今日のトピックス、「ナイジェリアの石油汚染」「メコンの巨大ダム、河を沙漠に」「スマトラトラ」「オロロン鳥」「イルカの軍事利用」「小笠原の野猫、ペットプロジェクト」、など。

溜まり続けている原発さん関連のスクラップが怖いです。
いつか手をつけるつもりではいるのですが、
今月は忙しくなってきてしまっているので……どうしようか思案中です。
ともあれ、それ以外の環境関連スクラップは、こちらにて。


◆ ◆石油文明と環境汚染◆ ◆ 

08月05日 18:56 AFPBB
ナイジェリア・ニジェールデルタの石油汚染は史上最悪規模、国連 
 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2818493/7601994

>国連環境計画(United Nations Environment Programme、UNEP)は4日に発表したナイジェリア最大の産油地帯ニジェール・デルタ(Niger Delta)に関する報告書のなかで、同地帯の一角を占めるオゴニランド(Ogoniland)を数十年にわたり荒廃させてきた石油汚染について、史上最大規模の除去作業が必要だとの認識を示した。 

>報告書によると、オゴニでは少なくとも10の共同体で、飲み水が高濃度の炭化水素で汚染されていた。オゴニランド西部のある共同体の井戸は、世界保健機関World Health Organization、WHO)の基準を900倍以上も上回る高い濃度のベンゼンで汚染されていたにも関わらず、人々はこの水を日常的に飲んでいた。 

>人権活動家らは、石油汚染の元凶として、1993年に同国から撤退するまでオゴニランドで操業していたナイジェリア史上最大の石油会社、英・オランダ系アングロ・ダッチ・シェル(現ロイヤル・ダッチ・シェルRoyal Dutch Shell)を強く非難している。 

冤罪被せて死刑まで執行しとるからな、これ。



◆ ◆開発と環境◆ ◆ 

08月05日 09:29 Record China(yahoo! 経由)
中国の巨大ダムがメコン川を砂漠にする―ベトナムメディア 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110805-00000007-rcdc-cn

>7月末にメコンデルタ最大の都市、ベトナムカントー市で、ダムのメコン川生態系に対する影響について話し合う会議が開かれた。それによると、中国が上流で12基の水力発電ダムをすべて稼働した場合、2025年までにはベトナムの電力輸入量は電力需要全体の5%以下に下がるが、その代わりメコンデルタ下流は干上がると指摘された。 

三峡ダムの二の舞、三の舞はやめてくれ……!



◆ ◆希少種・絶滅危惧種◆ ◆ 

08月05日 10:12 時事通信yahoo! 経由)
スマトラ生息のトラを新天地に移送=インドネシア製紙会社〔BW〕 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110805-00000014-jijc-biz

うわ、この間の最悪の件の続報がきた。

インドネシアの製紙大手アジア・パルプ&ペーパー(APP)は、同社や南スマトラ自然資源保全局などが参加したトラ保護チームが、スマトラ生息のトラ1頭を安全な生息地に移送したと発表した。移送されたトラは5歳の雌のスマトラトラ「プトゥリ」。人間との接触の可能性があるインドネシアジャンビ州の植林地で今年保護されたプトゥリは、生息地として適切と判断された南スマトラのスンビラン国立公園に移送された。 

>【編注】この記事はビジネスワイヤ提供。英語原文はwww.businesswire.comへ。 

現地の森林(原生林)破壊で悪名高きAPPの取った手段やねんから。このトラが生き延びられる可能性も何とも分からへんし、それ以前に、同社が伐った森の生態系は喪われてまんねん。


08月05日 19:44 読売新聞(yahoo! 経由)
オロロン鳥のヒナ7羽巣立つ、群れの復活に期待 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110805-00000884-yom-soci

環境省は5日、北海道・天売(てうり)島(羽幌(はぼろ)町)で、絶滅危惧種ウミガラスオロロン鳥)のヒナ7羽が巣立ったと発表した。 

>同省の発表では、島の岸壁の6か所で7月に入って7羽のヒナが誕生し、今月2日に無事に巣立ったことが確認されたという。 

環境省羽幌町は1992年から「デコイ」と呼ばれる鳥の模型を設置し、群れの誘引策を続けてきた。毎年20羽程度が飛来するようになったが、孵化(ふか)してもカモメなどに卵やヒナを食べられ、うまく育たなかった。 

>このため、今年は猟友会に協力を求め、5月から8月1日に計8回、銃声が小さいエアライフルを使い、オオセグロカモメ約100羽、ハシブトガラス40羽を駆除していた。 



◆ ◆戦争と動物◆ ◆ 

08月05日 11:00 CNN
イルカとアシカが対テロ活動、米海軍で機雷除去や基地警備 
 http://www.cnn.co.jp/usa/30003589.html

誇らしげと言うかこれで当然というニュアンスで綴られるCNNの間抜けっぷりに、鬱。動物の軍事利用の問題は言われて久しいというのに。

>プログラムは年間2000万ドルの予算でサンディエゴ海軍基地の研究センターと軍の爆発物専門家らが運営し、民間の海洋生物学者、獣医、訓練士らが協力している。 

>プログラム責任者のマイク・ローズ氏は、「ロボットや無人潜水艇が進歩してこのプログラムが時代遅れになる日がいつか来るかもしれない。だが今のところイルカやアシカの能力に勝てる技術はない」と話している。 

シー・シェパードはこういう輩をぶん殴りに行けばええのんとちゃうか、と。



◆ ◆その他 動物系◆ ◆ 

08月05日 17:33 読売新聞(yahoo! 経由)
小笠原の野生猫ペットにいかが…生態系保護にも 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110805-00000720-yom-soci

世界自然遺産に登録された小笠原諸島(東京都小笠原村)に生息する、絶滅危惧種で島の固有種「アカガシラカラスバト」などが危機にひんしている。 

>100年以上前の入植者たちが持ち込んだ飼い猫が野生化して増え続け、食物連鎖の頂点に君臨しているためで、捕獲された猫は過去5年間で200匹超。大陸と一度も地続きにならずに独自の進化を遂げてきた島の生態系を守るため、都内の獣医師らが捕獲された野生猫のペット化を進めている。 

ううう……ウチの子との相性が良ければ引き取っても、と一瞬思うてんねんけども、絶対にウチのボンボンが負けるなこれは。


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暑さに負けながら。今日はこの辺で。
明日、明後日の更新は恐らくは無理なので、
次は月曜日以降になります。
それでは、また、次回に。

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