01月17日のスクラップから
と、言っても、今日のスクラップからは紹介するほどの記事がありません。
今週の積み残しを1点だけ。
◆ ◆最近の原発さん◆ ◆
01月13日 毎日新聞(yahoo! 経由)
上関原発建設計画:温排水の影響を懸念 広島で環境考えるシンポ /山口
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100113-00000203-mailo-l35
原発推進派が「温暖化対策」一本やりの口上ばかりなのに対して、こちらは多彩な角度から「原発と環境」についての問題提起がなされた模様。
>学者らの一番の懸念は原発から出る温排水。原発周辺海域の温度が上がり、希少生物や魚類の生息環境が変わってしまう恐れが強いという。
この懸念については、自分が原発問題を調べ始めた1986年頃(いわゆるチェルノブイリの時代だ)にも当然言われていたのだが、それが20年以上経ってもなおまだ解決からほど遠いというのが、まあなんというか、原発という施設というものが実に科学的な見地から外れた存在だと思えてならない理由なんだが。
>また、京都大大学院の加藤真教授(生態学)は、冷却水として海水を取り入れる際に投入される殺生物剤、次亜塩素酸ソーダの危険性を指摘した。
こちらは初耳。調べておかないと。メモメモ。
>建設地周辺では天然記念物の鳥、カンムリウミスズメも生息している。上関地域周辺での生息を初めて発見した九州大大学院の飯田知彦研究員は、上関の海の豊かさを強調。魚の卵や稚魚、イカの子どもといった浮遊生物が冷却水として原発に取り込まれて加熱されることで多くが死ぬことが予想されることから、食物連鎖への影響を懸念した。
カンムりウミスズメに限らず、生物多様性に関する見地をもってしてその建設がどういう影響を及ぼすかについての検証をほとんどしていない、という点はとても大きな問題点。
原発建てる金を、太陽光の補助金や地熱発電の開発費、波力発電の研究費などに充てる方が、トータルの予算も活きて環境負荷も減らせることは確実なのにな。なんでそうせぇへんのやろか。
◇ ◇ ◇
阪神淡路の被災時間に起きられなかった自分に萎えながら、
今日は心で黙祷を捧げつつ。
また、次回。
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