今回のトピックス、「温暖化で食糧価格も上がる」「深海の水温上昇」「E10検証」「支柱倒置型風力発電、営業開始」「北海道庁が間抜けなことを」「スマトラ希少ウンピョウ撮影成功」「シジュウカラガン」「イタセンパラ」、など。

時間が無いので、サクッといきます。


◆ ◆みんな大好き、地球温暖化の話題◆ ◆ 

03月03日 ロイター
気候変動で世界の食料価格上昇続く=豪専門家が予想 
 http://jp.reuters.com/article/jpnewEnv/idJPjiji2011030300447

世界の食糧庫のひとつ、オーストラリア政府からの発表。

>オーストラリア政府の気候変動担当顧問を務めるロス・ガーノート氏は2日、農業の見通しに関する会合で、需要増に見合うだけの生産が難しいことと、異常気象の発生頻度が上がっているため、世界の食料価格が上昇し続ける可能性が高いと述べた。  

>同氏は気候変動が「既に組み込まれている」だけに、異常気象の発生頻度が上がることは避けられないと述べた。その上で「悪天候の発生頻度の増加に対応する必要がある」と 


03月05日 毎日新聞
深海:水温上昇 10年で最大0.077度 地球規模で異変の恐れ−−海洋機構発表 
 http://mainichi.jp/life/ecology/archive/news/2011/03/20110305ddm002040064000c.html

海洋研究開発機構の発表。

>09年までの10年間、海洋地球研究船「みらい」などを使って世界各地の海水温を測り、90年代の記録と比較。南極海を中心に深層の水温が10年間で最大0・077度上昇していることが分かった。地球の平均気温は100年間で0・7度上昇したが、もし深海の貯熱効果がなければわずか1年で気温を0・2度押し上げた恐れがある。 

深海の貯熱効果がいつまでもつのか。



◆ ◆エネルギー消費と環境◆ ◆ 

03月04日 Business Media誠(yahoo! 経由)
混合ガソリン「E10」は本当にエコなのか 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110304-00000023-zdn_mkt-ind

適切な疑問の提示。プラス面、マイナス面、キチンと両方の言い分をみてきている模様。

>まず、生産から消費までトータルなサイクルで環境中のCO2をまったく増加させないという建前のバイオエタノールだが、現在は生産と輸送に化石燃料が使われているため効果は30%程度しかない。(この点は上記のドイツ環境省E10解説資料にも説明がある) 

>またバイオエタノール生産のため食糧生産が圧迫され世界的な食糧価格高騰を招くとの懸念や、ブラジルにおけるサトウキビ畑拡張による熱帯雨林の破壊問題も取りざたされている。環境保全団体の主張によれば、サトウキビ畑となっているブラジルの土地の多くはサトウキビ栽培に不向きであるため、過剰な環境負荷をかけているという。 

あとは、マレーシア、インドネシアのアブラヤシ(ヤシ油)由来のエタノールも、正直思いっきり環境破壊型だよね。
全部を代替エネルギーで総とっかえする発想ではなく、不要な乗車を減らしていくことも同時進行やないとあかんね。



◆ ◆自然エネルギーの利用とリスク◆ ◆
 
03月04日 フジサンケイビジネスアイ
支柱倒して強風避ける新型風力発電 沖縄電、離島で営業運転 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110303-00000019-fsi-bus_all

おお、例のアレがいよいよ稼働か。

沖縄電力は、2009年12月に波照間島で同様の設備の実証を行い安全性や性能を確認。台風の通り道とされる南大東島での営業運転に踏み切った。 

>離島では水力発電が難しいうえ、人口が少ないことから火力発電所を建設するのも非効率。これまではディーゼル発電が主力だったが、燃料輸送費など経費がかかり二酸化炭素(CO2)が多いという問題もあった。 

離島に限らず、どこの土地であっても、エネルギーは地産地消がええねんけどな、ほんまは。



◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆ 

03月03日 読売新聞
道庁HPに希少種指定鳥の食べ方、あわてて削除 
 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110303-OYT1T01026.htm

03月03日 毎日新聞
エゾライチョウ:「希少種」指定したのに「食べ方」紹介 北海道、HPで 
 http://mainichi.jp/life/ecology/news/20110304dde041040004000c.html

省庁の各部局に一人くらい、動物オタクを配置しておけばこの手のミスは防げると思うねん。どや?


03月04日 ナショナル ジオグラフィック
スマトラ島で希少なウンピョウを撮影 
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110304001&expand

うあー、すげえすげえすげえ!!

>このウンピョウは、2007年に「スマトラスンダランドウンピョウ(学名:Neofelis diardi ssp. diardi)」という独立した亜種として認定されたばかりである。  

>スンダランドウンピョウ(Neofelis diardi)はスマトラ島ボルネオ島に生息しており、以前はほかのウンピョウ(Neofelis nebulosa)種と同一視されていた。別種と確認された後、さらに両島で別の亜種に分かれたと判明した。 

>ウンピョウは、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで「絶滅危惧II類(危急)」に分類されており、生息数は1万頭に満たないと考えられている。スマトラの亜種はさらに深刻な「絶滅危惧IB類(絶滅危機)」で、2500頭を超えることはないとされている。 

大型ネコ族美しいよ、はぁはぁ。


03月04日 毎日新聞yahoo! 経由)
<ほっとするニュース>露博士、シジュウカラガン「4年後1000羽に増える」 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110304-00000032-maiall-soci

嬉しい。素直に。

>20年にわたる事業の積み重ねで日本へのシジュウカラガン飛来数が今冬初めて100羽を超えたことについて、「自力繁殖する基数が整った。4年後には1000羽に増えるだろう」と見通しを語った。絶滅にひんした鳥の羽数回復は東京都・鳥島アホウドリなど数少ない。 

たしかこれ、支援団体の資金不足で解散したんじゃなかったけ。記事には他の理由がでかくあるけれども、それだけじゃなかったはず。


03月05日 産経新聞
イタセンパラ 「わんど」で淀川のシンボル復活へ 
 http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/ecoscience/snk20110305130.html

淀川わんど、へ一応自転車圏に住んでいた者としては(ウチは都島区の南部だけど)、わんどの環境悪化は心配。自分が大阪を離れてからさらにわんどの悪化の話が聞かれただけに、心が痛む。

環境省などによると、イタセンパラはコイ科に属するタナゴの一種。寿命は1〜2年で淀川などの限られた水系でしか確認されていない。淡水魚で絶滅の危険性が最も高いとされる。 

>城北わんどは「淡水魚の聖地」とされ、かつては在来種が生息できる好条件がそろっていた。淀川の本流沿いに土砂がたまってできた水深約1メートルのわんどは流れも緩やか。適度な満ち引きもあり、砂地にはイタセンパラの仔魚(しぎょ)のゆりかごとなる二枚貝が豊富だった。 

>仔魚から成長した稚魚は平成13年には淀川流域で8千匹近くまで増えたが、その後激減し、18年にはとうとう野生の状態では確認されなくなってしまった。 


◇ ◇ ◇

何とか状況は回復しつつありますが、まだ完全ではなく。
なかなか嵐はおさまらないもの。
ま、ぼちぼちとやります。

それでは、また。

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