12月30日のスクラップから

やることも考えることも多いまま、積み残しというか繰越になりそうな感じです……
腰は大分楽になりました。
スクラップを。


◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆

12月30日 ナショナル ジオグラフィック
トラ売買に規制緩和を求める声
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2009123002&expand

12月30日 ナショナル ジオグラフィック
中国、動物園のトラが食用に
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2009123001&expand

どうも、年末年始のキャンペーン(?)っぽい感じの記事なんだが。まあ、来年はイヤー・オブ・ザ・ドラゴンなわけだから、というのんでひっかけているのだろうけれども。

>十二支で寅年にあたる2010年を目前にして、トラの需要は相変わらず高い。同記事によると、成長したオスのトラの死体は闇市場では1万米ドル以上で取引されており、骨やペニスは漢方で重用され、トラ肉料理を出すレストランもあるという。雄森熊虎山庄のレストランもその一つであることが最近のDNA鑑定で示された。

うわ。大バカ者どもが!

>どのような形であれ、トラの売買が合法化されれば、4000頭に満たない野生のトラの生存がさらに脅かされると環境保護論者は懸念する。象牙売買の合法化によってゾウの密猟が減らなかったように、トラ製品の合法化も、野生であるか飼育下であるかを問わず、トラの臓器や肉などに対する需要を拡大させるだけではないかと話す。

同意。つか、それがニンゲンというものの性だよな、と。



◆ ◆新種! ◆ ◆

12月30日 時事通信
世界で290の新種発見=マメ科巨木や高山のランなど−絶滅の恐れも・英王立植物園
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091230-00000059-jij-soci
または
 http://news.goo.ne.jp/article/jiji/life/science/jiji-091230X171.html

>英王立植物園(キューガーデンズ)は30日までに、世界各国の研究者と行っている調査研究事業で、新種の植物が今年1年間で約290種報告されたと発表した。このうち約3分の1が絶滅の危機にあるという。

……



◆ ◆侵入種・移入種・外来種◆ ◆

12月30日 カナロコyahoo! 経由)
ペットを里親へ 多摩川の生態系守る「おさかなポスト」、利用好調/川崎
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091230-00000002-kana-l14

こういう美談調のハナシは、正直うんざり。と、悪役を買って出る。
モノが「外来種」であれば、里親に引き渡すよりも、処理して肥料にした方が為になると思う。厳しいことを言えば、な。

>きっかけは2004年の夏。多摩川の近くで、男の子が泣きながら歩いていた。手には金魚の入った袋。不審に思った山崎さんが事情を聴くと、男の子は「面倒を見ないとお母さんに怒られ、金魚を捨てに来たの」。そう答えた男の子に、山崎さんは「川に捨てないで。おじさんがいけすで預かってあげる。そうすれば君も、金魚に会いに来られるだろ?」と慰めた。

この人が本当にすべきだったのは、(あくまでも原則論で言えば)、子どもの金魚を引き取ることではなくて、捨ててこいという母親に外来魚を生態系に放つことの害悪をきちんと説き伏せることだよな、と。まあ、自分でもそれはしないとは思うけれども(見知らぬ大人・赤の他人にいきなり喧嘩売りにいくわけだから)。

>愛着ある生き物を手放すのは、切羽詰まった状況だから。

いや、そうじゃないヒトもゴマンといるっての。でなければ、保健所で税金を使って殺される犬猫の数があんなオーダーになるはずがないって。やることやらずにあきらめたり、自分の手を汚したくないだけのヒトがぎょうさんいるって話と理解した方がいいよ、これ。

外来種問題の加害の面に関しては、自分の手が血塗られたものであることを自覚することもまた、環境教育だと思うんだがな。多くの外来種問題が、元は善意で発生しているだけに、余計にそう思うんだ、うん。


◇ ◇ ◇

最後の外来種のんがちとシビアなハナシとなりましたが、
一応本日の更新で今年の〆ということで考えています。
(余程の大記事が入ってこない限りは)


できれば、年を跨いでもまた続けてご訪問いただけると嬉しいです、はい。
これまで訪問された方々に、感謝を。
それでは、また。

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