10月10日のスクラップから

その昔は10月10日が体育の日だったんですが、
今はそれを知る世代はちょっと年齢高め、なんでしょうかね。


スクラップを。


【希少種・絶滅危惧種

10月10日 CNN
プーチン首相の誕生日祝いに「トラの子」、動物園に寄贈と
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200810100028.html

10月10日 神戸新聞(共同配信)
誕生プレゼントのトラの子披露 プーチン・ロ首相
 

>今までもらった誕生日プレゼントで最も独創的と称したが、送り主は明かさなかった。

てか。どうやって入手したんだ、贈り主。

>ロシアから中国にかけて生息する、世界最大の大きさを持つシベリアトラは、環境破壊や密猟などが原因で個体数が減少しており、野生の数は現在、400頭未満と見られている。

研究者や保護団体によっては、もうちょい少ない数字を挙げているところもあったはず。ともあれ、そんな絶滅危惧種を個人で飼育するなどと、なんという傲慢な。


10月10日 Record China
ケニア象牙密猟・密貿易、中国人が加担か―英紙
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081010-00000028-rcdc-cn

英国の報道を中国の報道が引用したものをRecord Chinaが孫引き。

ケニア北部で道路工事に従事している中国人労働者により、象牙の密猟が急激に増加し、すでに数十頭もの象が被害に遭い、殺されているという。08年8月までに発見された象牙を切り取られた象の死骸は57頭。07年と比べて15%も増えており、3年連続で被害が増加している。

象牙の需要が多いとされる中国国内で、象牙の問題、ゾウ殺害の問題を、ネガティブなものとしてきちんと伝えている(らしい)という点は、とてもいいと思った。
もう、みんな、象牙なんかいらなくね?


10月09日 ナショナル ジオグラフィック
ふつうの鳥類にも迫る危機
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=19599017&ST=yahoo_headlines

先日、鳥類の情報が少ないとぼやいたら、ナショジオからフォローの情報が。

>「希少な鳥類の絶滅の危険性が増しているだけでなく、渡りを行う鳴き鳥や海鳥、さらにはどこの庭にでもやって来るようなごく普通の野鳥でさえも、急速に生息数を減らしている」

というバードライフインターナショナル(英NGO)のレポートを紹介。
また、

>2008年版のIUCNレッドリストに掲載されたバードライフ・インターナショナルのデータによると、現在確認されているおよそ1万種の鳥類の中で、8種に1種が絶滅の危機に瀕しているという。また、1500年以降すでに150種の鳥類が絶滅してしまっている。

英国の専門家からは、

>「ごく普通の鳥類が急速に生息数を減らしているという点が、特に恐怖を感じる部分だ。希少種よりも普通種の方が生態系への影響は大きい」と

この記事のタイトルの元となるような指摘がなされている。

>例えば、かつては何百万羽ものベンガルハゲワシがアジア各地の空を羽ばたいていた。しかし、1990年代に調査が開始されて以降、生息数の99.9%が失われてしまった。

>ほかにも、コキジバトは過去25年間で生息数が65%減少し、ペット市場の拡大と森林伐採によりかつてはアルゼンチンのどこにでも見られたコクカンチョウが絶滅の危機にある。

>大規模な延縄(はえなわ)漁業の釣り針に掛かっておぼれ死ぬアホウドリも急増しているという。「体の大きな海鳥は寿命が長く、ゆっくりとした生殖サイクルのため、一度減った個体数の回復は非常に難しい」と

>スペインやポルトガルに生息するオナガは、温暖化に伴い北方へと移動せざるを得なくなり、生息地の95%を失う可能性があるという。

何をどうすればいいのか、という話は、上記リンクから元記事を参照したり、その他きちんとした情報を集めて、ゆっくり考え、的確な行動を選び取ることが必要なんじゃないかと思う。
少なくとも、諦めること、事実から目を背けることは、愚者の選択でしかない。



【ニッポンと、エコ】

10月09日 サーチナ・中国情報局
【今日のブログ】中国人から見た日本人の環境保護意識
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081009-00000065-scn-cn

ニホンだと、中国人から言われると反発するヒトも多いかもしれないが。

>日本人の家屋で使用されるものの多くは木製であり、それらの大多数は東南アジアなどの発展途上国から買い付けた材木で作られたものである。おかげで台湾を含む東南アジアの山は、はげ山になってしまっている。

この部分は、一部を訂正する必要があるが、本質の部分で事実。ちなみに、東南アジアの森林(主に原生林だった)の多くは、家屋に置く家具以上に、建築物のコンクリートを固める型枠や、内装材などとして、さらに多く消費をされ続けてきた。それと、明らかにニホンの消費が原因で国土に禿山を沢山抱えた国は、フィリピン、マレーシア、インドネシアなどの方が有名かも。

でも、

>これでも日本人は環境保護を重視していると言うことができるであろうか?森林伐採は一つの例に過ぎないが、日本人は全人類のことを考えているのではなく、あくまでも自分のことだけを考えているのではないだろうか。

そうも思うが、ただ多くの中国人も同じじゃね? とだけツッコミいれておこうかな、と。



【本日の原発さん】

10月10日 日経新聞
東海第2原発の施設内から煙 「放射能漏れなし」
 http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20081010AT1G1001A10102008.html

10月10日 毎日新聞
原発:関連施設で煙 放射能漏れなし…茨城・東海第2
 http://mainichi.jp/select/science/news/20081010k0000e040056000c.html

10日、茨城県の電東海第2原発で、敷地内の廃棄物処理建屋にある低レベル放射性廃棄物を固体化する施設の冷却室から煙が出てたのを作業員が発見、「炎らしきものが出ていた」という証言も。日本原電と消防が、出火があったか確認しているが、例によって「放射能漏れなど外部への影響はない」として原発は通常の運転を続けている。
放射性廃棄物を溶かした液体約150リットルを溶融炉から冷却室に遠隔操作で運んだ際、容器から約1500度の液体が周囲にちらばり、煙が室内に充満したとのこと。

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