01月18日のスクラップから
遅れているので、サクッと登場、サクッと更新。
◆ ◆ケミカル・ケミカル・ケミストリー、化学物質とエコ◆ ◆
01月18日 ナショナル ジオグラフィック
BPAは有害、米医薬品局が懸念表明
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010011801&expand
>アメリカのプラスチック関連産業の業界団体であるアメリカ化学協会によると、BPA暴露量を“最低限”に抑えた際の健康被害は確認されていないという。しかしBPAには女性ホルモン(エストロゲン)に似た作用があり、子宮内で生殖機能に関わる突然変異を引き起こすことは既に証明されているため、アメリカ、カナダ、ヨーロッパの一部の都市ではBPAの使用やBPA含有製品の販売が禁止されている。
>ミズーリ大学のフォム・サール氏は、もちろんBPAだけが心臓病の原因ではないが、少なくともリスクを引き下げることはそれほど難しいことではないと話す。アメリカ国立衛生研究所ではBPA暴露量を抑えるためにできることとして、(米国内では通常、底面に数字の「7」の表示がある)ポリカーボネート樹脂製の食品保存容器を電子レンジにかけないこと、缶詰の食品を避けること、BPA不使用の哺乳瓶を使うことなどを挙げている。フォム・サール氏は「BPAは体に悪い。今のような使い方を続けていてはいけない」と語っている。
その毒性がどういうものなのか内容がはっきりしていない、という点に関して、なぜかニホンの一部で毒性はないと曲解されてしまっているBPA。なんだが、アメリカでもダメ出しの研究結果が出た模様。もちろんまだ確実にBPAが悪いと言い切れない部分はあるのだろうけれども、ならば毒性がないと判断できるまで待ったをかける、くらいの判断はしてもいいと思うんだよね、これ。
01月18日 毎日新聞
米アラスカ湾タンカー座礁:20年前の流出原油、残存
http://mainichi.jp/life/ecology/archive/news/2010/01/20100118ddm003030160000c.html
油残存の話は前にも出ていたと思うが(やはり同じ毎日だったと思う)、想像以上に深刻。
>事故では、原油4000万リットル以上が流出、アラスカ沿岸約2000キロに漂着した。生態系や漁業への影響が大きく、米国史上最悪の海洋汚染とされる。当初は除去作業や微生物による分解で、数年後に原油はほぼ消えると期待されていた。しかし、沿岸の一部で原油が残存しているのが見つかり、米テンプル大は昨年までの3年間、原油が漂着した湾内のエレノア島の沿岸12地点を調査した。
>その結果、原油を分解する微生物が生存するのに必要な酸素や養分の量が通常より10分の1という層が地表近くに存在し、原油の「貯蔵庫」が形成されていることが分かった。
>アラスカ南部では海岸線のほぼ半分がこうした特徴を持つとされ、残存している原油は約7万6000リットルに上る可能性があるという。
……
◆ ◆侵入種・移入種・外来種◆ ◆
01月18日 毎日新聞(YAHOO! 経由)
楠根ため:外来魚駆除で池干し ブラックバス70匹捕獲−−菰野 /三重
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100118-00000064-mailo-l24
以前も池干しして外来種を追い出した池でまた外来種が多く見つかったとのこと。
>在来種はタナゴ4匹のほか、コイ9匹やフナ11匹などを捕獲。タナゴは事前に捕まえてあった40匹と合わせ44匹を確認し、前回確認した26匹を上回った。一方、ブラックバスは前回の272匹から70匹に減ったが、タナゴの個体数より多かった。
>北島代表は05年の池干しでブラックバスを駆除したことを指摘。「池の大きさに比べ在来種が非常に少ない。心ない人によるブラックバス放流が原因としか考えられない」と残念がった。
>捕まえた体長約30センチのブラックバスを持たせてもらった浦部悠真君(菰野小5年)は「怖そうなのでいなくなるといい」と話していた。
……子どもよ、その魚が怖そうが怖くなさそうが、ダメなもんはダメなんだぜ。
てか、環境教育言うんならそこんとこもっと説明してやらんと。
◇ ◇ ◇
そんなこんなで、また次回です。
それでは、また。
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