今回のスクラップ、「温暖化で移民」「温暖化否定を否定」「植物性プランクトン減少」「中国で環境税」「原油流出続報」「アラスカ油田開発、環境保護優先で」「ガラパゴス」「シジュウカラガン、ピンチ」「メコン川のナマズ」「ミユビゲラの生息を確認」「カナダ沖深海の新種」、など。

暑さで脳みそが弱ったせいか、凡ミスで指を怪我しました。
怪我自体は大したことがないのですが、部位が悪くて、昨日は最低限のタイプがやっとでした。
ようやく普通にタイプできる……かな、というところで、2日分をまとめて。
指がダメなら中座するかもしれません、すみません。


◆ ◆みんな大好き、地球温暖化の話題◆ ◆

07月27日 ナショナル ジオグラフィック
温暖化で米国へのメキシコ人移民増加?
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20100727001&expand

07月28日 AFPBB
温暖化による農業生産低下で移民が増える、米研究
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2743721/6018312

ナショジオの記事はなかなか読み応えがある。

>については、カナダにあるオタワ大学で環境移民を研究する地理学者ロバート・マクレマン(Robert McLeman)氏も、「アメリカをはじめとした先進諸国が気候変動と移民の関連に気づいてすぐに対策を始めれば、今後の増加を食い止めて問題の拡大を阻止できる」と語る。「先進国が近隣の途上国に有効な支援を行えば、途上国の人々は気候変動の影響をまともに被らずに母国で生活できる。国外移住は最後の手段なのだ」。

>つまり、環境移民対策の多くは、移民と関係がなくても実行すべきことなのだ。たとえ気候変動の影響予測が結果的に間違っていたとしても、十分に価値のある投資となる。マイナス面があるとは思わない」。


07月29日 ナショナル ジオグラフィック
地球温暖化は否定できない、米政府報告
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20100729002&expand

こういう記事が(大きく)出るくらい米国では温暖化懐疑派がはびこっているっちゅーことなんだろーか、と思いながら。



◆ ◆海洋環境と生態系◆ ◆

07月29日 AFPBB
植物性プランクトンの減少で海の食物連鎖が崩壊する恐れ、研究成果
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2744035/6022857

07月29日 ウォール・ストリート・ジャーナル(yahoo! 経由)
海水温上昇で植物プランクトンが急減―カナダの大学が論文
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100729-00000011-wsj-int

>海洋生物のピラミッドを支える植物性プランクトンは毎年1%の割合で減少しており、1950年に比べるとその量は40%も減少したことが分かった。加速度的に大きくなっている地球温暖化が影響した可能性が高いという。 (AFP)

>ダルフ―ジー大学チームは、海藻の繁殖を直接測定したほか、このセッキ円盤の長年にわたる観察記録約50万件を分析した。その結果、世界全体の植物プランクトンは1899年以降、毎年平均で約1%ずつ減少していると推定した。より周到で信頼できる最近数十年間のデータによると、1950年以降、40%もの減少になっているという。 (ウォール・ストリート・ジャーナル)

記事としてはウォール・ストリート・ジャーナルの方が詳しくて分かりやすいかも。というか、AFPはいつものごとく端折りすぎというか。



◆ ◆お金と環境◆ ◆

07月27日 Record China(yahoo! 経由)
<中華経済>2013年に環境税を試験導入か―中国
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100727-00000004-rcdc-cn

あまり税収が期待できないというか、うまく税金が回収できるんだろうか、というか。 



◆ ◆石油文明と環境◆ ◆

07月29日 CNN
原油流出から100日、ようやく流出食い止めにめど
 http://www.cnn.co.jp/usa/AIC201007290007.html

そうは言っても、油断は禁物だろうなあ、これは。


07月29日 ナショナル ジオグラフィック
アラスカの油田開発、環境保護を優先
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20100729001&expand

賢明な判断。

>エネルギー開発か、それとも環境保護か。アメリカのアラスカ国家石油開発保留地(NPR-A)を巡って長らく続いてきたこの議論に、今年7月一定の決着がついた。アメリ内務省の土地管理局(BLM)は2010年8月11日をもって、NPR-Aの北東部およそ73万ヘクタールの区域における石油・天然ガス開発を解禁する。ただし、アメリカ最北端のテシェクプク湖の南側に設けられた緩衝地帯のうち、絶滅の危機にある野生生物が多く生息する約7万ヘクタールは開発対象区域から除外されることになった。



◆ ◆環境と観光、モロモロ◆ ◆

07月29日 AFPBB
ガラパゴス危機遺産から削除、保護努力を評価 ユネスコ
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2743765/6022070

07月29日 時事通信
ガラパゴス危機遺産から削除=保護努力が奏功―ユネスコ
 http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-100729X631.html
または
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100729-00000034-jij-int

07月29日 神戸新聞(共同配信)
ガラパゴス危機遺産から削除 ユネスコ
 http://www.kobe-np.co.jp/knews/0003255400.shtml

観光過多によるオーバーユーズから、なんとか回復に向かっている模様。

>同国政府は2007年のリスト登録を受けて、本土からの移住を制限したほか、外来種流入も厳しく規制。太陽光発電も取り入れるなどして、環境への負担軽減を続けており、世界遺産委員会はこうした施策を評価した。

ガラパゴス諸島では12年を目標に化石燃料の使用をゼロにする方針。 (いずれも神戸)



◆ ◆絶滅危惧種◆ ◆

07月28日 読売新聞(goo経由)
絶滅危惧種シジュウカラガン、復活事業ピンチ
 http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/science/20100726-567-OYT1T00219.html

資金難で終了するとのこと。残念。

>最後の放鳥は9月に行う予定だが、若鳥を放鳥地の千島列島まで運ぶヘリコプター代が足りず、事業の中心となってきたNPO日本雁を保護する会(宮城県栗原市)が募金活動を始めた。

>この鳥は小型のガンの仲間で、かつては関東や宮城県などに大群が飛来していた。しかし、1930年代、当時日本領だった千島列島に日本政府が毛皮を目的にキツネを放したことなどから激減。日本への渡りもほぼ途絶えたため、同会と八木山動物公園仙台市)、ロシア科学アカデミーなどが協力して、飛来数1000羽を目標に94年から計画を進めてきた。

何とかならへんもんじゃろか……(涙。


07月28日 CNN
メコン川のダム建設でナマズ絶滅の恐れ WWFが警告
 http://www.cnn.co.jp/science/AIC201007280011.html

メコンオオナマズは、大きなもので体長3メートル、体重350キロまで成長する巨大淡水魚。世界自然保護連合(IUCN)が、重大な絶滅の危機にある魚に指定している。

>ダムはタイ、ラオスカンボジアの計11カ所で計画されている。WWFによれば、このうちどれが実現しても、メコンナマズは産卵地まで到達できなくなり、事実上絶滅する可能性がある。

他の淡水魚にももちろん影響が出るという。


07月29日 毎日新聞yahoo! 経由)
幻のキツツキ ミユビゲラの生息確認 大雪山国立公園
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100729-00000002-maip-soci

生きてて良かった!

>ミユビゲラは42年に北海道中央部で発見されて以降、9件の目撃情報しかなく生態はほとんど分かっていなかった。4年にわたる調査で、求愛などのために木などを突く特徴的なドラミングなどを撮影した調査室は「生息が確認された以上、一切の伐採を中断し詳しい調査と早急な生息環境の保全が必要だ」と訴える。

なんとか、生き延びてくれ……!!



◆ ◆新種! ◆ ◆

07月28日 ナショナル ジオグラフィック
カナダ沖の希少種:紫色のタコ
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010072801&expand

07月28日 ナショナル ジオグラフィック
カナダ沖の希少種:未知のウミエラ
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010072802&expand

07月28日 ナショナル ジオグラフィック
カナダ沖の希少種:新種の二枚貝
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010072804&expand

>2010年7月、カナダの東海岸に位置するニューファンドランド島沖で大西洋深海探査が行われ、全11種の生物が発見された。いずれも新種の可能性があるという。

深海のタコ、かわええ。その他写真も含めて、上のリンクへ。ぜひ。


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ちょっと積み残しがありますが、取り急ぎ今日はこれでアップします。
と、いうわけで、今日はここまで。
それでは、また次回に。

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