04月10日のスクラップから

ウチの猫は、1匹は関東で、2匹は大阪で保護したり貰ったりした猫たちですが、
猫にも方言があったら楽しいのにな、と思いました。
時々、イントネーションが違わないか、聞き耳を立てるのですが、
ヒトの耳ではちょっと聞き分けは無理そうです……


【みんな大好き 温暖化の話題】

04月10日 毎日新聞
CO2排出量:「最悪」超す急増 年間伸び率3.1%、IPCC予測上回る
 http://mainichi.jp/select/science/news/20080410dde007040061000c.html

米国の環境シンクタンクの発表に基づくもの。06年の排出量は2000年に比べて20%増加など(3.1%は年間の伸び率)、とにかくすぐにでも出来ることからやっていかないといけない、ということで。


04月08日 AFPBB
気候変動による年間死亡数15万人の半数はアジア、WHO予測
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2375445/2806944

WHOの西太平洋地域事務局長による予測の発表。元記事が短いのだが、そこから引用すると、
>アジアの死者の多くが、蚊など媒介生物によって伝染するマラリアなどの疾患や、気候パターンが変化する中で起こる下痢や栄養失調などの健康不良、また洪水などで死亡する可能性
という。
半数がアジア、というのがちょっとショックだったり。


04月10日 CNN
地球温暖化は深刻な健康危機を招くと、CDC研究者が警告
 http://www.cnn.co.jp/science/CNN200804100033.html

米の疾病対策センターCDC)の研究者による話として。
で、注目はこの部分。

>ハワード・フラムキン博士が、議会での地球温暖化に関する会議で述べた。しかし、地球温暖化を担当する米環境保護局(EPA)の決定に、CDCは口出しする立場ではないとして、具体的な健康への影響は明らかにしなかった。

どうして口止めしているのか、アヤシイなぁ〜。
気候変動が進むと酷暑で老人の死亡率が高まる、いやマラリアの発生が起こる、などということはニホンでも聞かれていたけれども、記事中のコメントもそのくらいのことをちょこちょこっと触れているのみ。本当はどういう試算がなされたのか、激しく知りたいのだが。


04月10日 WIRED VISION
本当か?深夜テレビ休止で温暖化防止。ムダではなく意味のある政策を!
 http://news.goo.ne.jp/article/wiredvision/life/2008blogishii34-16502.html

と、いうこの記事自身が間違いだらけ。

>夜の電気はCO2を排出しない原発で作られるものが多い

原発二酸化炭素を排出しないのはあくまでも「発電中」のみ。原発の原料たる核物質の輸送から、その廃棄に至るまでの部分では、石油なしでは成り立たないのが原発というもの。

環境省は3月、温室効果ガスの企業別排出量を発表しました。(中略)ですが、これは国が集計し、発表する意味があるのでしょうか。

個別の数字を見ていても実態はつかめないが、総体を把握してその中のボリュームを知るという行動は意味がある。総量もその比率も知らないでは、何らの対策もおぼつかないし、そもそも「ニホンの二酸化炭素の排出源の業種別内訳って何?」という素朴な疑問にデータで回答を示すのが、そんなに悪いことなのか。

確かに、発電や鉄鋼業が他産業の分まで排出を負担している、というのは一理あるけれども、情報をよりオープンにすることで(CSR報告書で個々の企業別に報告しているのだから事足りるはず、というのはあまりにも怠慢、もしくは想像力が貧困)、他業種の事例交換の機会や消費者サイドからの建設的な提案なんかももっと増えるだろう。
少なくとも、いかにも税金泥棒的なニュアンスを含ませた定型の役人批判に流し込むのはお門違いだと思う、これは。

あと、政府が個人に呼びかけをしているのは、それが「一番言いやすい(文句が出にくい)から」だと思う。


【エコロな方々(含む企業)】

04月10日 日経エコロジー日経BPネット経由)
「日立バラスト水浄化システム」がIMOの基本承認を取得
 http://www.nikkeibp.co.jp/news/eco08q1/567688/

外来種・移入種問題をもたらすバラスト水について、それを防ぐ浄化システムが国際海事機関(IMO)に承認されたとのこと。殺菌を伴わない、残留塩素による二次汚染のないシステムというから、これは期待。これから実験に入るとのこと、ぜひ成功してほしい。


【新種!】

04月10日 CNN
「肺」がないカエル発見、完全な皮膚呼吸と インドネシア
 http://www.cnn.co.jp/science/CNN200804100042.html

肺が無いとは、想像できないというか。世の中、ほんまに不思議な生きものがおるねんな、と。
ところでこのカエルの発見されたボルネオ島は、森林伐採をはじめ環境破壊がものすごく進んでいる地域でもある。昨日も話に出した、アブラヤシの大規模なプランテーションがバンバン造られていたりとか。その意味では、これはものすごく心配な話でもある。


【本日の原発さんとそのおともだち】

04月10日 北海道新聞(goo経由)
泊2号機 配管13カ所に傷 溶接部 交換なら再開遅れも
 http://news.goo.ne.jp/article/hokkaido/nation/200804097291-hokkaido.html

北海道の泊原子力発電所2号機で、定期点検中に発見。13箇所のうち2箇所では、厚さが国の基準よりも足りなくなっていたということで、溶接時のミスに加え高温高圧の熱水による腐食が進んだということではないかと見られている。


04月10日 毎日新聞
原発:配管で強度不足 71カ所過小評価…電力7社が発表
 http://mainichi.jp/select/science/news/20080411k0000m040076000c.html

(同類)
04月10日 共同通信(goo経由)
原発配管の強度評価に誤り 17基、プログラムミス
 http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/nation/CO2008041001000555.html

04月10日 時事通信yahoo! 経由)
配管強度計算ソフトに誤り=17原発で使用、再確認指示−安全性影響なし・保安院
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080410-00000098-jij-soci

昨日も似たような事象を取り上げたけれども、ほんっと原発関係ってこういう足下のヒューマンエラーが多いよな。本当に大丈夫なのか。


04月10日 神戸新聞
青森県知事、最終処分は県外へ 電力業界に確約書要請
 http://www.kobe-np.co.jp/knews/0000930594.shtml

そりゃ誰も欲しくはないよな、こんな毒物。

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