10月08日のスクラップから

ドライアイでしょうか、目がちょっとつらいです。
なので、今日はサクッと手短に。
今週、手短な更新ばかりになっているのですが……


◆ ◆みんな大好き、地球温暖化の話題◆ ◆

10月07日 日経エコロミー(共同配信)
12月までにコスト再試算 政府、温暖化で検討チーム設置
 http://eco.nikkei.co.jp/news/today/article.aspx?id=NN002Y344 07102009

このところこの話題よく取り上げられているような気がするんだけれども。ともあれ、温暖化対策にかかる費用という支出増があるということは、それに伴って温暖化対策をなりわいとしている事業体の収入増もあるということなんだし。そうした事業が景気を刺激することもあるだろうし。それと、温暖化への対策費をケチった場合の被害の増大とそれによる支出増のハナシのリンクなんか、もっと必要だろうし。



◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆

10月07日 日経エコロミー(共同配信)
CO2濃度、今より低く サンゴ礁保全のために
 http://eco.nikkei.co.jp/news/today/article.aspx?id=NN000Y142 07102009

どちらかというと温暖化の話題で括った方が良かったかもしれないが、やはり種の問題として取り上げたい。

>報告書は、サンゴ礁が水産資源の育成や高潮や台風などの災害の抑制を通じ、人類にもたらす経済的な恩恵が最大で年間1720億ドル(約15兆5500億円)に上るとの試算を紹介。温暖化で被害が拡大すれば、経済的損失も巨大になると警告した。

>サンゴは、海水温の上昇や、大気中のCO2濃度増加に伴う海の酸性化で影響を受けやすい。報告書は、産業革命前には280PPMだった大気中のCO2濃度が現在387PPMまでになっているが、より低い濃度でサンゴに影響が出ることを示す多くのデータがあると指摘。

>報告によると、サンゴ礁は海の魚類の4分の1以上のすみかとなり、サンゴ礁に食料を依存している人は世界で5億〜10億人以上に上るとされる。だが、1950年以降、世界のサンゴ礁の50%が失われたとの報告もあるという。

温暖化の吸収源云々以前に、サンゴはサンゴだから大事。



◆ ◆開発と生物多様性◆ ◆

10月08日 日経エコロミー(共同配信)
調査で希少な野鳥確認 愛知のトヨタ試験コース
 http://eco.nikkei.co.jp/news/today/article.aspx?id=NN002Y130 07102009
 
>県によると、調査は同県豊田市などの建設予定地と周辺の約2000ヘクタールで4〜8月に実施し、3カ所でミゾゴイの営巣を発見。ほぼ同時期の調査で、昨年も見つかった希少種のサシバ、ハチクマなどの営巣も確認された。

>県は来年も調査を続け「環境にできるだけ影響を与えない建設計画を検討する」と

てか、もう中止でよくね? 少なくとも、何らかの影響を与えるのであれば、もうトヨタの車は買わねーぞ、おりゃ。



◆ ◆本日の、古の事例に学ぶ◆ ◆

10月07日 ナショナル ジオグラフィック
古代、火山の噴火で森林が消滅した
 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=63561247&expand

大昔。それも、2億5000万年も前のこと。

>「大絶滅」と呼ばれるこの大量絶滅の際には、海洋生物の95パーセント以上、陸上生物の70パーセント以上が失われた。これらの生物は、現在のシベリアを中心とする地域で長期にわたって続いた噴火によって噴出された有毒ガスの犠牲となったと考えられる。

>この噴火によって地球全体に酸性雨が降り注ぎ、オゾン層を枯渇させ、そのために有害な太陽の紫外線が大量に地表を襲うようになった。

>そして、その後400万年の間、樹木が生えることはほとんどなかったが、、菌類は新たな酸性の世界に適応し、生き残ることができたのである。

その他、この時代に何が起こったかをサクッと知りたい方は、上のリンクへ。

>地球規模で見ると、人類の活動が地球大気を構成する気体のバランスを変えつつあり、「そのスピードは地質記録に見られるどの現象よりも速い」

>また、現在進行している生物多様性の減少は、ペルム紀の大量絶滅の初期段階に酷似しているという。「自然に反する大実験を人類は行っているのだ。その結末は誰にもわからない」

2億5000万年前は自然の采配だったが、現在進行形のこれはジンルイのエゴが根底に。


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そんなこんなで、また次回。

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