今日のピックアップは、「インドネシアの熱帯林」「捕鯨と水銀」「原油流出汚染と絶滅」「ガラパゴスのゾウガメ」「滋賀のハリヨ、交雑で絶滅」「ワキアカカイツブリ、絶滅」「外来植物増える」「新種」「動物実験廃止企業、追加」「もんじゅ」「浜岡原発」など。

天国のあの子(たち)が、しあわせであるように。

スクラップを。


◆ ◆世界の森林◆ ◆

05月27日 CNN
インドネシア 熱帯雨林保護へ 農園の新規開発を2年凍結
 http://www.cnn.co.jp/science/AIC201005270019.html

どこまで実行可能かどうか、正直かなり不安。それでも、ぶち上げることができるようになったというだけ、マシなんだとも。この件、さらに追って情報収集の予定。



◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆

05月10日 朝日新聞
捕鯨の町」太地町住民、毛髪水銀が全国平均の4倍
 http://www.asahi.com/national/update/0509/OSK201005090110.html

積み残しから。やはりというか、相関関係が認められているという。
数の問題や外圧による反発などもあるだろうけれども、この「水銀の生態濃縮」という視点からの分析は、ヒトも含めた生態系の保全という意味でも、もっと注目していく方がいいかも。当のクジラたちも含めてな、無論。


05月24日 ナショナル ジオグラフィック
原油流出でメキシコ湾のクジラが絶滅?
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20100524003&expand

こちらも積み残し。

>メキシコ湾の原油流出事故は、1989年のタンカー、エクソン・バルディーズ号の石油流出事故でアラスカのプリンス・ウィリアム湾のシャチが受けたのと同程度の被害をマッコウクジラに与える可能性があるとの意見もある。

アメリカ、アラスカ州にある北部湾岸海洋協会(North Gulf Oceanic Society)の海洋生物学者クレイグ・マットキン氏が率いた2008年の研究によると、エクソン・バルディーズ号の事故後に生息数が40%も減少したシャチの個体群もあったという。現在でもその個体群は以前の水準まで生息数が回復しておらず、数十年後には絶滅する可能性が高いとマットキン氏は推測する。

生涯出産数はせいぜい3、4頭、んでもって性的成熟に時間がかかるという、まるでヒトのような生態であるということも、もっと意識した方がいいという点も強調しながら。


05月29日 毎日新聞
ゾウガメ:39年ぶり復活 ガラパゴス諸島
 http://mainichi.jp/life/ecology/news/20100529k0000e040054000c.html

個人的にはものっそい興味のある記事。

>移入されたのは、ガラパゴス諸島のどこの島の出身か不明のため自然に戻せず、同諸島サンタクルス島で飼育されていた推定30〜70歳の39頭。移入後はゾウガメに取り付けたGPS(全地球測位システム)などで観察を続けるという。ジョージは発見後、同島のチャールズ・ダーウィン研究所で飼育され、人工繁殖の試みが続けられているため、故郷には戻れない。

ジョージの故郷の島の、植生回復のためのプロジェクトで。でも、ジョージ本人(←ヒトじゃないけど)は戻れないのか……



◆ ◆……絶滅……◆ ◆

05月27日 読売新聞(goo経由)
交雑で淡水魚「ハリヨ」純系種が姿消す…滋賀
 http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/science/20100526-567-OYT1T00260.html

よりによって、交雑で、とは。

滋賀県条例で希少野生動植物種に指定されているトゲウオ科の淡水魚「ハリヨ」の生息地として知られる米原市醒井地区の地蔵川で、ハリヨと近縁種の「イトヨ」との交雑が進み、元来生息していた純系種がほぼ姿を消していることが分かった。

>イトヨは県内に生息しておらず、人為的な放流や移動が原因とみられる。

>森教授は「魚の安易な放流や移動は生態系の破壊につながる。交雑で純系種が失われかねないことを知ってほしい」と話している。


05月27日 CNN
マダガスカル固有の鳥類、絶滅種に指定
 http://www.cnn.co.jp/world/AIC201005270016.html

……1日に2つも、こういう記事を取り上げんとあかんということに、大いに凹む。

>バードライフによると、ワキアカカイツブリマダガスカル最大の湖、アラオトラ湖でかつて生息が確認されたが、肉食魚が持ち込まれたことや、地元漁師がナイロン網を使用したことなどの影響を受け激減した。

>バードライフのレオン・ベヌン博士は、「この鳥の生息に望みはない。人間の行為が予期せぬ結果を招いた新たな例だ」と語り、外来種を原因とする絶滅は世界中で起きている大きな脅威だと指摘した。



◆ ◆侵入種・移入種・外来種◆ ◆

05月29日 紀伊民報yahoo! 経由)
特定外来植物が分布を拡大 「持ち帰らないで」
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100529-00000000-agara-l30

植物の防除もまた実にやっかいだということは、あまり知られていないのかも。

>県は「一般の人が知らずに分布を広げている可能性がある。きれいだからといって絶対に持ち帰らないように」と注意を呼び掛けている。



◆ ◆新種! ◆ ◆

05月17日 コンサベーション・インターナショナル(CI)プレスリリース
科学者たちが発見したインドネシアニューギニア島の一群の生物が新種と判明
 http://www.conservation.or.jp/Newsroom/Press_Release/2010_05/foja20100517.htm

ナショジオ等が取り上げていた、ネタ元の紹介を忘れていた(いかんいかん)。
コンサベーション・インターナショナル
 ⇒http://www.conservation.or.jp/


05月29日 AFPBB
パナマで発見された新種のカエル
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2730780/5812624

こりゃまた可愛らしいカエルが。



◆ ◆その他 動物系◆ ◆

05月29日 読売新聞(goo経由)
伊藤園資生堂動物実験廃止へ…欧米に配慮
 http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/science/20100529-567-OYT1T00490.html

とりあえず、支援したい企業が増えたな、ふむふむ。
資生堂のコメントなんかみてても、要はビジネスのやり方を上手くやればできるのだということが判ってくる。決して資生堂だから(あるいは伊藤園だから)できたこと、という特別なものではないんじゃね?
ともあれ、このリストが増えることを祈る。



◆ ◆最近の原発さん◆ ◆

05月27日 読売新聞(yahoo! 経由)
高速増殖炉もんじゅ」タンク水位が一時上昇
 http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/science/20100527-567-OYT1T01066.html

27日午前、試験運転中の高速増殖炉もんじゅで、タービン建物の屋外に設置されている補給水タンクの水位が一時上昇し、警報が作動。タンクの水位調整弁を点検中に作業員が弁の開閉手順を誤っり水が設定水位以上に流れ込んだKとによるもの。


05月28日 神戸新聞
幹部不在の会議を「成立」 日本原燃が保安規定違反
 http://www.kobe-np.co.jp/knews/0003031792.shtml

随分とアバウトなやり方……てか、アバウトすぎだよな、これ(呆レ


05月29日 毎日新聞yahoo! 経由)
浜岡原発:4号機、ポンプ水漏れ 3号機はプールに異物 /静岡
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100529-00000097-mailo-l22

営業運転中の浜岡原発で、3号機と4号機のそれぞれに問題が発生。
3号機では、原子炉建屋の使用済み燃料貯蔵プールの底部にひも状の異物1個を発見。
4号機では、原子炉建屋の制御棒駆動水ポンプから微量の放射能を含む水漏れを確認。ポンプ軸封部から1分間に約5CCの水漏れという。このポンプは、制御棒を原子炉内に出し入れするための駆動水を供給している。
両方に、それぞれ例のテンプレが張り付けられている模様。


◇ ◇ ◇

取りあえず、今日まででようやく今月の積み残しは消化したかと。
そんなこんなですが、また次回。

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