもマグロがらみなどで、これからもっと話題になるであろう地域。
◆ ◆侵入種・移入種・外来種◆ ◆
08月04日 紀伊民報(yahoo! 経由)
ウミガメの卵を守れ、アライグマ対策で柵設置 みなべ町千里の浜
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100804-00000007-agara-l30
うわ、これは深刻。
>調査を始めた当時の食害は、タヌキによるものが中心だったが、7〜8年前からアライグマによる食害が発生している。当初は被害に遭うのは1シーズンに1、2カ所だったが、5年ほど前には5、6カ所となり、2年前には33カ所に増加。昨年は産卵した172カ所のうち、3分の1近い53カ所が被害に遭った。ここ数年はタヌキの姿は見掛けないという。
暮らしを見つめる、のライオンさんの助成でアライグマに卵を掘り起こされないための柵が設置されたとのこと。こういう企業による助成が増えるとええのんだけれども。
(関連)
08月04日 紀伊民報(yahoo! 経由)
ウミガメ19匹が産卵 串本町上浦と橋杭の海岸
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100804-00000006-agara-l30
◆ ◆今日の原発さんとそのおともだち◆ ◆
08月03日 朝日新聞
原子炉の計算式に誤り、5原発使用 「安全上問題なし」
http://www.asahi.com/national/update/0803/TKY201008030413.html
違った計算式のまま運用されていた期間は10年間。誤差上、安全上の問題はないというものの、いつものテンプレかもしれないという不安が。
>専用計算機を作った東芝のミスで、各社は数年から10年間、誤った計算結果を使って運転していた。
>この計算式を使って運転していたのは東京電力の柏崎刈羽原発3号機(新潟県)と福島第一原発3号機(福島県)、東北電力の女川原発2、3号機(宮城県)と東通原発1号機(青森県)、中部電力の浜岡原発4、5号機(静岡県)。
そんで、その数値はもう訂正したんか、おい?
08月04日 共同通信(goo経由)
核燃料工場で水素漏れ発火 神奈川、匿名の告発で発覚
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/nation/CO2010080401000993.html
隠しだてはイクナイ。
>経済産業省原子力安全・保安院は4日、神奈川県横須賀市にある核燃料加工会社グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパンの工場で5月、燃料を焼き固める炉から水素が漏れて発火するトラブルがあったと発表した。保安院への匿名の告発で発覚した。
告発がなければ、なかったことにしよう、ってことかいな。
>炉は使用前の調整中で核燃料は入っておらず、想定内の発火で火災ではないと判断し消防には通報しなかったという。
目の前のことが片付けばOK、原因究明とか予防対策とかいう発想はない模様。
◇ ◇ ◇
実は巡回も少しだけ減らしているのですが、
それでも結構スクラップが溜まって行くものです。
情報処理能力が追い付かなくなるのではないかという不安がひしひしと。
何とか、がんばりたいものです。
それではまた、次回に。
.