ここ数日のスクラップから

猫の病状は安定、仕事は繁忙、自分の体調は崩しかけ(踏みとどまったが)と、
あれやこれやで更新頻度が落ちています(スマン)。
今日の巡回もまだ完全ではありませんが、
とにかくスクラップがいっぱいいっぱいなので
先に放出します。



【みんな大好き 地球温暖化の話題】
01月21日 ナショナル ジオグラフィック
南極温暖化の進行、衛星データから判明
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=73230554&expand

各社報道でもあったけれども、媒体としては比較的信用度の高いナショジオから。

>研究チームは、点在する気象観測所の記録と衛星データを組み合わせて、1957〜2006年にわたる気温変化を明らかにした。「いまから振り返ってみると、衛星データを無視したこれまでの研究は、明らかに“木を見て森を見ていなかった”と言えるだろう」とスタイグ氏は話す。

>今回の研究により、大陸西部の気温が10年当たり摂氏0.17度、大陸全体では10年当たり0.1度上昇していることが判明した。


01月23日 日経エコロミー
温暖化ガス排出、最大15%削減可能 研究機関試算
 http://eco.nikkei.co.jp/news/nikkei/article.aspx?id=AS3S22023%2022012009

01月23日 神戸新聞
日本は20年にマイナス15% 温室効果ガスの削減試算
 http://www.kobe-np.co.jp/knews/0001668873.shtml

>国立環境研究所は、地球温暖化の深刻な影響回避には日本は20年に1990年比15%程度の削減が必要だと指摘。検討委は今後、こうした分析を踏まえ選択肢設定の作業を進める (神戸) 

>2020年時点で05年比5―15%程度の削減が (日経)

神戸(共同配信かもしれないこれ)で言うところの90年比15%削減と、日経のまとめ記事の05年比、というところがものっそいでかい差になっているんだが。
97年の京都会議のときに、環境NGOが試算・提言したデータが90年比で15%削減(をやればできる!)ということだったんだけれども(ちなみに相応の専門家が多数噛んだ試算だぜ)、それと同じことを今頃出されても……という気が。つまり、12年前でも、頑張ればそのくらいの削減ができていたはずだというのに、この12年間何やってたんだろうね、しかも排出量上げて、と。



【開発と環境】

01月21日 日経ビジネスオンライン
ブッシュの“置き土産”? それとも国家戦略?
 http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090116/182822/

基本的には「自分の」経済的利益を伸ばすためにはなんでもござれ、それに関係なければどうでもいい、というのがこの乱開発OKの乱発だと思うんだが。あと、どっかで、趣味の釣り関係だけは自然保護やったけど他はね、というツッコミ食らっていたよなー。



【森林環境】

01月22日 ナショナル ジオグラフィック
温暖化で枯れていくアメリカの原生林
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=77730281&expand

事例は北アメリカの原生林だけれども、コトがそこだけの話だとは到底思えない。



【希少種・絶滅危惧種

01月21日 神戸新聞
ウミガメ産卵環境守ろう 兵庫県吹上浜再生素案
 http://www.kobe-np.co.jp/news/awaji/0001665528.shtml

関西住んどったんでもちろん(というかたまに)行ったこともある淡路島。アカウミガメのため(だけではないけれども)に、海岸の整備を行うというもの。ぜひとも自然の生きものにもヒトにもいい方向に向かいますように。


01月22日 毎日新聞yahoo! 経由)
ヤマネ:国の天然記念物で“森の妖精”、広範囲に生息−−相模原・藤野町 /神奈川
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090122-00000029-mailo-l14

開発著しい神奈川の森林にヤマネが生息していたとは、ちとショック。いい意味で、だが。

>県のレッドデータブックでは絶滅危惧(きぐ)種だが、同町だけでも30匹以上が初めて確認された。生息地が建設残土捨て場となっていて生息環境が危ぶまれるため、力石さんは「藤野・相模湖地区を環境保全地域に指定すべきだ」と保護を訴えている

保護を続ける「ヤマネ調査会」の代表が力石さん(70)。徹さんではなく悟さん。関係ないが、このご苗字の方がほんまに実在しているとは、そこんところに驚き。ちばてつやが作った苗字やなかってんねんな。


01月22日 朝日新聞
希少コウモリ、目覚めれば人工洞窟 ダム建設で集団移転
 http://www.asahi.com/national/update/0122/TKY200901220044.html

写真のコウモリかわいいよ、コウモリ。ユビナガコウモリだよ。体重20グラムにいかないだなんて、なんて小さいんだよ、こいつぅ!

>この日はNPO法人「コウモリの保護を考える会」の向山(むこうやま)満代表(66)=青森県階上町(はしかみちょう)在住=ら13人の協力で、ほぼ冬眠状態にあるユビナガコウモリを1匹ずつ採取し洗濯ネットに入れて段ボールでコウモリボックスに運んで放した。3〜4日で、2千〜3千匹をすべて人工の「新居」へ移す。

>「これまでは工事があると生息地が埋められていたが、コウモリがやっと市民権を得たということだろう」

ユビナガコウモリはの生息地として青森県は最北なのだが、そんな貴重な生物をこれまで無造作に「埋めてきた」ということの方が……寒々しいというか、なんというか、悲しい。


01月23日 毎日新聞
ガラパゴスゾウガメ:「孤独なジョージ」の卵ふ化せず
 http://mainichi.jp/select/science/news/20090124k0000m040029000c.html

今週一番ガックリした記事、かもしれない。ともあれ、来年に期待。


01月24日 日経新聞
小笠原の9種、保護増殖計画 環境省、生息地確保など対策
 http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090124AT1G2303P23012009.html

外来種の駆除など在来種保全に力を入れる、とのこと。



【侵入種・移入種・外来種

01月21日 ナショナル ジオグラフィック
危険なアリに対応して進化するトカゲ
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=53538472&expand

事例はアメリカのトカゲの話。侵入種・移入種・外来種に対して防御法を発達させた=進化したトカゲがいるのではないか、ということ。
そうはいっても、全ての在来種にそれができるわけではないということも忘れてはならないんだが。

>アカカミアリは1930年代に南アメリカ大陸からアメリカ国内へ侵入した。おそらくは、アメリカ南東部に位置するアラバマ州の船着場から上陸したのではないかとみられている。このアリの個体数を調整する方法はなく、アメリカ国内では天敵も存在しない。そのため、最終的には地球上の陸地の50%を超える地域に広まるのではないかと恐れられている。

進入を阻止できない、数を減らせないと、肝心の外来種の方はないないづくしっぽい。



【今週の原発さんとそのおともだち】

01月22日 共同通信(goo経由)
高レベル放射性廃液漏れる 青森県六ケ所村、日本原燃の建屋
 http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/nation/CO2009012201000638.html?C=S

01月22日 神戸新聞(たぶん共同配信)
高レベル放射性廃液漏れる 青森、核燃料再処理工場
 http://www.kobe-np.co.jp/knews/0001667493.shtml

青森の六ヶ所村再処理工場で、21日に、ガラス固化体を製造する建屋内にある密閉された小部屋で、高レベル放射性廃液が配管から漏れているのが発見された。見つけた廃液は約20リットル、配管の先端に取り付けたステンレス製の金具のふたがゆるんで廃液がこぼれていたとのこと。回収はされたという。

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