10月25日のスクラップから

諸事情で軽めの更新となります。


◆ ◆ニッポンの森林◆ ◆

10月25日 神戸新聞
国産材活用企業に認証制度 温暖化対策で東京都港区
 http://www.kobe-np.co.jp/knews/0002469425.shtml

なんで神戸新聞が東京都港区の話題を取り上げているのか、という素朴な疑問は無視して。以下、自分用のメモに全文コピペ。

>東京都港区は25日までに、オフィスビルや集合住宅の建設で、国内の森林整備の促進と二酸化炭素(CO2)吸収源の確保に役立つ国産木材を使った企業を対象に、CO2排出削減への貢献を認証する制度を来年9月に導入する方針を決めた。

>樹木が成長時に吸収したCO2を貯留する木材の性質に着目し、内装材などでの使用量に見合ったCO2貯留量を「クレジット」として明記した証書を発行。建設主の企業は地球にやさしい事業者として環境問題に敏感な消費者にアピールできる。港区は今後、国の排出量取引制度でもクレジットを使えるよう働き掛ける方針だ。

>建材はすべての国産材が対象。企業は床や壁材に使った木材の量や産地を申請し、第三者機関の審査を受ける。60立方メートルの杉材を使えば、一般家庭6〜7世帯の年間排出量に匹敵する35トンの貯留量がクレジットとなる。

大阪府高知県も、指定された木材製品を購入した企業や地域産材による住宅建築を対象に同様の制度を導入しているが、港区の制度は大型開発が対象のためCO2貯留量が大きく、注目を集めそうだ。

国内の人工林を活用することに関しては、別に温室効果ガスの吸収源云々以外にも効用はたくさんある、というかむしろそっちの効用の方が意義深いと思うんだが、どうしてかCO2からめないと先に進まないっぽいところがなんとも歯がゆい。基本的にニホンの森林(だいたい国土の68%くらいを占めている)のうち4割ほどが人工林なのだが、要するに人工林って森林ってよりも「木の畑」。だから、ヒトがメンテナンスするのは当然のこと。放置するよりも使って回していく方がセオリー的には正しい。
っていうか、この場合はまあただ単にマスコミ界隈が温暖化以外の環境問題に疎いからこういう扱いになっているだけなのかもしれないんだが、推進側もそこしか見ていないとしたらちょっとどころか結構問題。そうでないことを祈るのみ。


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短くてなんですが、また次回。

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