今回のトピックス、「多企業が物流で協力、CO2を減らす」「セレンゲティ道路計画」「中国油田事故詳細不明」「迷子ペンギン続報」「カメ空港を占拠(おおげさ)」「津波アホウドリヒナも被害」「コアジサシ」「琵琶湖の日」、ほか。
実質は今日07月01日の昼間までのスクラップから放出です。
◆ ◆企業活動とエコ◆ ◆
07月01日 15:30 マイコミジャーナル(goo経由)
アサヒとキリンが物流部門の配送・回収で協業、東京ドーム8個分のCO2削減
http://news.goo.ne.jp/article/mycom/world/ecoscience/20110701-n34-mycom.html
個人的にも大注目。
>アサヒビールとキリンビールは6月30日、物流部門における環境負荷の低減および業務効率化を目指した取り組みを8月29日から開始すると発表した。
>実施エリアは、江東・江戸川・渋谷・新宿・中野・杉並の6区となる。10月末頃からは、東京都内の他エリアと神奈川県内の一部についても拡大する予定。
>また、従来配送ごとに荷量が少なくても実施していた空容器回収も役割分担が行われる。これにより、回収車の積載効率を向上させるとともに、商品配送後の空き車両に一般貨物を計画配車することで、環境負荷の低減を目指す。
>対象空容器は、ビールの空瓶、空樽、飲料の空瓶、炭酸ガスボンベ、パレットで、両社の製造拠点が比較的近くにある茨城県と愛知県の工場出荷エリアである、茨城・埼玉・長野・静岡の4県の一部地域からの空容器の回収を共同で行う。
◆ ◆開発と環境◆ ◆
06月29日 ナショナル ジオグラフィック
セレンゲティを分断? 新道路建設案
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110629001&expand
29日のロイター、タンザニアのセレンゲティの件について、ナショジオから別の視点が。
>2010年の夏、タンザニア政府が全長53キロの商用高速道路の建設計画を発表すると、国際的な批判が巻き起こった。セレンゲティ国立公園を横断し、100万頭以上のヌーが草や水を求めて毎年行う大移動を混乱させる可能性があったからだ。
>「世界最大の保護された草原とサバンナの生態系」としてユネスコの世界遺産に登録されている同公園では、シマウマの群れ、ライオン、チーター、ハイエナなどの捕食動物、450種以上の鳥類も生息している。
>先週公表され、パリのユネスコ世界遺産センターに送られたタンザニア政府の公式文書によると、「計画中の道路はセレンゲティ国立公園を分断しない」と約束しており、当初の立場を撤回したように見える。
>一部のメディアや自然保護団体はこの文書を、商用道路計画を中止し、提案されている代替案を受け入れる宣言として解釈した。代替案では、公園の南側境界の外側に道路を作り、ヌーの移動を妨げない。
>だが文書には、「セレンゲティ国立公園を横断する53キロの区間は未舗装とし、現在と同様に観光事業と管理を主目的としてタンザニア国立公園(TANAPA)が管理する」とも書かれている。
>保護活動家の多くは、「メッセージがわかりにくい」と話す。「道路は公園を分断しない」と言いながら、「公園を“横断する”道路は未舗装にする」と述べているからだ。
うわー怪しいな、これ。実行されそう……
07月01日 11:00 サーチナ(yahoo! 経由)
中国最大の海底油田で原油流出事故、影響「現在のところ不明」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110701-00000020-scn-cn
07月01日 14:40 Record China(yahoo! 経由)
国内最大の海上油田で漏出事故か、詳細公表されず―中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110701-00000014-rcdc-cn
うわ。
>中国・京華時報の同日付の報道によると、渤海湾油田は中国海洋石油にとっての主要産油拠点。2011年第1四半期には生産比率57%と報告されている。その渤海湾の油田の一つで先日、石油の漏出事故が発生したとされているが、その具体的な場所・処理状況・海洋への影響などについて、同社広報や関係各部署はメディアからの取材を拒否している。 (レコチャ)
要注意&要注視。
◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆
06月30日 07:13 AFPBB
迷子のコウテイペンギン、故郷へ泳いで帰ることに NZ
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2809253/7441432
なんとか無事持ち返したらしい。ひとまずほっと。
>その後、普段は人間を治療しているトップレベルの外科医も参加した3回の手術を経て、容体が安定してきたという。
>ウェリントン動物園、ニュージーランド自然保護省(DoC)、マッセイ大学(Massey University)、そしてテパパ・トンガレワ(Te Papa Tongarewa)国立博物館の専門家らは29日、ハッピーフィートの今後を話し合うためにウェリントンに集結。そしてコウテイペンギンの生息域の北限に位置する、ニュージーランド南東の南洋に放す方針を固めた。
>しかし、ハッピーフィートが帰国の途につくのはかなり先になりそうだ。動物園の専門家は、ニュージーランドまでの長旅や砂を食べて内臓を傷つけたことでハッピーフィートの体重は激減しており、健康体に戻るまでには数か月かかるとみている。
06月30日 10:53 CNN
滑走路をカメの大群が横断、便の運航に支障 米JFK空港
http://www.cnn.co.jp/usa/30003223.html
カメ、勝利(←なんかちがう)。
>米農務省によると、たまたま同空港の第4滑走路近くに、ダイヤモンドガメの産卵場所となる砂浜があった。滑走路に出没したのは大部分がメスのカメで、受精は水中で行われるという。同空港は湾岸にあり、湿地に囲まれている。
>カメはこの日午前6時45分ごろから次々に姿を現し、港湾局が係員を派遣して別の安全な場所に移す作業を行った。
カメ助けをしてくれた皆さん、ありがとう!
06月30日 14:35 読売新聞(goo経由)
アホウドリも津波被害、ヒナ11万羽犠牲
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/ecoscience/20110630-567-OYT1T00629.html
前にも出ていたが、きちんと被害状況が判って来た模様。悲しい。
>当時、サンド島にいた滞在者81人は全員無事だったが、 平坦 ( へいたん ) な島々に生息するコアホウドリやクロアシアホウドリのヒナが流されるなどして大量に死んだ。4月上旬の調査では今年生育中のヒナの約22%に当たる11万羽以上が失われた。イースタン島では昨年11月、伊豆諸島の鳥島を巣立ったアホウドリのつがいが初めて産卵し、ヒナ1羽が成長。ヒナは津波で流されたが、現地関係者に救出され、6月17日までに巣立ったことがFWSによって確認された。
……(涙)……
07月01日 13:10 琉球新報(yahoo! 経由)
大きくなあれ コアジサシ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110701-00000014-ryu-oki
写真もまた愛らしい。どうもこういう親子ものに弱いな、自分。
>環境省の絶滅危惧種に指定されている渡り鳥のコアジサシ(カモメ科)が子育ての季節を迎えている。
>約50羽の群れを確認した那覇市内の埋め立て地では、28日、生まれたばかりのひなに休みなく餌を運ぶ親鳥の姿があった。
>コアジサシは夏鳥として県内各地に飛来。海岸の砂地や埋め立て地などで繁殖する。体長は約30センチで、夏羽は頭部が黒く、くちばしは黄色で先端が黒いのが特徴だ。
大きく、たくましく成長しますように。
◆ ◆新種! ◆ ◆
06月30日 20:19 AFPBB
フィリピンでも新種300種を発見、米機関
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2809636/7444207
昨日のナショジオにも出ていたが、こちらの写真も素晴らしいので、再掲というかなんというか。
◆ ◆侵入種・移入種・外来種◆ ◆
06月30日 15:25 毎日新聞(yahoo! 経由)
びわ湖の日:あす30周年 暮らし支える生態系回復 暮らし支えた外来魚駆除 /滋賀
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110630-00000214-mailo-l25
07月01日は琵琶湖の日、知らなんだ。
>網にかかる外来魚が急増したのは85年ごろ。沿岸で産卵するニゴロブナやホンモロコなどが食べられて激減し、漁師らの収入は外来魚の駆除を進める県の助成金が中心になった。駆除の効果で収量は減少傾向にあるが、〓飼さんは「県の制度がなければ漁師は続けられなかった。漁師がいなくなれば生態系はもっと崩れていただろう」と話す。
>マザーレイク21計画で「昭和40年代前半レベル」が目標とされた琵琶湖の水質。この30年、赤潮の要因となるリンが減少し、透明度も緩やかに上昇するなど、着実に改善されてきた。ただし、県の調査によると、北湖のリンを除く水質項目の多くは、環境基準が未達成のままだ。
>項目の中で注目されるのは、汚濁の指標の化学的酸素要求量(COD)。79年度の観測開始以降、85年度から上昇に転じ、改善の兆しが見えない。
>滋賀農政事務所の統計によると、30年前に5000トン前後で推移した魚介類の漁獲量は減少の一途で、09年は1560トンにまで減少。外来魚と水鳥のカワウによる食害も深刻で、捕食量は年間で計約4500トンと試算され、漁獲量を大きく上回っている。
外来魚問題以外にも、課題がたくさん。滋賀県の人は環境意識が高い人が多いのになぁ……難しいねん……
◇ ◇ ◇
最後の装飾中にアップしてしまいました。
失礼しました。
直したところで、訂正分に差し替えました。
明日の更新は未定ですが、
なるべくここまで間をあけないようにします。
それではまた、次回に。
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