ここ3、4日のスクラップから
一応、忙しさの峠は越しました。まだまだ問題山積ですが。
間があきましたので、スクラップは多目です。
◆ ◆みんな大好き、地球温暖化の話題◆ ◆
12月24日 AFPBB
温暖化を生き抜くため、陸上生態系は年420メートル移動する必要 研究
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2677889/5082902
樹木、草花など、どうやって移住しろ、と?
◆ ◆世界の森林◆ ◆
12月24日 日経エコロミー(共同配信)
熱帯林3分の2消失の危機 「大量のCO2放出」警告
http://eco.nikkei.co.jp/news/today/article.aspx?id=SNXKE0025 24122009
どうして「温暖化」問題がからまないと問題提起ができないんだろう。温暖化があろうとなかろうと、不必要に自然林が伐られていいわけはなのに。ジンルイに加害を及ぼすという観点でしか見られないのかね、マッタク。
>現存する熱帯林のうち破壊される危険が高い森林は、アジアの森の57%、中南米は63%、アフリカは67%に達することが判明。3地域全体では森林の63%が破壊の危機にあり、山火事や焼き畑などを通じて大気中に放出されるCO2の量は、1755億トンに達する可能性があることが分かった。
焼き畑は別に地元民の農耕だけではなく、先進諸国へと輸出される産品の元となる樹木(紙原料だとか油の原料だとか)のプランテーション化でも大きく進められている。そこんところツッコミないのは、共同記者の勉強不足か。
◆ ◆環境と開発◆ ◆
12月24日 ナショナル ジオグラフィック
むしばまれる自然:エルクバレーの炭鉱
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2009122404&expand
この開発のために、どれだけの生物が喪われたのだろう。
12月26日 西日本新聞(goo経由)
筑豊山の会「ネパールの自然守れ」 世界の屋根にバイオトイレ 環境負荷、軽減へ計画
http://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/nation/20091226_evn_001-nnp.html
ニホンの山のトイレ事情も深刻だが、ヒマラヤはそれに輪をかけて問題が多いだろう。
>同国では都市部の一部を除いて下水道が整備されておらず、排せつ物は川へ流すか、堆肥(たいひ)などにしている。同国への渡航歴16回を数える山の会の太田徹哉理事長(68)=北九州市八幡西区=は日本人だけで年間2万人に達する訪問者の排せつ物が、将来的に衛生環境を破壊することを懸念。設置を思い付いたという。
>バイオトイレは便槽内の温度を35度前後に保ち、中に入れた木のチップの微生物による働きで、排せつ物を水と無機物に分解。使用するたびに便槽内をかくはんさせる。においはなくなり、くみ取りの必要もない。
設置を働きかけてくださっているNPO法人「筑豊山の会」の方々には、頭の下がる思い。
◆ ◆遺伝子組み換え技術(GM)とニンゲン◆ ◆
12月25日 読売新聞(goo経由)
遺伝子組み換えマウス、生きたまま廃棄…自治医大
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/science/20091225-567-OYT1T00623.html
12月25日 神戸新聞
組み換えマウス扱い不適切 自治医大を厳重注意
http://www.kobe-np.co.jp/knews/0002603373.shtml
うわ。医学生たちは「遺伝子撹乱」については、何も勉強してこなかったのか?
>同大実験医学センター(栃木県下野市)の研究者が、法に定められた死の確認を十分にせずに、遺伝子組み換えマウスを廃棄していた。廃棄物回収の際に生きたマウス1匹が見つかった。
実はアルジャーノンだけは逃げて生き延びていた、とかっていうことはないだろうな、あ?
◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆
12月24日 AFPBB
人食いワニ200匹を捕獲、オーストラリア
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2677861/5082364
元々そこには「ヒト」は棲んでいなかったのかもしれないのに、勝手に侵入しといて勝手に「人食い」呼ばわり、ってことはねえのか、これ。
12月24日 ナショナル ジオグラフィック
むしばまれる自然:ピューマ
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2009122406&expand
12月24日 ナショナル ジオグラフィック
むしばまれる自然:ヘラジカ
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2009122405&expand
シリーズなので、続けてリンク。ピューマの写真、花畑の中でえらく可愛い。
どうか、この地の生の営みが、いつまでも続きますように。
12月26日 琉球新報(yahoo! 経由)
在来種27個体死ぬ わなに天然記念物4594匹
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091226-00000011-ryu-oki
>環境省が本島北部で実施している防除のわなに、国の天然記念物で絶滅危惧(きぐ)種のオキナワトゲネズミがかかり、誤って殺処分された問題に関連し、防除事業の詳細の公表を求めていた命の森・やんばる訴訟原告団に対し、16日までに文書で回答があった。
><国と県によるマングース防除事業で混獲された国の天然記念物>(2000年から09年9月末現在)
種名 捕獲数合計 わなで死んだ数
1 リュウキュウヤマガメ 2017 0
2 オカヤドカリ類 1346 5
3 アカヒゲ 969 19
4 ヤンバルクイナ 216 0
5 ケナガネズミ 32 3
6 オキナワトゲネズミ 14 0
合計 4594 27
※オカヤドカリ類は識別困難で種まで同定できず。
※オキナワトゲネズミの誤殺処分は含まず。
外来種を駆除するのは、ホンマに難しい、それどころかこのありさまだよ……
◆ ◆侵入種・移入種・外来種◆ ◆
12月27日 AFPBB
放流アジア産コイが生態系の脅威に、米ミシガン州が水路封鎖を要請
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2678099/5089846
米国における移入種・外来種問題。
>また、米魚類野生生物局(U.S. Fish and Wildlife Service)は、これらの魚が5大湖の環境によく適応しており、捕食動物もいないことから、在来種を追いやり、たちどころに5大湖の優占種になる可能性もあると述べる。同局はこの問題を扱うウェブサイトを開設し、「いったん湖に入ってしまったら、これらの魚を管理することは非常に困難だろう」と警告している。
>この魚はもともと、農場や排水処理施設などの池をきれいに保つ目的で、1970年代に米南部に放流された。その後、90年代の大洪水をきっかけにミシシッピ川にも生息するようになり、それ以降はミズーリ(Missouri)州やイリノイ(Illinois)州の河川にも生息範囲を広げた。
いずこも、移入種(外来種)は問題しか引き起こさない……
◆ ◆最近の原発さんと、そのおともだち◆ ◆
12月23日 朝日新聞
柏崎刈羽6号機、営業運転また延期 制御棒装置の不具合
http://www.asahi.com/national/update/1223/TKY200912230260.html
12月23日 読売新聞(goo経由)
柏崎刈羽原発6号機、トラブルで営業運転延期
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20091223-567-OYT1T00746.html
12月23日 時事通信(goo経由)
柏崎原発6号機、表示装置に不具合=営業運転再開、年明け以降か−東電
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-091223X139.html
12月24日 毎日新聞(goo 経由)
<新潟・柏崎刈羽原発>6号機の営業運転再開を延期
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/20091224ddm041040096000c.html
試験運転中の柏崎刈羽原発6号機で、制御棒の位置表示装置に不具合が生じた。制御棒1本が、原子炉から完全に引き抜かれた状態なのに挿入されているという表示が出て、警報が鳴ったとのこと。
12月24日 神戸新聞
大飯1号で放射性物質漏れ 10月と同じ排気筒から
http://www.kobe-np.co.jp/knews/0002602299.shtml
10月にも排気筒から放射性ガスが漏れたため対策をして今月9日に原子炉を起動したばかりの大飯原発1号機の排気筒から、放射性物質をわずかに含むガスが漏れた。「環境に影響がないため」とかなんとかいう言い訳のテンプレつき。
12月24日 神戸新聞(共同配信)
プルサーマル数年で空白も 国内初の九電玄海原発3号
http://www.kobe-np.co.jp/knews/0002602297.shtml
六ヶ所村の核燃再処理工場の操業が遅れたことで、プルサーマルで使うプルトニウム・ウラン混合酸化物燃料供給が途絶えかねない見通しが。
>燃料を原子炉で使用するのは通常約3年。定期検査期間を考慮すれば新たに装てんする20体は2014〜15年後半ごろには使用済みとなる計算。その先は、九電が別途、英国に保有するプルトニウムでMOX燃料を製造する計画だが、同国のMOX燃料工場が計画通りに稼働していない影響などで、途切れずに燃料が届くかは不透明だ。
12月27日 毎日新聞(yahoo! 経由)
福島第1原発:2号機で給水ポンプ故障 運転に影響なし /福島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091227-00000059-mailo-l07
今年8月にも制御装置が一時動作不可能となった福島第一原発2号機で、同じ制御装置が故障したとの発表。緊急時にポンプとタービンを停止するための信号が送れない状態に。予備の制御装置が2基あるため、運転は継続。
12月27日 神戸新聞
原発廃材を部品に机やベンチ 経産省、市販には抵抗感強く
http://www.kobe-np.co.jp/knews/0002607754.shtml
うわ。これは使いたくないし、出回ってほしくもない。
>放射線量が、年間に人が自然界から受ける量の100分の1以下(0・01ミリシーベルト以下)の使用済み金属などを一般廃棄物として認可し始めた。
>最初に制度を利用したのは商業用原発で唯一、01年から廃炉作業を始めた日本原子力発電の東海原発1号機(茨城県東海村)。解体で出る約6万4千トンの放射性廃棄物のうち、これまでに金属やコンクリート約110トンを民間業者に委託して部品などに加工。これを使って業者が木製のベンチやテーブルを作り、日本原電や関西電力の事務所などで使っている。
◇ ◇ ◇
今年もあと4日と数時間というか、まあだいたい100時間を切ったあたりなのですが、
それまでにどれだけのことが片付くか……がんばらねば。
ともあれ今日はこれまでです。また次回。
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