今日のトピックス、「排出権取引の矛盾」「農業廃棄物でバイオ」「学校に太陽光発電は?」「ヤンバルのノグチゲラ」「オキナグサ」「トキ抱卵放棄の要因」「ドナウ野鳥危機」「ジンベエザメ、海へ」、ほか。

今日は、分室こと原発さんニュースクリップの時間確保のため、
こちらの記事巡回は早くに〆切りました。
今日夕方までのスクラップから、となります。


◆ ◆みんな大好き、地球温暖化の話題◆ ◆ 

07月06日 12:17 ニューズウィーク日本版(yahoo! 経由)
「非エコ企業」が儲ける排出取引の矛盾 
 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110706-00000301-newsweek-bus_all

数字のからくり。

>今でこそケムプラストはクリーン操業が売りだが、長年にわたって工場排水を川に垂れ流していた。09年9月以降は1滴も排水を出していないと胸を張るが、活動家らの調査によれば、少なくとも04年から放出停止を当局から迫られていた。 

>09年には川に流された排水から発癌性の塩化ビニルが検出。04年と07年には塩素ガス漏れもあった。地元では同社のせいで水と大気が汚染され、呼吸器系疾患や発疹、死産を経験した者もいるとの話が広まっている。 

>もっとも、こうした問題は炭素クレジット集めに何ら影響しない。ケムプラストは07年以来、冷媒ガスの副産物HFC─23を焼却処理して炭素クレジットを稼いできた。HFC─23の温室効果係数は、CO2の実に1万1700倍。今や炭素クレジットで稼ぐ金額は冷媒ガスの売り上げの倍近くに達する。 

>しかし環境に悪影響を及ぼす冷媒ガスの生産活動で儲けることが問題視され、欧州では13年5月以降、HFC─23の処理に炭素クレジットを与えることを認めないことになった。 

>とはいえ今後も、エコとは言い難い企業が炭素クレジットで儲ける図式はなくなりそうにない。08年にケムプラストから5年契約で320万単位の炭素クレジットを買い取った大手証券会社系の会社は、それを欧米の化学会社に転売。この化学会社は自社の排出量をより高い値で売り、結局は利益を上げた。 

非エコな企業が非エコな本業を行いつつ、マネーゲームで温暖化対策をしている(ことになっている)よ、という構図。


◆ ◆自然エネルギー系◆ ◆ 

07月06日 12:00 インド新聞(yahoo! 経由)
インド、農業廃棄物バイオ燃料に期待 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110706-00000002-indonews-int

>インドのバイオ燃料市場について、デンマークのノボジメス社は、11年5月に、「20年までには、ガソリン需要の59%を米、小麦、トウモロコシの農業廃棄物からのバイオ燃料で賄うことができる」という調査結果を発表した。 

>インドにおけるバイオエタノールは、現在、さとうきびから砂糖を製造する過程の副産物である廃糖蜜から製造している。 

>今後、ガソリンの需要は年8.5%の伸びと予想され、17年には300億リットル以上のガソリンが必要となる。廃糖蜜からのエタノールだけでは、「バイオ燃料政策」の目標を達成できないが、インドでは原料となる農業廃棄物が、豊富で「農業廃棄物からのバイオエタノール製造」に期待が高まっている。 

廃棄物こそエネルギーに。


07月06日 13:06 毎日新聞yahoo! 経由)
太陽光発電:学校に設置、知事「大変有望」−−6月県議会 /滋賀 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110706-00000173-mailo-l25

滋賀県、頑張る。

>山田議員は「エネルギーは小規模分散型を基本とすべき。約400校に50キロワットの設備を設置すれば、メガソーラーと同規模の2万キロワットの計算になる」と提唱し、見解を尋ねた。 
 
>嘉田知事は「大変有望」とする一方で、制度上の課題や設置が長期に及ぶ点を挙げ、答弁では「教育委員会や市町とも連携して検討していく」と述べるにとどめた。 

メガソーラーよりも地産地消



◆ ◆石油文明と環境破壊◆ ◆ 

07月06日 00:18 朝日新聞
中国渤海海上油田で原油流出 琵琶湖の1.25倍 
 http://www.asahi.com/international/update/0705/TKY201107050756.html

朝日でもようやく報道。

>中国国家海洋局は5日、山東省沖の渤海にある海上油田「蓬莱19―3」で6月上旬から原油流出事故があったことを公表し、周辺海域約840平方キロに原油による汚染が広がったと明らかにした。



◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆ 

07月06日 琉球新報yahoo! 経由)
ヤンバルの森 たくましく ノグチゲラ、台風倒木から巣立ち 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110706-00000014-ryu-oki

写真も素敵ダ。

>台風2号、5号で倒された国頭村西銘岳のイタジイから、ノグチゲラのひな2羽が無事に巣立った。環境省の委託を受け、ノグチゲラの追跡調査をしている渡久地豊さん(48)が確認した。同省やんばる野生生物保護センターは「倒れた木から巣立つのはこれまで例がない」としている。 

>一方、屋我地鳥獣保護区では3日、渡久地さんがコチドリのひな2羽と親鳥2羽を確認した。コチドリの繁殖が県内で確認されたのは4カ所目で、北部では初めて。渡久地さんは「30年観察しているが夢のような出来事」と喜んでいる。 

>巣を作った木が倒れると、天敵に捕食されたり雨水がたまっておぼれたりする危険性が高まるという。渡久地さんは「無事巣立ったのは奇跡的と言っていい。台風で県内全体が大きな被害を受けたが、ノグチゲラは負けずに頑張っている」と声を弾ませた。 

嬉しい結果もだが、調査など地道な活動をされている現地の皆さんのご努力にも胸が熱くなるし、頭が自然と下がる思い。


07月06日 14:39 毎日新聞yahoo! 経由)
オキナグサ:「今年は盗掘防げそう」 「パトロール効果」−−白山 /石川 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110706-00000236-mailo-l17

つか、採るな! 盗るな!!

オキナグサキンポウゲ科多年草環境省が「絶滅危惧2類」に指定する希少植物で、県内では白山でのみ自生する。しかし、同センターによると、昨年に約10株、一昨年にも数株が盗掘された。同センターは「このままでは絶滅する」として今年、パトロールを実施していた。環境省によると、オキナグサは、和歌山県内や千葉県内でも自生していたが、姿を消した。同省は「自生地減少の主因は、園芸目的の採取。今回はパトロールの効果があったのだろう」と評価 

採取業者も買うアホも、高い高い高い罰金を払わせて二度とそういうことせぇへんようにガツンとお灸を据えないと。


07月06日 18:45 時事通信yahoo! 経由)
テン襲撃の可能性も=放鳥トキのペア、抱卵放棄で―環境省 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110706-00000097-jij-soci

自然は厳しいねんな……当たり前やが。

>同省によると、このペアの巣付近の木でテンが複数回目撃されたほか、住民がトキの激しい鳴き声を聞いたという。他のペア1組も回収された卵が少なく、テンやカラスに食べられた可能性がある。  

トキ……


07月06日 18:56 AFPBB
ドナウ川流域で野鳥が激減、湿地の消失が原因 WWF 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2810981/7463902

世界自然保護基金(World Wildlife Fund、WWF)は5日、水位が過去最低レベルまで下がったドナウ(Danube)川のブルガリアルーマニア流域で、野鳥の個体数が激減しているとの調査結果を明らかにした。 

WWFの「ドナウ・カルパチア・プログラム(Danube-Carpathian Programme)」のコーディネーター、イバン・フリストフ(Ivan Hristov)氏によると、ドナウ川の水位が下がったため湿地が乾燥し、野鳥が巣を作り子育てする場所を見つけられないためだという。フリストフ氏は「これが偶発的な現象ならば長期的には問題ないが、このまま川の水位が下がり続ければ、重大な問題に直面することになるだろう」と懸念する。 

サギ、ウ、ヘラサギ、トキ、などが数を減らしているとのこと。



◆ ◆その他 動物系◆ ◆ 

07月06日 13:16 朝日新聞
泳げ「大くん」大海を ジンベエザメ、療養終え放流 
 http://www.asahi.com/national/update/0706/OSK201107060070.html

そもそも飼育に向かない野性動物を飼育しようなどということ自体が、おこがましいことやねんけどな。

>大くんは推定年齢9〜10歳で、昨年11月時点で全長5.22メートル、推定体重1.4トン。2007年9月に同県大月町沖の定置網に入り、海遊館の研究施設「海洋生物研究所以布利センター」で飼育後、08年6月に海遊館に運ばれた。 

>もう1頭の「海くん」とともに人気を集めたが、昨年末から食欲不振になり、年明けから同センターで療養。元気な頃と同様に約10キロのオキアミを食べるまで体調が戻ったが、放流するのが最適と判断された。 


◇ ◇ ◇

暑さでばてそうなので、今日はこの辺で。
では、原発さんのスクラップの方へと移行します。
それではまた、次回に。

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